天体位置表とは? わかりやすく解説

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天体位置表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 07:20 UTC 版)

天体位置表(てんたいいちひょう、: JAPANESE EPHEMERIS[注釈 2])とは、海上保安庁海洋情報部が編纂していた精密な視天体暦[1][2]。日本水路協会刊行[3]。現在ではほとんど行われなくなったが、航海時に位置を知る目的で天体を観測(天測)する際に用いる資料として作成される[4]。1942年から2009年(2010年版)まで[5]ほぼ毎年発行されて販売されていたが、すでに廃刊され最終発行分はデータの信頼性理由により1年間の保管の後に破棄された。これに代わる冊子は国内には無いようであり、平成23年より集積され記載されたデータの散逸が始まった。国立天文台では当冊子を管理していない。


注釈

  1. ^ 昭和21年版は、空襲の為、現存しない。
  2. ^ 英語名は昭和22年版(1947年版)から。

出典

  1. ^ 相馬充 (2006年4月). “月の出入りの基準の違いは? 月の出のない日がある?”. 理科年表オフィシャルサイト. 国立天文台. 2023年1月25日閲覧。
  2. ^ 河合雅司. “天体暦と星表”. 富山高等専門学校航海科学研究室. 2007年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年9月1日閲覧。
  3. ^ a b 日本各地の日出・日没時刻と月出・月没時刻を知りたい。”. レファレンス協同データベース. 国立国会図書館. 2022年5月1日閲覧。
  4. ^ a b c 天体位置表”. 公益財団法人 国際文化交流会 月光天文台. 2007年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年9月1日閲覧。
  5. ^ 各種天体暦の刊行案内”. 2012年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月31日閲覧。
  6. ^ a b c d e 星の友会 2022.
  7. ^ a b c 進士, 1979 & pp150-154.
  8. ^ 天体位置表の基礎理論』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  9. ^ 「新しい天体位置表」『昭和59年秋季年会講演予稿集』、日本天文学会。 
  10. ^ 相馬充「暦象年表改定版の問題点」(pdf)『国立天文台報』第12巻第1号、国立天文台、2009年、1-11頁、2011年9月1日閲覧 


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