主要なアンシー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/27 17:00 UTC 版)
当初はヒカルと力王丸の二人で支えていた小サークル。朋の加入をきっかけにメンバーが増え、結束も高まっていく。個々の能力が非常に高く、生徒会からも一目置かれている。 木之崎 朋(きのさき とも) 本作の主人公、火群ヶ棚学園高校に転校してきた少年。転校初日、情報処理室で戦うヒカルと黒耀に遭遇したことから、アンシーたちの戦いに巻き込まれることに。基本的にはごくごく普通の常識人だが、幼少の頃の父のとある言葉から、自分の行動の結果はどのようなものであれ責任を取ろうとする頑固な一面も持つ。男を抜いた姿は髪が常時より伸び、力王丸曰く「控えめ癒し系美少女」。カタナの形状は日本刀で、銘は言想心丸(げんそうこころまる)。抜刀気が全開の状態なら相手のカタナを簡単に両断できるヤイバを持つ。また、それとは別にカタナ同士を触れ合わせたり、他のアンシーと肉体的に接触(握手、キスなど)することで抜刀気を奪ったり自分から分け与えたり出来るというヤイバもある。志士名は『トモ』。 ヒカル 言動がやたら男らしい金髪碧眼の美少女。黒耀との戦いに朋を巻き込んでしまい、朋の身を守るため緊急避難的に抜刀芯を与えてアンシーに変身させた。アンシーのはずだが公認抜刀日にしか学校に現れず、また納刀している姿を誰も見たことが無い。過去の記憶のほとんどを失っており、気づいたときにはカタナを手に立ち尽くしていたという。また、なぜか納刀することが出来ないため、抜刀空間から出られない。周囲にはそれを呪いと説明している。正体は十年前に行方不明になった女子高生七海光(ななみひかる)が、折られたアンシーのカタナを妄執によって再現したためにアンシーとしての力を手に入れたイレギュラーな存在。そのため、アンシーでありながら正真正銘の女の子である。少女と女性の間のような容姿を持つ。カタナの形状はサーベル。志士命は『ネームオブジャスティス』。 俵屋 力王丸(たわらや りきおうまる) ヒカルと共に戦うアンシー。少女趣味の可愛らしい衣装に身を包んだ、美少女然とした容姿だが、れっきとした男。趣味は裁縫で、自ら立ち上げた手芸部の部長もしている。自分の作った衣装を着たり、可愛い女の子に着せたりするのが大好きで、抜刀した朋の姿をとても気に入っている。姉がいるらしく、ヒカル曰く家族思い。男を抜いた姿は彫りの深い顔立ちの、ニューハーフを思わせる「ハンサムな女性」で、力王丸自身はその姿をかなり嫌っている。カタナの形状は裁縫針で、抜刀気で編まれた檻秘(おりひめ)という布を作ることが出来る。これにより結界を張ったり、倒した敵を拘束したり出来る。檻秘の効果は力王丸が抜刀を解除しても持続する。志士名は『リカ』。 松平 光羽(まつだいら みつう) 生徒会五守の一人だったが、自身のヤイバの力を自覚する前の朋によってカタナを折られ、女になってしまった。最初は生徒会の人間としてヒカルたちと敵対していたが、女子になってからは復讐を謳いながら朋の傍に居座る。普段の朋には惜しみない愛情を注ぐようになるが、抜刀した状態の朋を見るとカッターナイフを取り出す、ある種のヤンデレに成長。元生徒会五守の一角として恥ない戦闘力のほか、一人で七七七の過去を調べ上げるだけの調査能力も持っている。男を折られたあとも、生命力をカタナに変えて抜刀していたが、ある事件以降その能力は使えなくなる。その後は参謀として朋たちのサークルに協力しながら、密かに学園の地下のサーバールームで過去の刀競大武会のことなどを調べている。資料を読んだりパソコンを使う際は眼鏡をかけている。男を抜いた姿は、茶色がかったストレートの髪に端正な顔の作りの冷たい目をした美人。カタナの形状はランスで、銘は土竜槍(どりゅうそう)。志士名は『イエミツ』。 黒井 透(くろい とおる) 元生徒会所属のアンシーだったが、朋に助けられて生徒会を離反する。元々は「男らしくなりたい」という願いのもと、学内最大のサークルである生徒会に入会したが、その卑劣なやり方に徐々に不満を募らせていく。猫が大好きで、よく野良猫に餌をやっており、町内の野良猫出現位置を熟知している。兄の黒耀をとても慕っている。カタナの形状は儀式用程度の小型の槌で、触れると静電気を発する。実は強力な帯電性があり、帯電した電気を雷として落とすことが出来る。志士名は『机の角』。
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