ビルの基礎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 02:52 UTC 版)
干潟に建物を建てるため、大量の丸太の杭を打ち込みそれを建物の基礎とした。そのため、"ヴェネツィアを逆さまにすると森ができる"(地中に丸太が乱立するがごとく大量に打ち込まれたため)と言われている。こうした海底の泥岩まで達するように埋められた丸太の林の上に、海水の波にも強い「イストリアの石」(石灰岩)を敷いて土台とし、その上に比較的軽いレンガを漆喰で固めた壁と、板の床を使って、3 - 4階までに限ってビルを建てているため、建物は傾くが意外に軟構造で、イタリアに多い地震でもベネツィアのビルは倒壊したことはない。しかし、近年地盤の沈下とともに海水の波が基礎の上のレンガの部分を浸食し始めており、多くのビルが危ない状態になってきた[出典無効]。
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