ミハウ・クフャトコフスキとは? わかりやすく解説

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ミハウ・クフャトコフスキ

(ミハウ・クフィアトコフスキ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/24 14:55 UTC 版)

ミハウ・クフャトコフスキ
Michał Kwiatkowski
基本情報
本名 Michał Kwiatkowski
ミハウ・クフャトコフスキ
愛称 : Flowerman(花男), : Kwiato, kwiatek (花)[1]
生年月日 (1990-06-02) 1990年6月2日(34歳)
国籍 ポーランド
身長 1.76 m (5 ft 9+12 in)
体重 68 kg (150 lb; 10.7 st)
選手情報
所属 イネオス・グレナディアス
分野 ロードレース
役割 選手
特徴 オールラウンダー[2]
タイムトライアルスペシャリスト[3]
プロ経歴
2010
2011
2012-2015
2016-
カハ・ルラル
チーム・レディオシャック
クイックステップ
チーム・スカイ
主要レース勝利

世界選手権
個人ロードレース(2014)

ポーランド選手権
 個人ロードレース (2013,2018)
 個人タイムトライアル (2014,2017,2023)
ストラーデ・ビアンケ (2014,2017)
アムステルゴールドレース (2015,2022)
E3・ハレルベーク (2016)
ミラノ〜サンレモ (2017)
クラシカ・サンセバスティアン (2017)
ティレーノ〜アドリアティコ
 総合優勝(2018)
ツール・ド・ポローニュ
 総合優勝(2018)
 ポイント賞(2018)
 区間通算2勝
ツール・ド・フランス
 区間通算2勝
クリテリウム・デュ・ドーフィネ
 区間通算1勝
パリ〜ニース
 ポイント賞(2019)
獲得メダル
ポーランド
男子 自転車競技
世界選手権自転車競技大会
2014 ポンフェラーダ 個人ロード
最終更新日
2023年7月15日

ミハウ・クフャトコフスキ[4](Michał Kwiatkowski、1990年6月2日 - )は、ポーランドクヤヴィ=ポモージェ県ヂャウィニ英語版ポーランド語版又はヘウムジャ英語版ポーランド語版[5]出身の自転車競技ロードレース)選手。名は「ミカル」、姓は「クヴィアトコヴスキ」「クヴィアトコウスキー」「クウィアトコウスキー」「クフィアトコフスキ」等とも書かれる。日本の放送解説ではバイクのKawasakiと表記が似ていることから「カワサキさん」と呼ばれることがある。

経歴

2010年カハ・ルラルと契約。

2011年チーム・レディオシャックに移籍。

2012年オメガファーマ・クイックステップに移籍。ツール・ド・ポローニュにて総合2位と健闘する[6]

2014年、バスク一周にて得意のTTで順位を上げ、総合2位を獲得[7]ツール・ド・ロマンディのプロローグとなる個人タイムトライアルにてUCIワールドツアー初のステージ勝利を挙げる[8]。 そして、シーズン後半の一大決戦となる世界選手権にてアタックを決め優勝。ポーランド人初のロード世界王者となった[9]

2015年、アムステルゴールドレースにてUCIワールドツアーワンデーレース初優勝を挙げる[10]

2016年、チーム・スカイに移籍。E3・ハレルベークにて新旧世界チャンピオンの一騎打ちを制し、優勝[11]

2017年、UCIワールドツアーに格上げされたストラーデ・ビアンケにて二度目の優勝[12]。続く、ミラノ〜サンレモでは世界チャンピオンペーター・サガンを破り優勝し、モニュメント初制覇[13]

2018年は春先から二つのステージレースで総合優勝し、シーズン初頭から好調な走りを見せる。ツール・ド・フランスではゲラント・トーマスクリス・フルームのダブルエースを献身的にアシストし、トーマスを総合優勝に、フルームを総合3位へ導く。初の総合優勝を狙った母国開催のツール・ド・ポローニュでは区間二連勝を飾り狙い通り個人総合優勝を果たした。

2020年はツール・ド・フランスにアシストとして参加したが、エースのエガン・ベルナルが第17ステージを前に途中棄権したことを受け、チームはステージ優勝狙いに移行。第18ステージ終盤、超級山岳の山頂手前でチームメイトのリチャル・カラパスと2人で先頭に立つと、後続を寄せ付けずそのままゴールへ。肩を組んでフィニッシュラインを越え、少し前に出たクフィアトコフスキがグランツール初勝利を挙げた[14]

主な戦績

2007年

  • カップ・オブ・グルズィアズ・タウン・プレジデント ジュニア部門 総合優勝
  • ピース・レース・ジュニア 総合優勝

2008年

2009年

  • ポーランド選手権 U23部門・個人ロードレース 優勝
  • ツール・ド・スロバキア 区間優勝(第2ステージ)

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

2022年

2023年

  • ポーランド選手権 優勝(個人タイムトライアル)
  • ツール・ド・フランス区間優勝(第13ステージ)、敢闘賞(第13ステージ)

2025年

  • クラシカ・ハエン英語版 優勝

脚註

  1. ^ Michal Kwiatkowski”. Template:Ct. Decolef. 14 October 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。10 July 2013閲覧。
  2. ^ 『ciclissimo 2017 No.53 プロチームガイド選手名鑑』八重洲出版、2017年、061頁。
  3. ^ 『2024サイクルロードレース選手名鑑』八重洲出版、2024年。
  4. ^ 発音例 - Forvo
  5. ^ eurosport.onet.
  6. ^ ツール・ド・ポローニュ2012第7ステージ デゲンコルブが雨の最終スプリント制覇 モゼールが第69代覇者に輝く - cyclowired
  7. ^ ブエルタ・アル・パイスバスコ2014第6ステージ マルティンが最終TTで2勝目 リードを広げたコンタドールが総合優勝
  8. ^ ツール・ド・ロマンディ2014プロローグ 「この勝利はサプライズ」 クヴィアトコウスキーがロマンディのプロローグを制覇 - cyclowired
  9. ^ ロード世界選手権2014ロードレース エリート男子 雨の世界選でクヴィアトコウスキーが虹を掴む 日本勢は苦戦を強いられる - cyclowired
  10. ^ アムステルゴールド・レース2015 世界王者クヴィアトコウスキーがアムステルでアルカンシェル初勝利 - cyclowired
  11. ^ E3ハーレルベーケ2016 新旧世界チャンピオンの一騎打ち クヴィアトコウスキーがサガンを下す - cyclowired
  12. ^ ストラーデビアンケ2017 雨の未舗装レースで元世界王者が独走 クウィアトコウスキーが2度目の勝利 - cyclowired
  13. ^ ミラノ〜サンレモ2017 新旧世界王者の息呑む接戦 サガンとアラフィリップを下したクウィアトコウスキー初勝利 - cyclowired
  14. ^ ツール・ド・フランス2020 第18ステージ アルプス最終日にイネオスがワンツー クフィアトが勝利し、カラパスがマイヨアポワ獲得”. cyclowired (2020年9月18日). 2020年9月21日閲覧。

参考文献




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