ラギネイ王国
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マハティ・シェイク・ダイ・ラギネイ 声 - 沢木郁也 / 少年時代 - 浪川大輔 序章「マハティ編」の主人公。ラギネイ王国第73代国王でルマティの祖父。後進国だったラギネイ王国を近代化に導いた名君として知られており、王座を退いた後は神座王として神殿の奥深くで暮らしている。実はハリーの実父だが、このことは極秘事項であり、ごく一部の者しか知らない。特別編「後宮物語」では正室の王妃と側室に子供を産ませても全員女児で諦めていた矢先、亡き父王が60歳を過ぎてから生を受けた世継ぎの男児だったこと、法改正を行えば異国の女性でも王妃に出来ると言って父王を嘆かせてキャスリーンとの恋に暴走して第一正妃アレーナを傷つけてしまったとセレイラに語った。 ジャビル マハティの侍従。やがて石油相になり、マハティと共に国の独立や発展を支えた。キャスリーンとハリーの存在をウールド皇太子を影に追いやりかねない危険な存在と看做してハリー暗殺すら企むが、本来ならば皇太子となり王位を継ぐべき存在だと崇拝してもいたため、ハリーに一喝されて一度だけ皇太子殿下と呼んでハリーに謝罪する。 クインザ・ハフェズ 声 - 子安武人 / 幼少時代 - 大原桃子 ルマティに仕える切れ者の侍従。ルマティに王の資質を見出し、皇太子ソマンドを王という名の道具として操りラギネイ王国に流血の革命を起こそうと暗躍する。愛してもいないナジェイラや弟セズンすら道具とした。 セズン・ハフェズ 声 - 入野自由 ルマティの従者の一人で、クインザの弟。兄と違って穏和な性格だが、辛抱強く誠実で強さを持っている。ノエイは幼年学校でいじめから守ってくれた敬愛する人で、友人同士。自分で他の道を見つけられなかった事から兄に続いてルマティに仕えるが、侍従候補生テストを描いた特別編「青皇の庭」で王宮の闇に毒されて病んでいく侍従候補生がルマティに毒を盛るような事態になったのを止められず、自身も殺されそうになった所を兄に助けられる。その後の展開は全てクインザが冬宮の待遇改善の為に仕組んだ事だった。 イオエ 声 - 川野剛稔 ラギネイ王国の侍従でソマンドに仕えているが、裏ではクインザと共にルマティを国王に即位させるために動いている。 イザック・ノエイ 声 - 土田大 ラギネイ王国の元近衛士官の少尉。退官してルマティの暗殺未遂事件を起こし、一時期バーンズワース家に身柄を預かられる。特別編でロジ大将の令嬢と結婚して、兄妹か姉弟かは不明ながら息子ケネスと娘イランダの一男一女を儲けるが、士官学校時代に偶像崇拝を押し付けた後輩の告げ口で窮地に立たされ、その責を一人で負った医官研修生アンドラ・ロイクスとの恋に身を焦がした。精神的には妻子を裏切るが、家庭を壊すまいとするアンドラに拒まれて家族の許に戻る。 ソマンド・イリヤ・ダイ・ラギネイ 声 - 山中真尋 ラギネイ王国皇太子でルマティの兄。病弱で、王宮の外に出たことがない。気弱な性格ゆえ、第2王子でありながら王たる資質を持つルマティの存在を恐れ、部下にルマティ暗殺を指示するが、失敗に終わる。その後、ルマティに冤罪を着せて国外追放し、自身が国王として即位する。しかし、その実情はクインザが裏で画策した陰謀であった。本心はルマティを追い落とそうなどとは考えてもおらず、周囲に流されてのことだった。 イズマル 声 - 興津和幸 ラギネイ王国の王族でルマティ、ナジェイラの従兄弟。第三王位継承者。容姿も性格も凡庸であり、ナジェイラやカール、ユージィンらにいいように利用されていることに気付いていない。 ナジェイラ・イサ・シャドリ 声 - 新井里美 ラギネイ王国の王族でルマティ、イズマルの従姉妹。第四王位継承者。巫女であるシャドリ家の血を引き、神の声を聞く少女として神聖視されている。傲慢な性格ではあるが、自分の立場の悪さを素直に認める潔さを持つ。マハティの第二正妃であったセレイラの孫。特別編で、クインザに瓜二つの遠縁の青年ベナジル・ソラと結婚した。 リリカ 声 - 五十嵐麗 マハティの娘でナジェイラの母親。ハリーの出生の秘密を知っている。「後宮物語」の時点で故人であり、母セレイラの日記を遺言でナジェイラに残す。 セレイラ・ミナ・シャドリ マハティの第二正妃でリリカの母親。巫女家であるシャドリ家の出身。マハティからは厚く信頼されており、マハティに依頼されて失踪後のキャスリーンの行方について調査を行なった。しかし、特別編「後宮物語」では一存でマハティの侍従ナイルと共にキャスリーンの消息を追ったとされた。マハティの侍従ナイル・ソラと水面下で相思相愛だった。キャスリーンのことで深い溝が出来てしまったマハティとアレーナの和解させようと心を砕き、また、シャドリ家の血筋の為せる業かマハティに瓜二つの碧眼の少年(ルマティ)という予知夢を見た。
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