大魔王とその手下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 05:56 UTC 版)
「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の記事における「大魔王とその手下」の解説
最終ボスである大魔王および大魔王の手下であることが作中で示されている魔物たち。 ムドー 声 - 徳丸完(CDシアター版) / 塩屋浩三(ライバルズ) 四大魔王の一人。2足歩行の怪獣のような姿。ダーマの神殿の封印を司り、さらに現実の世界を支配しようとする。オープニングにて主人公、ハッサン、ミレーユを破り、彼らを夢世界と現実世界に分離、記憶を奪い追放する。世界中の人々にその名を知られており、主人公たちと戦う際2連戦となるが、変身などはせず能力のみパワーアップする。なお、夢の世界の地底魔城にもムドーが潜むが、その正体は現実世界のムドーの術によって夢の世界に引きずり込まれた現実世界のレイドック王の心(意識)である。 ジャミラス 声 - 山野井仁(CDシアター版) 四大魔王の一人。目が3つあり、鳥と獣を合わせたような姿で、メダル王の城の封印を司る。ムドーに代わって人間を支配するべく、夢の世界において「しあわせの国」の話で人心を集めて人々を誘拐していた(チャモロ曰く「魔物にとってのしあわせの国」)。唯一夢の世界に巣食う魔王であり、雄弁家でカリスマ性を持つ。ひょうたん島を所有している。 彼との戦闘で全滅すると、それまでのことは夢オチとなり、ゴールドが半分になって砂漠の抜け道の宿屋で全員生きた状態で目覚めることになる。 グラコス 四大魔王の一人。海底神殿に住む半魚人のような姿をした海の魔王で、魔法都市カルベローナの封印を司る。人魚たちからは「海の悪魔」と呼ばれて恐れられており、海の帝王ポセイドンからも目の敵にされている。倒すと「グラコスのやり」が手に入る。 次回作『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』にも設定を変更した上で再登場している。『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』ではコインボスとして登場している デュラン 声 - 中田和宏(CDシアター版) 四大魔王の一人。人間に近い姿をしており、地上世界の魔王では最強を誇る。クラウド城の封印を司り、封印した城を自らの居城にしている。強きを尊び、自分より強い者は敵であっても認める武人のような人格の持ち主。敗れた際も恨み言や負け惜しみなどは一切言わず、デスタムーアの存在を主人公たちに教えた上で「さらに強くなれ」「生まれ変わったらまた会いたい」と言い残す。戦闘時は、まずキラーマジンガとランドアーマー、次にテリーを主人公たちと戦わせて主人公たちの強さを窺い、その後主人公一行を全回復させてデュラン本人が戦う。SFC版では指が4本だったが、後の作品では指が5本に差し替えられている。小説版ではカルベローナを裏切った元人間である。 アクバー デスタムーアの右腕的存在で、牢獄の町の主。囚われている人々の心の拠り所であるシスターアンナに魔物の魂を植えつけ、自身の妻にしようと企む。気に入らない部下を躊躇うことなく処刑する残忍な性格。大賢者兄弟のクリムトを幽閉している。用心棒としてガーディアンを2体引き連れている。 ゾゾゲル&ドグマ 牢獄の町の監視人を務める二人組。ゾゾゲルは町の兵士長で、ドグマは魔法使い。2人ともアクバーの部下で多くの囚人を処刑してきた。戦闘時はドグマが特定のターンで使う「ドグマのにらみ」(DS版では「ムラサキのひとみ」)によって全員が必ず麻痺状態に陥り全滅することになり、いわば事実上の負け戦闘となる(データ上は倒すことが可能だが、たとえ倒してもイベント上は負けたものとみなされて物語が進む)。2人とも革命時に酒を大量に飲まされて眠らされる。ゾゾゲルは眠っているときに話しかけると再戦を挑むことができるが、ドグマは(目を開けたまま)寝ているため再戦は挑めない(リメイク版含む)となっている。倒さなくてもクリアは可能。小説版ではゾゾゲルの正体はレイドックの大臣であるゲバンとなっている。 魔王の使い デスタムーアの部下。主人公の本体を葬るべく、魔物の軍団を引き連れて現実のライフコッドを襲う。外見はボーンファイター系の魔物。 ズイカク&ショウカク デスタムーアの部下の2人組。間の抜けた言動が目立つ。嘆きの牢獄に捕らえられたマサールの精神に入り込み、弟のクリムトが処刑される映像を繰り返し見せ続けることで精神を蝕み、デスタムーアへの忠誠を誓わせようとする。 デスタムーア 声 - 緒方賢一(CDシアター版) 本編の最終ボスであり、現実と夢の世界を我が物にしようと企む大魔王。夢でも現実でもない「はざまの世界」を作り出してそこに居城を構え、部下であるムドーたちに自身の脅威となる夢の世界の拠点を封印させ、現実の世界ともども支配。自身は人々を「はざまの世界」に引きずり込んで、その悲しみと絶望を糧にし、欲望に呑まれ堕落していく様を見て愉しむ。それにも負けぬ強く清い心を持つ人間は牢獄の町に送る。後に牢獄の町にてクーデターが起こるものの、凄まじい魔力で一瞬の内に町の全ての人間を石や動物に変える。 変身を伴う3つの姿を持ち、初期形態は自ら「じじいの姿」と呼ぶ老人で、2つの玉を操りさまざまな術を使う。第2形態は全身にトゲを生やした筋骨逞しい魔物の姿。大防御しつつ攻撃するなど、複数回攻撃可能なボスの特権を最大限に生かして攻める。最終形態は本体(顔)・右手・左手に分かれてそれぞれが独立した生物のように動き、「ザオリク」で完全復活を計るなど両手とのコンビネーションを生かした行動を取る。最後は主人公たちとの死闘に敗れ、「はざまの世界」もろとも消滅した。 なお、パッケージイラストの主人公たちの背景に初期形態が描かれている。
※この「大魔王とその手下」の解説は、「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の解説の一部です。
「大魔王とその手下」を含む「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の記事については、「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の概要を参照ください。
- 大魔王とその手下のページへのリンク