五円黄銅貨(無孔)
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「臨時補助貨幣#戦後の黄銅貨幣」も参照 1948年(昭和23年)から1949年(昭和24年)にかけて製造されたものは、現在の五円硬貨とデザインが異なるもので、ギザ付・無孔であった。発行日は1948年(昭和23年)10月25日。表面中央には国会議事堂の中央塔部分が描かれており、周囲を「五円」の文字と唐草模様が取り囲むデザインとなっている。裏面は中央に鳩と梅花があしらわれており、周囲に「日本國」と製造年の記載がある。この硬貨は5円の法定通貨としては五円紙幣(A五円券)の後継として発行されたもので、現在法律上有効な日本の硬貨の中では最古のものである。しかし物価の上昇が続いており、重量を減らす必要があったため、1949年(昭和24年)に有孔のものに変更された。この変更は当時発行中の一円黄銅貨との識別を容易にするためという理由もある。
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五円黄銅貨(有孔楷書体)
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「五円硬貨」の記事における「五円黄銅貨(有孔楷書体)」の解説
詳細は「フデ五」を参照 「臨時補助貨幣#昭和24年 - 26年制定の円単位臨時補助貨幣」も参照 1949年(昭和24年)から1958年(昭和33年)にかけて製造されたものは、現行の五円硬貨と基本デザインは同じだが、硬貨上に記された文字の書体が毛筆で書かれたような楷書体で、かつ「国」が旧字体の「國」になっており、俗に「フデ五」(筆五)などと呼ばれている。発行日は1949年(昭和24年)9月15日。現在では流通は稀で、年々その数も減ってきている。なお、1957年(昭和32年)銘のものは希少(製造数1000万枚)であり、しばしば高値で取引される。
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五円黄銅貨(有孔ゴシック体)
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「五円硬貨」の記事における「五円黄銅貨(有孔ゴシック体)」の解説
「臨時補助貨幣#昭和34年改正の円単位臨時補助貨幣」も参照 1959年(昭和34年)から発行されているものは、硬貨上に記された文字の書体がゴシック体の新字体表記に改められた。発行日は1959年(昭和34年)9月1日。この変更により他の額面の硬貨も含め、新たに発行される全ての硬貨が新字体の表記に統一されたことになる。文字を除いた図柄については、1949年(昭和24年)から1958年(昭和33年)までに発行された五円硬貨とほぼ同じである。 五円黄銅貨(有孔楷書体)が発行されていた1957年(昭和32年)以来毎年製造されているが、電子マネーの普及による需要減のため、2010年(平成22年)銘はミントセット用の51万枚製造に留まり、以降2013年(平成25年)まで4年連続で一般流通用には製造されなかった。なお、2010年(平成22年)は五十円硬貨、2011年(平成23年)から2013年(平成25年)までは一円硬貨・五十円硬貨も五円硬貨同様、ミントセット分のみの製造となっている。2014年(平成26年)は消費税が8%に増税されたのを受けて一般流通用の五円硬貨の製造が再開され、その年は8753万8千枚、2015年(平成27年)は1億0500万4千枚と、平成20年代以降では多めの枚数が製造されたが、2016年(平成28年)以降の年間製造枚数は1千万 - 3千万枚台で推移している。平成から令和への元号の変わり目の年となった2019年(平成31年/令和元年)の五円硬貨の製造枚数については、平成31年銘が1694万6千枚、令和元年銘が2057万4千枚と、令和元年銘の方がやや多くなった。 2021年(令和3年)2月25日には予算委員会分科会で、泉健太立憲民主党政調会長が、一円硬貨と五円硬貨の廃止を麻生太郎財務大臣に提案した。
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五円黄銅貨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 15:32 UTC 版)
1948年(昭和23年)から1949年(昭和24年)にかけて製造発行された無孔の五円黄銅貨、1949年(昭和24年)から1958年(昭和33年)にかけて製造発行された有孔・楷書体の五円黄銅貨(いわゆる「フデ五」)、そして1959年(昭和34年)以降継続して製造発行されている有孔・ゴシック体の五円黄銅貨の3種類が存在する。 仕様の差異については、後述の「#歴史」参照。3種類とも法定通貨として有効である。
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