学生プロジェクト・萌芽的プロジェクト
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「九州工業大学」の記事における「学生プロジェクト・萌芽的プロジェクト」の解説
課題探究とその解決能力を涵養し、工学基礎力と共に、コミュニケーション能力、および幅広い教養を身につけ、企業や社会において先導的リーダーシップを発揮することのできる創造的人材の育成を目的として、九州工業大学は学生グループや団体に活動経費を支援している。 九工大衛星開発プロジェクト本学の創立100周年を記念し、2006年にこのプロジェクトは始動。このプロジェクトでは、衛星の設計から打ち上げ後の運用までを学生の手で行う。また、宇宙空間で耐えられるかどうかを確かめる宇宙環境試験は、その殆どを九工大超小型衛星試験センターで実施している。多くの実績と、それによる高い評価を受けている。 鳳龍弐号九工大衛星開発プロジェクトの学生チームが開発した超小型人工衛星「鳳龍弐号」は、2012年5月18日に宇宙航空研究開発機構 (JAXA) のH-IIAロケット21号機に搭載されて打ち上げられた。宇宙空間における太陽電池アレイによる発電実験を行い、330から350ボルトの発電に世界で初めて成功した。 鳳龍四号独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が提供する平成27年度打ち上げ予定のASTRO-H相乗り小型副衛星の1つとして、開発中の「放電実験衛星 鳳龍四号」が選定された。鳳龍四号は鳳龍弐号のミッションを継承し、世界初の試みとして「高電圧太陽電池放電の画像取得と電流計測」に挑む。 2016年2月17日に打ち上げられたH2Aロケット30号機に搭載の超小型実験衛星「鳳龍四号」は、宇宙空間で人為的に起こした放電現象の撮影と、放電時の波形計測に成功。ともに世界初の快挙となった。 ARLISS(A Rocket Launch for International Student Satellites)毎年9月上旬に米国ネバダ州ブラックロック砂漠で行われる、大学生を主とした小型模擬人工衛星(CanSat)打ち上げイベントであるARLISSに、九州工業大学の学生チームが参加している。 KIT CANSAT Project空き缶サイズの超小型衛星であるCANSATの競技会に、九州工業大学の学生チームが参加している。活動を通して衛星のバス部分の基礎学習、電気回路、電子回路、マイコンの基礎を学習することを目的とする。また、チームで一つのものを開発するプロジェクトの運営についても学習する。 ロボカップ@ホームリーグ自律移動型ロボットによる競技大会であるロボカップジャパンオープンのサッカー中型ロボットリーグで、大学院生命体工学研究科を中心とするHibikino-Musashiチームは、6年連続で優勝している。また、ロボカップ2011世界大会では、テクニカルチャレンジで1位、トーナメントで6位に入賞した。 ロボカップレスキュー実機リーグへの出場九州工業大学情報工学部(飯塚キャンパス)で活動しているロボット製作サークルであるRoDEPがロボカップに出場している。 自律移動ロボット製作プロジェクト九州工業大学の自律移動ロボット制作チームがつくばチャレンジに出場している。 KIT-formula公益社団法人自動車技術会が主催する全日本学生フォーミュラ大会に、九州工業大学の学生チームが出場している。 KIT EV formula Vol Tech公益社団法人自動車技術会が主催する全日本学生フォーミュラ大会の電気自動車部門に出場するために、学生チームが車両を製作している。 GPレーサープロジェクト本田技研工業、カワサキモータースジャパン、スズキ、ヤマハ発動機などのオートバイ関連企業がスポンサーである全日本ロードレース選手権に、学生チームがオリジナルレーシングバイクを開発し参戦するプロジェクト。九州ロードレース選手権では2009年(平成21年)、2010年(平成22年)において年間優勝し、2年連続の優勝を果たした。
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