艦体構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 02:43 UTC 版)
「アドミラル・ウシャコフ級海防戦艦」の記事における「艦体構造」の解説
艦体は5つの水密隔壁で区分されており、舳先は鋳造で伝統的な衝角の形状を有していた。艦底は二重底で肋骨フレームとストリンガーで仕切られた防水ケージを形成していた。その上に中央に直径457mm、両端に直径406mmのメイン排水パイプがあり、その枝管が全ての水密区画と船底内に張り巡らされていた。排水のために250t/hの容量を持つ蒸気排水タービンが6基、フリードマン式蒸気排出器2基と4台の蒸気式ポンプが装備されていた。 船体中央上部には厚さ9.5mmの装甲で覆われた全長42.6mの上部構造が建てられた。上部構造内には船倉、武器庫、士官と水兵の食堂、礼拝室が設けられていた。上部構造の上には2本の煙突、換気扇の吸気口、艦橋、司令塔が備えられていた。
※この「艦体構造」の解説は、「アドミラル・ウシャコフ級海防戦艦」の解説の一部です。
「艦体構造」を含む「アドミラル・ウシャコフ級海防戦艦」の記事については、「アドミラル・ウシャコフ級海防戦艦」の概要を参照ください。
艦体構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 02:42 UTC 版)
本級の船体設計は、基本的に前級であるインペラートル・パーヴェル1世級を弩級戦艦のスタイルに改めたものである。日露戦争時の戦訓によって浸水を防ぐべく舷窓を少なくする設計を前級から踏襲したために換気能力の低下をもたらし、冬季は保温に優れるが、夏場は通風不良によって乗員の体調を損なうという欠陥もそのまま引き継いでしまった。 艦体の材料に高張力鋼を採用して船体重量の軽量化を図ったが、初めての採用であったため船体強度の計算に問題を起こした。このため建造工事を中断して設計をやり直し、建造期間が延びる結果となった。この時の設計ミスにより主砲斉射時には船体が耐えられなかったと伝えられている。この船体の強度不足は、1920年代の近代化改装の時に補強工事を行って改善された。
※この「艦体構造」の解説は、「ガングート級戦艦」の解説の一部です。
「艦体構造」を含む「ガングート級戦艦」の記事については、「ガングート級戦艦」の概要を参照ください。
- 艦体構造のページへのリンク