全国組織としての陣容とは? わかりやすく解説

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全国組織としての陣容

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 11:49 UTC 版)

特別高等警察」の記事における「全国組織としての陣容」の解説

特高警察総元締めである内務省警保局保安課の課長は、課長級では唯一の勅任官であり、重要な役職であったベルリンロンドン海外駐在官を置いていたほか、新たに警務官制度新設され北海道東北関東中部など、全国5地区警務官に各府警警察部長や特高課長指揮できる権限を与えていた。 内務省警保局図書課は、新聞・出版物の検閲外国語出版物調査行い検閲制度統一内外出版物の論調調査研究行っていた。 特高警察二層構造になっており、内務省保安課長事務官ポスト占めるのは、高等文官試験合格した内務省エリートであった。彼らは入省5年程で小規模県の特高課長となり、その後、2~3年程度特高課長就任し入省から10年程度本省保安課の事務官クラス昇進する特高課長外事課長は内務省の「指定課長」であり、内務省警保局保安課長任命権限を握っていた。 上記内務官僚エリートとは対極的に、特高警察実戦部隊である各府警特高課や各警察署特高係には多数専任警察官がいた。これら〝たたき上げ組〟が実務中心担っており、その任務特殊性から長期にわたることが多かった代表的な人物として1911年警視庁特高労働係に配属され毛利基や、1929年警視庁特高特高係に配属され宮下弘がおり、2人とも敗戦後辞職にいたるまで特高警察在職していた。

※この「全国組織としての陣容」の解説は、「特別高等警察」の解説の一部です。
「全国組織としての陣容」を含む「特別高等警察」の記事については、「特別高等警察」の概要を参照ください。

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