主な産出地とは? わかりやすく解説

主な産出地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/06 09:54 UTC 版)

燐銅ウラン石」の記事における「主な産出地」の解説

産出地はあまり多くない。主には、北欧地域国々や、カナダ東欧など、北半球北部国々が多い。

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主な産出地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 14:40 UTC 版)

菱マンガン鉱」の記事における「主な産出地」の解説

菱マンガン鉱銀鉱山や銅鉱山副産物として産出するため、世界中でみられ、南米インカ帝国時代13世紀以降)の銀鉱山跡から大量につかっている。産地中南米広く分布しており、特にアルゼンチンペルーメキシコ主要産地である。 なお、宝飾としてのロードクロサイト1813年ルーマニア「発見」とされている。当時ルーマニアハンガリー領で、ハンガリーのほかマケドニアドイツなどもロードクロサイト産地として人気がある。 宝飾物・半貴石として人気に火がついたのは第二次世界大戦後アメリカとされており、1940年代中南米産の「インカローズ」が収集家の間で高値取引されるようになったアメリカではコロラド州スイートホーム鉱山が特に有名で、そのほかカナダ代表的な産出地一つである。このほか南アフリカには大きなマンガン鉱山があり、有力な産地一つである。 日本でも古くから銀山銅山各地にあるが、不純物の多い「かつぶし鉱」ではなく宝飾物として価値のあるものとしては青森県尾太鉱山北海道稲倉鉱山秋田県尾去沢鉱山などが知られている。 スイートホーム鉱山 Clip 北米最大ロードクロサイト結晶「アルマ・キング」 アメリカコロラド州アルマ (Alma) にあるスイートホーム鉱山 (Sweet Home Mine) は、宝石としてロードクロサイト産地として世界代表する鉱山である。この鉱山では、閃亜鉛鉱マンガン重石石英などと共に産出するスイートホーム鉱山ロードクロサイトは色が濃く鮮やかなのが特徴で、マグネシウムカルシウムなどの不純物含有量少ないことから深紅色をしており、「アルマ・ローズ」とも呼ばれる。 アルマ・ローズのなかでも、「アルマ・キング (Alma King)」と命名され結晶は、14センチメートル×16.5センチメートル大きなサイズ誇り北米最大ロードクロサイト結晶としてデンバー自然科学博物館 (Denver Museum of Nature and Science) に収蔵されている。 コロラド州では、2002年ロードクロサイトを「コロラド州の石 (Colorado State Mineral)」と定めた中南米インカ・ローズ Clip アルゼンチンインカ・ローズ 中南米ロードクロサイト主要産地である。なかでもアルゼンチンサンルイス州ロードクロサイト採掘が行われたものとしては世界最古とされる鉱山がある。13世紀頃からインカ帝国によって営まれていた銀・鉱山で、層状ロードクロサイト得られる。これをカボション・カットにして研磨するバラ状の縞模様現れることから、「インカ薔薇」「ロジンカ (Rosinca)」や「インカローズ (Inca Rose)」と呼ばれるインカ帝国滅んだ後、この鉱山忘れ去られていたが、1920-1930年代に「再発見」された。インカローズ縞模様があるほど美しく貴重とされる。おなじアンデス山脈カタマルカ州では鍾乳石状の「インカ薔薇」が有名である。特にカピリタス (Capillitas) 鉱山産のものが知られている。 このほか、ペルー・アンカシュ県のハーラポン (Huallapon) 鉱山では、20センチメートルクラス結晶産するまた、メキシコロードクロサイト代表的な産地である。メキシコ産のなかではピンク色小さな結晶が塊になっているものが典型である。 中南米産の菱マンガン鉱 カピリタス鉱山鍾乳石状のもの ハーラポン鉱山産の結晶 ハーラポン鉱山結晶 アルゼンチン・パタゴニア産の鉱石ドイツ博物館収蔵品) メキシコ・サカテカス州産の鉱石 メキシコ・チワワ州産の鉱石 ルーマニア・ハンガリー Clip ルーマニアのカヴニク(en:Cavnic)鉱山産のピンク色鉱石 ルーマニアは「ロードクロサイト」の名が付けられた地である。1813年ルーマニアでこの鉱石「発見」され、バラ色であることから「バラ色」を意味するギリシア語 “ῥοδόχρως” から、「ロードクロサイト (Rhodochrosite)」と命名された。 このほか、ハンガリーマケドニアなどもロードクロサイトの代表産地である。 南アフリカ Clip 南アフリカ・クルマン産の結晶 南アフリカ北ケープ州にはカラハリ・マンガン地帯 (Kalahari manganese field) と呼ばれるマンガン大鉱床がある。この一帯にあるホタツェル (Hotazel) 鉱山菱マンガン鉱炭酸成分不純物少なく、透明で大きな犬牙状の結晶が出ることでよく知られている。ホタツェルに近いクルマン (Kuruman) も同じよう鉱石産する尾太鉱山 Clip 尾太鉱山のぶどう鉱石 青森県白神山地中にある尾太鉱山では、ぶどう状腎臓状とも)の鉱石産することで知られている。尾太鉱山近世に銀や採掘が行われ、昭和期には鉛や亜鉛採掘栄えた金属鉱山である。尾太鉱山1979年昭和54年)に閉山したが、良質なロードクロサイト産地として知られており、操業時代産出品がいまも取引されている。 稲倉鉱山 北海道余市町にあった稲倉鉱山近代日本最大マンガン鉱山だった。ここでもぶどう状鉱石をはじめ、結晶鉱石などを産出し日本における菱マンガン鉱の代表産地だった。 このほか、北海道八雲鉱山秋田県尾去沢鉱山などが代表的な産地である。

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