主な登場人物等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 17:48 UTC 版)
「Papers, Please」の記事における「主な登場人物等」の解説
主人公 このゲームのプレイヤーキャラクターで、氏名など詳細は明らかでないが、作中後半の壁掛け写真でヒゲを蓄えている様子が伺える。アルストツカの田舎町「ニルスク」の出身。志願ではなく「勤労抽選」制度によりグレスティン国境検問所の入国審査官に指名された人物。着任と同時に割り当てられた8等級の賃貸住宅に暮らす妻と息子、義母、叔父の生活を自らの収入で支えている。またその他に妹と姪がおり、途中の選択次第で姪が扶養家族に加わる。 カレンスク(Calensk) 物語序盤~中盤で登場する警備兵。不正を行った入国希望者を拘束した数に応じて「拘束手当」を融通してくれる。しかし妻の病気等々を理由に、当初約束した額を渡してくることはない。後に牢屋の看守へと配置転換となったが、2日に1度拘束手当を届けに妻が家を訪れる。爆発物の取扱にも詳しいようで作中プレイヤーに爆弾解体の指示を出し、解体に成功した爆弾を売却し、金を主人公と山分けする。 ディミトリ (Dimitri) 入国管理省(MOA:Ministry of Admission)に所属するグレスティン区画責任者。プレイヤーの上司に当たり、視察に来た際に審査官へ勤務成績に応じた表彰を渡しに来る(この際、私物などの余計な物を壁に掲示した状態で2度警告を受けるとバッドエンディングになる)。友人関係にある外交官の女性がいるが、この友人女性を拘束してもバッドエンディングとなる。 セルジュ・ボルダ (Sergiu Volda) 物語中盤で配属されて来る警備兵。主人公と同じニルスク出身。6年間の戦争に参加しており、その際にコレチアでエリサと言う女性と知り合い恋仲になっており、作中終盤で彼女絡みのイベントが発生する(これ以前・イベント中に死亡する場合がある)。イベント終了後に配置転換となる。 M.ヴォネル (M.Vonel) アルストツカ情報省 (MOI:Ministry of Infomation)に所属する特別捜査官。レジスタンス組織「EZIC」について捜査を行っている。人当たりの良い態度だが職務に忠実な人物で、彼に主人公とEZICの関係が発覚した場合はバッドエンディングとなる。一方、主人公が職務に忠実であれば、多少の不正や賄賂は目を瞑るなどの度量もある。 ジョルジ・コスタバ (Jorji Costava) オブリスタン出身と思われる麻薬密輸・密売人の中年男性。パスポートを所持しないまま入国審査を受ける、手製のパスポートで入国を試みる、他人のパスポートを購入した上に違法薬物の密輸を試みるなどした挙句、アルストツカ法務省に国際指名手配までされる等問題を起こすなど、ある意味での常連であるが、憎めない性格で、ゲームの進行によっては主人公から個人的な会話をする事もある。複数のエンディングでキーマンとなる。作中、違法薬物の密輸や国際指名手配等で拘束されても賄賂を支払って短期間ですぐに釈放されていることから、警察関係者にも顔が知られているようである。 エリサ (Elisa Katsenja) セルジュの恋人で、コレチア人。6年間の戦争中にセルジュと出会い恋仲となった。両親は既に死亡して孤独の身であり、作中後半セルジュに逢う為に国境検問所へやって来る(セルジュが死亡していた場合は、悲嘆に暮れながら帰って行く)。パスポート以外の入国審査書類を所持していないので書類不備として拒否する事も可能ではあるが、入国を許可した上でセルジュが生存していた場合後日ささやかなお礼をくれる。 EZICの使者 (EZIC messenger EZICスター組織) 現アルストツカ政権の汚職蔓延に対抗し、新アルストツカ設立の為に暗躍するレジスタンス組織の使者。太陽のようなマークが描かれた緑色の仮面と緑色のパーカーが特徴。作中、主人公に敵対組織の追跡のための工作員の入国許可、敵対組織に雇われた殺し屋の殺害等革命遂行のために協力を依頼して来る。なお、使者は国境検問所に来るたびに体重や身長が異なるため毎回別人の使者が訪れていると考えられる。当初は一般人を巻き込むような過激派とは違うと自称しているが、ゲームの進行によっては徐々に暗殺やテロなど過激な手段を用いるようになる。また舞台となる都市「グレスティン」がコレチアに奪われる事を危惧しているが、EZICの要請を拒否したルートでもそのような結末になる事はない。
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