劇中で使用したもの
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「アルカディア号」の記事における「劇中で使用したもの」の解説
三連装パルサーカノン(次元振動流体砲塔) アルカディア号の主砲。鋭角艦首型は2基、髑髏艦首型は艦底に1基追加で3基となっている。『ハーロック』原作では専らこの武器と衝角を使用しており、スペースバスターなどは使用されていない。『999』エターナル編では名称がショックカノン(衝撃砲)になっている。なお、艦体構造上艦尾方向には砲を指向できないが、劇中で問題になったことはない。しかし、『ハーロック』アニメ版ではこの死角を突いて、マゾーンの古代戦艦ピラミッダが猛攻をかけたことがあった(第12話)。 アニメ版では、発射されるビームの色は赤となっている。 パルサーカノンという兵器自体は『ハーロック』よりも先に、松本が関わったロボットアニメ『惑星ロボ ダンガードA』の主役メカ・ダンガードAの武装として登場している。 速射砲 主に対空砲として小型飛行物体の迎撃に使われる、砲身のない箱形のランチャー。その主力は艦橋真下に装備された速射砲スペースバスターで、「宇宙モリ」ハープーンの発射も可能。これは敵艦内部に打ち込み、冷凍ガスを放出して艦内の乗組員を一時的に凍結させるというものである。 これ以外にも艦橋中央部左右に1基ずつ、船体の左右側面に1基ずつでスペースバスターと合せ、計5基が配置されている。『ハーロック』アニメ版17話におけるブレーブス号との戦いでは、艦橋中央部に配置されている速射砲だけで同艦を戦闘不能にしている。 衝角 鋭角艦首型の艦首に内蔵された決戦兵器。戦闘時には下部からジャックナイフのように回転しながらせり出して、海賊式体当たり戦法を行うことができる。 髑髏艦首型が登場する『SSX』本編や予告パイロットフィルムでも、同様に体当たり戦法を行っているが衝角は使用していない。2003年の『SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK』では髑髏艦首型も衝角を内蔵している。 ミサイル発射装置 鋭角艦首型では船体の両側面(スペースバスター付近)にミサイル発射装置が配置されている。 髑髏艦首型では艦首に装備。左右に発射口が3つあり、使用時にはハッチが発射口内部にスライドする。これらのミサイルは水中でも使用可能(『ハーロック』アニメ版28話、『無限軌道SSX』15話)。 移乗白兵戦用アンカーチューブ 初代デスラー艦の移乗戦用チューブミサイル同様、敵艦に撃ち込んでアルカディア号の乗組員を内部に突入させ白兵戦を挑むことが出来る。打ち込んだチューブの先端が開閉式になっているため、艦橋にも直接乗り込むことができる。チューブ先端がドリルになっているものもあり、アニメ版23話で使用した際には中からボレット3号や4号が登場している。敵艦に乗り込んでの白兵戦は、ハーロック曰く「海賊の伝統」。 『わが青春のアルカティア』終盤では、これを用いてイルミダス艦隊旗艦のブリッジ内にハーロック自ら直接乗り込み、艦隊司令の男を重力サーベルで射殺している。 艦底部ビーム砲塔 艦底部に多数搭載されている対空小型砲塔。『ハーロック』アニメ版39話で使用された。 対艦爆雷 原作版の2巻と、アニメ版初期で使用された宇宙爆雷。敵を引きつけてから後部艦底部より散布するが、使用法は爆雷よりも機雷に近い。また、原作には一号重爆雷なる物も存在し、こちらは使用法が本来の爆雷でヤッタランが海底のピラミッドにあった海域へ向けて投下している。 スポット降雪器 原作版2巻と、アニメ版9話で使用された小型の人工降雪器。ヤッタランの操作により、人工雪を降らせ、マゾーンが植物であり、寒さで活動が鈍る事で使われ、アマゾンの密林でマゾーンの集団に襲われたハーロックと台羽を救出する為に使われた。しかし、原作では使用するのに問題があった為、途中で故障が発生し、雪が雨に変わってしまった事で処分され、これがお気に入りの機械だったヤッタランを悲しませた。
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