天声人語
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天声人語(てんせいじんご)は、朝日新聞の朝刊に長期連載中の1面コラムである。1904年(明治37年)1月5日付の『大阪朝日新聞』2面に初めて掲載され[1][2][3](初期は必ずしも1面に掲載されるとは限らなかった[1])、以後、別の題名となった時期を挟みながら1世紀以上にわたって継続して掲載されている。最近のニュース、話題を題材にして社説とは異なる角度から分析を加え、特定の論説委員が一定期間「天声人語子」として匿名で執筆している。新聞本紙では見出しは付けられていないが、朝日新聞デジタルでは見出しが付けられ、書籍化の際には標題が付けられる。
- ^ a b c d e f g “天声人語の1文目”. 朝日新聞. 2012年9月16日閲覧。
“「いま」を紡ぐ筆遣い 「天声人語」今日も”. 朝日新聞 (2012年2月4日). 2018年6月13日閲覧。 - ^ a b c d 『天声人語・1 1945・9〜1949・12』265頁。
- ^ 「『朝日新聞』の「天声人語」を閲覧したい。日付は 1.明治37(1904)年1月1日 2.大正13(1924)年1月1日 3.昭和25(1950)年1月1日」(国立国会図書館) - レファレンス協同データベース 2007年7月31日2時10分登録、2007年7月31日11時55分更新。
- ^ 高島俊男:お言葉ですが・・・、 原文は「天有声使人語」? うーむ、愚生不学無術にして見たおぼえがない。ふつうに言う「中国古典」にはない語であり、ない発想である。天は物言わず日蝕や地震をおこして意志をあらわす、ということになってるんだ。思うに、「朝日新聞社史」の「中国古典にもとづく」というのがアヤシイね。ほんとに出典があるのなら、「中国古典に」などとあいまいなことを言わず、ズバリ署名を示していただきたいものだ。元来「天声人語」というのは何もそう深い意味があるわけじゃない。単に「あちらの声やこちらの発言」「閑語雑談」というほどの意味だったのじゃないか、というのが、現在のところわたしの考えである。('95・10・26) pp.132-133、文春文庫、第3刷、2004年8月30日、ISBN 4-16-759802-7、(株)文藝春秋
- ^ a b c 『天声人語・1 1945・9〜1949・12』267頁。
- ^ a b c d e 行方昭夫(編訳)、2009年、「解説」、『たいした問題じゃないが ―イギリス・コラム傑作選―』、岩波書店〈岩波文庫〉 p. 226
- ^ 『天声人語・1 1945・9〜1949・12』265-266頁。
- ^ 『天声人語・1 1945・9〜1949・12』266-267頁。
- ^ “<お知らせ>天声人語の筆者、きょうから交代”. 朝日新聞デジタル. (2022年10月1日) 2022年10月4日閲覧。
- ^ a b c 朝日小学生新聞 コーナー紹介、朝日学生新聞社 - 2019年3月17日閲覧。
- ^ “橋下氏を「じじごろし」「年の差婚のしたたか女」 天声人語に「希代の悪文」と非難轟々”. J-CASTニュース. (2012年11月20日) 2020-0628閲覧。
- ^ “凍えるピザ配達員に缶ビール渡す話が「ほっこり」? 朝日新聞「天声人語」の感覚がズレていると話題に”. J-CASTニュース. (2013年2月3日) 2020年6月28日閲覧。
- ^ “「天声人語」は15回も「従軍慰安婦」を取り上げていた”. 産経新聞. (2014年8月30日) 2014年11月23日閲覧。
- ^ “「朝日新聞おわび連発…うわべの謝罪は不要、自ら蒔いた「強制連行」の誤解を世界で取り消せ”. 産経新聞. (2014年9月21日) 2014年11月23日閲覧。
- ^ 朝日新聞活用ガイド
- ^ 「天声人語書き写しノート」シリーズ累計400万部突破、PRTIMES(朝日新聞社)、2018年2月28日 15時48分。
- ^ 朝日中高生新聞 コーナー紹介、朝日学生新聞社 - 2019年3月17日閲覧。
- ^ 『天声人語・1 1945・9〜1949・12』268頁。
- ^ 朝日新聞のコラム「天声人語」 書き写しノートが人気、朝日小学生新聞、2011年10月4日付。
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