八戸拳闘会
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「はじめの一歩の登場人物」の記事における「八戸拳闘会」の解説
青森県八戸市にあるボクシングジム。資金不足で寂れている。丘の向こうに三沢基地が見え、時折戦闘機が飛んでいる。 ジェイソン・尾妻(ジェイソン オズマ) 声 - 小林正寛 フェザー級プロボクサー。アメリカ合衆国出身の黒人で、本職は米軍三沢基地所属の軍人。鷹村曰く、身長170cm強。名前と外見はいかついが、心優しく人当たりの良い性格をしている。また日本びいきのあまり、リングネームに漢字を用いている。 元は天涯孤独の身で、日本へ配属が決まった時も誰も見送りに来なかったため、寂しさを紛らわす目的でボクシングを始めたが、親しく付き合ってくれている八戸ジムの人間をファミリーと慕うようになり、彼らのために戦う事を決意した。 強打を誇るファイターで、フックを得意とし、鴨川いわく、一歩との対戦時点なら、スピードとテクニックなら一歩を越えていたとのこと。東日本新人王トーナメント1回戦で一歩と対戦、ダウンの応酬となる派手な打撃戦を展開し、最後はボディーブローからの左ストレートを受け逆転KOで敗れた。一歩戦後は復帰戦をKOで飾ったが、その後の消息は明らかになっていない。会長の発言によると、ハンマー・ナオが八戸に移籍した頃にはすでにジムを去っている。 生年月日は1971年9月11日(初登場時19歳)。血液型B型。ファイトスタイルは吉野弘幸。得意技 フック(黒人特有のバネのあるしなやかな筋肉から放たれるフック。二連打・三連打も可能) ハンマー・ナオ / 山田 直道(やまだ なおみち) 声 - 阪口大助 元鴨川ジム所属の練習生。全日本新人王となった一歩に憧れ、いじめられっ子だった自分を変えたいとジムに入門。その時のロードワークで一歩に向かって嘔吐したことから、鷹村に「ゲロ道」というあだ名をつけられた(本人はそのあだ名を嫌っており、青木や木村との再会時に悪態をつく原因になっている)。やや長めの頭髪に繋がった八の字眉の細目で、身長166cm、体重66kg、身長に比してやや肥満気味である。性格は温厚だが内気で臆病であり、口数は少ない。また不器用。鷹村や千堂と異なり歌が上手く、カラオケで歌った際は木村に「意外と上手いじゃねえか」と評されていた。 先輩の一歩を慕って練習に励み、ジュニアウェルター級でプロテストを受けて合格、ライセンスを取得する。強いボクサーである一歩の姿しか知らないため、彼が過去にいじめられっ子だったと聞いた時には驚き、同時に強く共感していた。その後、デビュー戦を迎えることなく、家庭の事情で青森県へと引っ越していった。 青森に移り住んだ後、鴨川ジムの紹介を受けて八戸拳闘会に移籍し、「ハンマー・ナオ」のリングネームでプロデビュー。ジュニアウェルター級から少しずつ階級を下げながら、対戦相手のかませ犬としてあてがわれた試合に全て勝ち続け、デビューから2年間わずか8戦で、新人王戦やA級トーナメントに出ることなく日本フェザー級7位にランキング入りし、日本王者・一歩の2度目の防衛戦の相手として挑戦状を叩きつけた。この時には容姿が激変しており、減量した痩せ形の体系に加えてスキンヘッドに眉を剃り落とした上、過去の激闘によって顔形が変わり別人のように強面になっていた。 デビューはジュニアウェルター級だったが、元々太っていたこともあって、フェザー級が適正体重とされている。スタイルはインファイターで、相手にわざと打たせることで懐に呼び込んで倒す戦法を取っており、ガードを固め、チャンスを伺い一歩が明らかに上の階級のパンチと称した強力なボディフックが持ち味である。更に過酷な試合で身に着けた裏技も得意としている。一歩戦では掌を巧みに使ったガード崩しからのソーラー・プレキサス・ブローで苦戦を強いたが、一歩の底力と勝利に対する執念の前に2RKOで沈められた。 当初は念願だった一歩戦を最後に現役を引退するつもりだったが、一歩の勝利者インタビューを聞いて引退を撤回し、再起を決意する。その後の進退は明らかになっていないが、一歩の唐沢戦前に鷹村とのニアミスで再登場した際には、八戸拳闘会でパンチングミットを持って指導している様子が見られた。容姿も髪が生え、以前と同じ柔和な表情に戻っていた。一歩戦後の戦績は9戦8勝5KO1敗。 生年月日は1974年12月3日(初登場時17歳、高校三年生、一歩戦時19歳)。血液型B型。得意技 リバーブロー(一歩から伝授され磨きをかけた) オープンハンドでのガード崩し(空振りしたフックを戻す時、掌でガードをこじ開ける。反則行為) ソーラー・プレキサス・ブロー(みぞおち打ち)ラフファイトアーム(ゲーム版における、オープンハンドでのガード崩しからソーラー・プレキサス・ブローへの一連の動きの名称) 八戸拳闘会々長 声 - 二又一成 白髪によく日焼けした肌の初老の男性。地方の小規模ジムである八戸拳闘会を切り盛りし、選手が試合の際はセコンドに付く。「フック系のパンチを教えるのが上手い」と鴨川会長に評されている。ハンマー・ナオの一歩に対する執念と真意を知り、彼のラフなファイトスタイルにもあえて目をつぶっている。
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