全線開通、東急目黒線との相互乗り入れ実現とは? わかりやすく解説

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全線開通、東急目黒線との相互乗り入れ実現

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 14:06 UTC 版)

都営地下鉄三田線」の記事における「全線開通、東急目黒線との相互乗り入れ実現」の解説

上の経緯経て東急との乗り入れ当初計画泉岳寺線池上線田園都市線(後の大井町線)から目黒線へと、対象路線変わったものの実現することとなった。これを受け、東京都交通局では1989年平成元年3月30日三田 - 清正公前(仮称時・現在の白金高輪)間 1.7 km第1種鉄道事業免許を、清正公前 - 目黒間 2.3 km第2種鉄道事業免許申請行い同年5月24日事業免許取得した。この免許交付時点で、目黒延伸1995年平成7年10月開業予定とされていた。各種手続き経た1992年平成4年7月17日延伸区間建設工事着手した合わせて三田線開業から20年ほどが経過していることから、営団当時)・東急東京都の3者間で相互直通車両規格定め三田線保安装置ATC化・列車無線更新乗り入れ車両は8両編成とするなどが盛り込まれた(ただし、目黒開業時点での8両編成化見送られた)。 なお、1964年昭和39年12月取得していた泉岳寺 - 三田間の地方鉄道敷設免許は、1972年昭和47年)に清正公前 - 三田間に変更する起業目論見変更申請の状態となっていたが、清正公以南路線ルート正式に決まっていないことから、処分保留となっていた。前述免許取得同時処分により、前述した泉岳寺 - 三田間の第一種鉄道事業免許廃止許可と、起業目論見変更申請交通局返付された。 延伸区間のうち、白金高輪 - 目黒間および共同使用駅となる白金高輪駅建設・設計営団地下鉄当時)に委託した交通局では三田駅白金高輪駅寄り 42 m の改造工事と、既存ビルの基礎支障する 108 m について、ビルアンダーピニングして開削トンネル構築白金高輪駅から三田駅向かってシールドマシン2台で、上下構造単線シールドトンネル施工した。 当初1995年度開業予定前述)していたが、建設工事の遅れから1997年度1999年度最終的に2000年度2000年秋)まで延期した2000年平成12年1月24日にはトンネル完成式およびレール締結式が実施された。最終的に東京6号線西高島平駅 - 目黒駅間の路線として、2000年9月26日全線開通した。 なお、乗り入れ先立って1999年平成11年12月3日保安装置T形ATSからATC方式切り替え列車無線誘導無線IR方式から空間波無線(SR方式切り替えた2000年平成12年4月からは自動列車運転装置ATO)を使用開始したほか、乗り入れ直前9月22日からは車掌乗務省略したワンマン運転開始したワンマン運転時のホーム上の安全確保のため、全駅にホームゲート導入したことで各駅の停車時分増加するが、ATC導入による最高速度を向上(70 km/h75 km/h) させることで、従来からの運転時分確保した港北ニュータウン地区への鉄道建設についても、2008年6月22日乗り入れ先の東急目黒線列車運転区間武蔵小杉駅から日吉駅まで延伸され、同駅にて連絡する横浜市営地下鉄グリーンライン港北ニュータウン抜けて中山駅までを結ぶという形で実現された。 なお、営業区間確定前の東京都の公式文書において、三田線正式な起点上記理由から泉岳寺駅となっていた。そのため関係官庁届け出る文書では未成線である泉岳寺駅 - 三田駅間を加えた実キロ数が記入していたものもあったが、目黒開業時までに正式起点目黒駅改め実キロ数も泉岳寺駅起点のものから目黒駅起点のものに書き換えられた。

※この「全線開通、東急目黒線との相互乗り入れ実現」の解説は、「都営地下鉄三田線」の解説の一部です。
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