名古屋組
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「龍が如くシリーズの登場人物」の記事における「名古屋組」の解説
『5』に登場したかつて西の近江連合や東の東城会の板挟みとなって治安が悪化していた錦栄町の秩序を守るために結成された自警団組織。極道組織が存在していれば他の極道組織の進出を抑えられるという理由から表向きは極道組織ということになっており、町の住人も真に受けて極道として認知されているなど実態を知る者がいないが、それは堅気の人間で構成されているためで、この他にもふと桃Clubの店長やバッティングセンターの受付のおばちゃんなどが所属している。また、裏で近江連合の「神戸黒羽組」に動かされており、それを知るのは澤田と富士田のみで、また大吾の発言から黒幕である黒澤も関与していた。 みるく / 鳥山 美恵子(とりやま みえこ) 声 - 戸田真衣子 風俗店「ふと桃Club」の風俗嬢。実年齢は40歳を越えているが、若い頃以上の美貌を保っており、人気もある。また、久保田警備に勤める弟がいるが、彼には風俗の事は秘密にしており、スーパーのパートに行っていると偽っている。15年前に球界から追放された品田がたまたま店に立ち寄ったことで出会い、深く傷ついた品田を慰めて以来は顔見知りとなる。 牛島 史哉(うしじま ふみや) 声 - 梅津秀行 「ダイニングバー牛島」を営む男で、日々借金取りに追われる万年金欠の品田にツケで食べさせることもあって彼にとって恩人と呼べる存在。店では名古屋の店によくあるようにドリンク一杯でしっかりとした食事を提供するモーニングサービスを行っている。名古屋組の秘密に近づく品田にそれとなく警告をするが、従わなかったためにみるく誘拐を偽って品田を捕える。その後は口封じを決行しようとするも情が邪魔して手を下せずにいたところを高杉に妨害されて失敗に終わる。その後、みるくと共に組員を説得し、全員で警察に出頭したが、黒羽組の手回しによりすぐに釈放されてしまう。 久保田(くぼた) 声 - 藤本たかひろ 久保田警備の社長で、ヤクザのような風貌をした男。個人で仕事を請け負おうとした大野に対し、罰として頬に万年筆を刺すなどの厳しい一面がある。戦闘では2本の配管をカリスティックのように操って戦い、それ以外にもフォークリフトで追いかけたり積んである丸太を蹴り倒して下敷きにしようとするなど大胆な行動も見せる。牛島が品田を殺すのに躊躇していたために迷いなく殺そうとしたところを高杉の妨害に遭って失敗し、口封じのために殺そうとするも敗北した。 酒井 篤志(さかい あつし) 声 - 安井邦彦 元名古屋ワイバーンズの選手。戦闘では武器に鉄パイプを使用し、大振りの攻撃をする。15年前の野球賭博事件の際にはセカンドとして出場する。引退後は錦栄町を中心に工事現場で土木作業員として働いているが、後に品田殺害に失敗した男を鉄骨落下の事故に見せかけて殺害する。その後は己の不審な行動を品田に気付かれ、口封じのために殺そうとするも敗北した。その後、品田に真相を話そうとしたが、最後は品田を殺そうと何者かが仕掛けた落下物から彼を庇って死亡する。 真鍋 幹二(まなべ かんじ) 声 - 青山穣 元名古屋ワイバーンズの選手で、四番打者をしていた品田憧れの男。戦闘では牛刀を武器に使う。当時から不正行為を行われていることを知りながらも選手生命を長らえさせるために指示に従う。引退後は市内で焼肉屋を営み、それなりに成功を収めるが、後に秘密を探ろうとすると生命が危険に晒されることを品田に警告する。その後、品田が牛島らに消されようとした際には名古屋組の組員として品田の前に立ちはだかるが、真相を伝えるために敢えて敗北の道を選ぶ。 澤田 有希(さわだ ゆうき) 声 - 平井啓二 プロ野球チーム「東京ギガンツ」のエースで、通算197勝を誇る名実共に球界を代表する名投手。品田とは高校時代に甲子園の1回戦で対戦して以来の宿命のライバルで、15年前の野球賭博事件が起こったとされる試合では品田の初打席の対戦相手として登板しており、6球カーブが続いた後の渾身のストレートを打たれ、以降は再戦を望むようになる。15年経ったら名古屋組の仕事を引き継ぐという約束をしていた経緯からトレードによってワイバーンズにやって来ており、富士田と同様に黒羽組と手を結んでいたが、品田との再戦の際に黒羽組を裏切って品田と共に黒羽組構成員を撃退した。その後、品田と野球で再戦するもストレートを悉くカットされ、決め球として投げたカーブを逆にカーブを待ち続けていた品田に打たれて完敗し、過去に決着を付けて品田と握手を交わす。その後は品田に黒羽組がコンサートで何かを企んでいるという情報を提供した。 冨士田(ふじた) 声 - 森田順平 プロ野球チーム「名古屋ワイバーンズ」の元監督。15年前に賭博の利権を握っていた東城会と近江連合を名古屋から一掃するために黒羽組と手を結んで野球賭博事件を仕組み、その際に騒動の責任を取って監督を辞任した。事件後は名古屋組を結成し、以来は地元の人間の手によって名古屋の平和を守り続けていたが、後に長らく遠ざかっていた球界に東京ギガンツの新監督として復帰することが発表されたことで波紋を呼ぶようになる。その後は品田が秘密に近づいたことを知り、牛島達組員に口封じを命令するも失敗に終わる。その後、事件の全容を自らが書いた告発文を提出しようとしたが、最後は一連の事件の黒幕である黒澤によって口封じのために殺害された。
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