全国紙の二部紙の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 06:18 UTC 版)
(以下のデータは特記なきものは原則として東京本社発行分を基準とする) 朝日新聞 土曜版 be(ビー) 元々は1959年から掲載していた日曜版だったのを、2002年から土曜日に移動。「青のbe」は経済記事、「赤のbe」はエンターテインメント記事を収録。2005年から一時期日曜版「be on Sunday」として「緑のbe」(科学記事)を掲載(これに伴い、土曜日付けは「be on Saturday」とする)。さらに2007年から「金色のbe」こと「be on television」も含めて土・日それぞれで別冊が2本立てという体裁を取っていた。2009年に日曜版を再び廃止。テレビ番組表は土曜日に移動して「青のbe」への挿入という形で中面に掲載。なお、お盆とお正月には「be」がお休みとなり、「be TV」のみ単独で朝刊に挿入される。2017年よりテレビは「beテレビ」として発行。日曜版 「朝日新聞 GLOBE(グローヴ)」(2011年4月〜) かつては原則月2回月曜日に中面折り込みで掲載していたが、日曜版としての発行となった。2011年10月からはタブロイド紙と同じ形態となり、2020年4月より第1日曜日のみの発行に変更された。日曜版 「EduA(エデュア)」(2020年4月〜) Education Asahiの略で教育専門タブロイド。2020年4月より第2・4日曜日の発行としていたが、半年後には第2日曜日のみの発行へ変更された。日曜版 「Asahi+C」(2012年10月〜) 名古屋本社(東海3県(大阪管内の伊賀・東紀州エリア除く)・静岡県西部)地域限定。名古屋発行の朝日新聞の土曜日付夕刊が2012年10月中旬で廃止され、その代替紙の位置づけである。その他 過去に夕刊でGコードが掲載された当初番組表を分冊した「Gセクション」という記事を東京版のみに発行していた。また大阪本社管内の四国(徳島県・香川県・愛媛県・高知県)では過去に地方版とスポーツ面、番組表のみの記事を分冊で発行していた時期があった(1989年〜1992年)。 毎日新聞 日曜くらぶ 毎週日曜折込。東京・北海道は8頁建て、中部・西部はこの中から4頁を抜粋したダイジェスト版の形式で掲載。大阪版は左記に加え、冒頭4頁は独自に週間テレビ番組表を収録していた。 2021年7月から、2分冊形式をやめて、日曜日限定の横題字「毎日新聞Sunday」を採用、分冊ページ、すなわち「日曜くらぶ」で掲載されていた各種連載記事などを本編に掲載し、カラー増頁を図った。 1980年代には女性向けの別刷り特集「女のしんぶん」を発行していた。 読売新聞 よみほっと(毎週日曜折り込み) 以前は日曜版→「y&y日曜版」であった(1980年代は水曜版も二部紙として発行されていた時代があった)。なお「y&y」は日曜版に加え、「y&yしごと(求人情報)」が毎週月曜日に、「y&yテレビ 週刊番組案内」が毎週木曜日に、それぞれ織り込まれていたが、「しごと」は2008年1月からは本紙に「月曜求人」となったため廃止。「テレビ」は同年10月から日曜日 に掲載曜日を変更し事実上日曜版に統合された。北陸支社管内(富山県・石川県)では1990年代の一時期、地方版と番組表を分冊で発行していた。 産経新聞 TV CLIP 毎週日曜付けに週刊テレビ番組表(東京本社版発行・首都圏地域のみ)が入っている。1970年代前半までは、テレビ・ラジオ欄と婦人欄を合わせた「サンケイホームニュース」として分冊された時期があった。1990年代前半には、東京本社版で漫画専門の新聞「Comic Sankei」が週1回発行されていた。なお、他紙でいう「日曜版」は『産經 日曜版』という特集ページを設けたうえで本紙に組み込んである。 日本経済新聞 日経プラス1 毎週土曜折込。地域によっては週間番組表が中面に掲載されている。 NIKKEI The Style 毎週日曜日発行。2017年3月5日創刊。厳密には二部紙ではなく、日曜付け紙面センター部に織り込んだ形での日曜版である。女性を主ターゲットに、旅行・遊び・食・ファッション・文化・住まいなどの幅広いテーマを経済紙の独自の視点から取材して、ワクワクするような新しい価値観を提供する日曜版としている。紙面は他のページから抜き取りしやすくするために高級白色紙を使用し、写真などのビジュアルなどの充実さを図っている。 なお「日経プラス1」創刊前は、同様の本紙折り込み型の日曜版が発行されていた。 その他 また各企業の株主総会ピーク時期(例年6月)には、その企業の決算公告をまとめて掲載した別刷りが発行される。
※この「全国紙の二部紙の構成」の解説は、「二部紙」の解説の一部です。
「全国紙の二部紙の構成」を含む「二部紙」の記事については、「二部紙」の概要を参照ください。
- 全国紙の二部紙の構成のページへのリンク