世界のキラーソフトの例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 06:50 UTC 版)
「キラーソフト」の記事における「世界のキラーソフトの例」の解説
キラーソフトだと信頼できる情報源にて記述が(日本語であれ英語であれ他の言語であれ)確認できた作品を挙げる。ソフト名(ゲーム機 / ソフト開発会社)の形式で掲載する。アーケードゲームをゲーム機に移植したものはいきなりゲーム機名を書くかわりに「アーケードゲーム→○○○○」と書く。 スーパーマリオブラザーズ(ファミリーコンピュータ / 任天堂) 『Wii Sports』に記録が抜かれるまで、ギネスブックに「世界一売れたゲーム」として登録されていた。『あつまれ どうぶつの森』に記録を抜かれるまで、日本国内ゲームソフト売上歴代1位の記録を持っていたゲームソフト。日本中で空前のテレビゲームブームを巻き起こした。 テトリス(アーケードゲーム→ゲームボーイ / 任天堂) ソ連製の落ち物パズルゲームで、セガの移植でアーケードゲームで流行していたものをゲームボーイ発売直後に任天堂が権利を取得して発売した。老若男女を問わない単純で分かりやすいこのゲームがゲームボーイを牽引したと任天堂社長だった山内溥が語っており、400万本以上が売れてゲームボーイの爆発的普及に繋がった。 R-TYPE I(アーケードゲーム→PCエンジン / ハドソン) オリジナルはアイレムのアーケードゲームで、PCエンジンへの移植にあたっては容量の都合から前半と後半の4面ずつに『R-TYPEI』と『R-TYPEII』に分けてリリースされた。前半ステージを収録した『I』は、アーケードゲームと遜色ない移植として、PCエンジン本体の売れ行きを伸ばす起爆剤となった。 ソニック・ザ・ヘッジホッグ(メガドライブ / セガ) 任天堂のマリオに対抗するべく、セガが生み出した超音速アクションゲーム。メガドライブの高速処理能力をふんだんに生かし、世界で1500万本が売れて、メガドライブ本体の売れ行きを伸ばす起爆剤となった。 ストリートファイターII(アーケードゲーム→スーパーファミコン / カプコン) 1992年夏にスーパーファミコンに移植され、発売直後にミリオンセラー。累計で600万本が売れて、スーパーファミコン本体の需要を引っ張る原動力となったソフト。 ソニック・ザ・ヘッジホッグCD(メガCD /セガ) スーパーストリートファイター2X(アーケードゲーム→ 3DO/カプコン) バーチャファイター(アーケードゲーム→セガサターン / セガ) 世界初の3Dポリゴン対戦格闘ゲーム。従来の対戦格闘と異なる斬新な要素は多くのファンを獲得し、初期のセガサターンの普及を支えた。 リッジレーサー(プレイステーション/ナムコ) プレイステーションと同時発売のローンチタイトル。まだプレイステーションを所有していないユーザーが先に購入して、一時は本体を上回る本数が出荷されていた。スーパーファミコン世代のマシンでは不可能な3D表示能力を見せつけプレイステーションの売上げを牽引した。 Dの食卓(3DO /三栄書房/ワープ) ポケットモンスター 赤・緑(ゲームボーイ / 任天堂) 「2バーション同時発売」や「バージョン間での通信対戦・交換」などといった斬新な要素で口コミが広まり、当時ポリゴン表示が可能なプレイステーションやセガサターンといった据置機の台頭で縮小していたゲームボーイ本体の売上を復活させた。2バージョン合計の出荷本数は822万本と上記の『スーパーマリオブラザーズ』を上回る。 スーパーマリオ64(NINTENDO64 / 任天堂) ファイナルファンタジーVII(初代プレイステーション / スクウェア) 日本国内で320万本を売り上げたRPG。シリーズで初めて任天堂以外のハードから発売されたことやシリーズ初のフルポリゴン化、ムービーの採用でも話題になり、前作を大幅に上回る売り上げを達成した。 Halo: Combat Evolved(Xbox / マイクロソフト) 大乱闘スマッシュブラザーズDX(ニンテンドーゲームキューブ / 任天堂) 日本においてそれまでのゲームキューブ普及台数約30万台を上回る初週売上約35万本を記録、そのままハード売上を牽引して日本で最も売れたゲームキューブ用ソフトとなった。 脳を鍛える大人のDSトレーニング(ニンテンドーDS / 任天堂) 口コミや報道などで話題を呼び、「脳トレ」という流行語を生んだ。国内400万本近くを販売し、DSの普及を牽引した。 Wii Sports(Wii / 任天堂) 日本国外ではWii本体とのセットで販売され、世界累計売上本数は8000万本以上と上記の『スーパーマリオブラザーズ』を抜いて世界で最も売れたゲームとなった。 THE IDOLM@STER(Xbox 360)(Xbox 360/バンダイナムコゲームス) 実際の売上は10万本程度ながら本作の発売後からXbox Liveの加入率で日本が世界一になり、国内のみの販売ながらダウンロードコンテンツの売上は世界第3位に位置づけられるなど、Xbox Liveについてはキラータイトルとして挙げられる。 モンスターハンター ポータブルシリーズ(PlayStation Portable / カプコン) 『ポータブル 2nd』ではPSPの作品としては日本国内で初となるミリオンセラーを達成し、『ポータブル 2nd G』はPSPにおいて世界で最も売れたタイトルとなり、『ポータブル 3rd』においてはPSPの作品として最も速く出荷本数400万本に到達するなど、日本におけるPSP本体の普及を促進させる一因となっている。 スプラトゥーン(Wii U / 任天堂) 「インクを発射し、地面に撒き散らして縄張りを張る」や「ジャイロセンサーで照準操作」で話題を集めたTPS。当時販売不振だったWii Uの販売台数を押し上げ、日本国内の同ハードで最も売れたゲームソフトとなった。任天堂の第5代代表取締役社長である君島達己は本作について、「1本のソフトがハードの流れを変えることが当社の歴史上、何回も起こっている。スプラトゥーンも『これがあればハードごと買ってもいい』と多くの方に思っていただけるソフト」と評している。 スプラトゥーン2(Nintendo Switch/任天堂) キラータイトルとして発売前から期待されており、初週の売上は推定64.6万本で、前作『スプラトゥーン』の初週14.7万本を大きく上回った。また、『マリオカート8 デラックス』の63.9万本を上回り、Nintendo Switch用ソフトにおける過去最高の販売本数を初週で更新した。 あつまれ どうぶつの森(Nintendo Switch / 任天堂) 初週の売上は推定183.2万本で、シリーズ最高の初週売上を記録すると同時に、Nintendo Switch用ソフトとして歴代1位の初週売上を記録した。また、日本国内ゲームソフト売上本数が1位(950万本)で、世界でも販売本数が発売1年で3,263万本を記録した。
※この「世界のキラーソフトの例」の解説は、「キラーソフト」の解説の一部です。
「世界のキラーソフトの例」を含む「キラーソフト」の記事については、「キラーソフト」の概要を参照ください。
- 世界のキラーソフトの例のページへのリンク