モダニズムの時代とは? わかりやすく解説

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モダニズムの時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:33 UTC 版)

新青年 (日本)」の記事における「モダニズムの時代」の解説

探偵小説愛好家であった江戸川乱歩馬場孤蝶創作作品二銭銅貨」を送った読んでもらえなかったため、送り直して1923年4月号に掲載され怪奇幻想色の濃い後年作風とは異な論理性の高い探偵小説続けて発表する。これに刺激受けて横溝水谷の他に、角田喜久雄山下利三郎らが執筆、さらに新人として甲賀三郎大下宇陀児城昌幸渡辺温牧逸馬国枝史郎夢野久作などがデビューした文壇作家では片岡鉄兵佐々木味津三平林たい子戸川貞雄林房雄佐藤春夫なども探偵小説寄稿した翻訳では、ビーストン、コナン・ドイルバロネス・オルツィアガサ・クリスティメルヴィル・デイヴィスン・ポーストらの探偵小説その他にジョンストン・マッカレーP・G・ウッドハウスオー・ヘンリーらのコント人気博した1925年から横溝編集加わり当時モダニズム取り入れてユーモア小説掲載するようになり、1927年3月号から2代目編集長となる。この誌面乱歩は「日本娯楽雑誌中の最も上級新味のあるものになりきった」と評した乱歩1928年8月増刊号から10月号にかけて連載した陰獣』は、最終回掲載され10月号が売り切れて3刷まで増刷する ほどの人気となったが、乱歩は、探偵小説以外に重点を置く本誌からはその後遠ざかったまた、陰獣』の挿絵担当したのは竹中英太郎であり、これが『新青年』への初登場となった1928年10月号からは延原謙3代目編集長となり、巻頭漫画カラーとなり、またヴァン・ダイン紹介始まって人気となった。この時期には、稲垣足穂海野十三浜尾四郎渡辺啓助なども掲載葉山嘉樹村山知義らの左翼作家作品もあった。 1929年8月号から水谷準4代目編集長となる。野球好きだった水谷学生野球記事掲載始め1930年には野球増刊を2回発行する若者向けに、ファッション新刊紹介音楽時評映画界噂話などのページ充実し1931年には谷崎潤一郎武州公秘話』の連載話題となった1932年には飛田穂洲熱球三十年」、33年徳川夢声くらがり三十年」、獅子文六西洋色豪伝」、井上吉次郎スポーツ社会学」、矢部謙次郎マイクロ十年」などを連載創作読み切りとして小栗虫太郎完全犯罪掲載34年柳家金語楼「金語半代記」などを連載創作木々高太郎デビューした木々1936年連載の『人生の阿呆』で第4回直木賞受賞する。また1930年以降では、井伏鱒二深尾須磨子宇野千代吉屋信子堀辰雄川端康成阿部知二岸田國士室生犀星などを掲載清沢洌創作精神分析をされた女」は1929年掲載。新漫画集団として、吉田貫三郎横山隆一樺島勝一らが1932年頃から活躍する

※この「モダニズムの時代」の解説は、「新青年 (日本)」の解説の一部です。
「モダニズムの時代」を含む「新青年 (日本)」の記事については、「新青年 (日本)」の概要を参照ください。

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