ツール・ド・フランス2018とは? わかりやすく解説

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ツール・ド・フランス2018

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 23:06 UTC 版)

ツール・ド・フランス 2018
Tour de France 2018
UCIワールドツアー2018
ツール・ド・フランス 2018コース図
レース詳細
開催期間 7月7日 - 7月29日
ステージ 21
全行程 3,351 km (2,082 mi)
レース結果
優勝  ゲラント・トーマス (UK) (チームスカイ)
2位  トム・デュムラン (NED) (チーム・サンウェブ)
3位  クリス・フルーム (UK) (チームスカイ)

ポイント賞  ペーター・サガン (SVK) (ボーラ=ハンスグローエ)
山岳賞  ジュリアン・アラフィリップ (FRA) (クイックステップ・フロアーズ)
新人賞  ピエール・ラトゥール (FRA) (AG2R・ラ・モンディアル)
チーム時間賞 モビスター・チーム
2017
2019

ツール・ド・フランス 2018(: Tour de France 2018)は、ツール・ド・フランスの105回目のレース。ノワールムティエ=アン=リルからスタートし、パリにゴールするコースで2018年7月7日から7月29日まで行なわれた[1]

概要

2018年より、国際自転車競技連合(UCI)ルールの条項2.2.002、003の変更によりロードレースに出場する競技者数の上限が176人、1チーム人数が8人に変更されたため、出場チーム数22、総数176人による競技となった[2]

参加チーム

ワールドチーム (18) プロフェッショナルコンチネンタルチーム (4)

前回総合優勝者フルームの出場問題

7月に入り、大会主催者ASOは昨年12月に発覚したサルブタモールの基準値越え問題が曖昧なままの前回総合優勝者クリス・フルームを、開幕迫る今大会から排除する模様と報じられたが[3]、7月2日、UCIは6月28日に出ていたWADAの分析結果を受け、ドーピング違反ではないとの結論を下した[4]。これによりフルームは問題なく今大会に出場することとなった。

日程

区間 月日 コース 距離 (km) 種類 区間優勝
1 7/7 ノワールムティエ=アン=リル - フォントネー=ル=コント 201 平坦ステージ フェルナンド・ガビリア
2 7/8 ムイユロン=サンジェルマン英語版 - ラ・ロッシュ=シュル=ヨン 182.5 平坦ステージ ペーター・サガン
3 7/9 ショレ - ショレ 35.5 チームタイムトライアル BMC・レーシングチーム
4 7/10 ラ・ボールフランス語版 - サルゾー 195 平坦ステージ フェルナンド・ガビリア
5 7/11 ロリアン - カンペール 204.5 中級山岳ステージ ペーター・サガン
6 7/12 ブレスト - ミュール・ド・ブルターニュ 181 中級山岳ステージ ダニエル・マーティン
7 7/13 フジェール - シャルトル 231 平坦ステージ ディラン・フルーネヴェーヘン
8 7/14 ドルー - アミアン 181 平坦ステージ ディラン・フルーネヴェーヘン
9 7/15 アラス - ルーベ 156.5 平坦ステージ ジョン・デゲンコルプ
7/16 アヌシー 休息日
10 7/17 アヌシー - ル・グラン・ボルナン英語版 158.5 山岳ステージ ジュリアン・アラフィリップ
11 7/18 アルベールヴィル - ラ・ロジエール英語版 108.5 山岳ステージ ゲラント・トーマス
12 7/19 ブール=サン=モーリス - ラルプ・デュエズ 175.5 山岳ステージ ゲラント・トーマス
13 7/20 ル・ブール・ドアザン英語版 - ヴァランス 169.5 平坦ステージ ペーター・サガン
14 7/21 サンポール=トロワ=シャトー英語版 - マンド 188 中級山岳ステージ オマール・フライレ
15 7/22 ミロー英語版 - カルカッソンヌ 181.5 中級山岳ステージ マグナス・コルト・ニールセン
7/23 カルカッソンヌ 休息日
16 7/24 カルカッソンヌ - バニェール・ド・ルション英語版 218 山岳ステージ ジュリアン・アラフィリップ
17 7/25 バニェール・ド・ルション英語版 - サンラリー・スラン英語版 65 山岳ステージ ナイロ・キンタナ
18 7/26 トリ=シュル=バイズ英語版 - ポー 171 平坦ステージ アルノー・デマール
19 7/27 ルルド - ラランス英語版 200.5 山岳ステージ プリモシュ・ログリッチ
20 7/28 サンペー=シュル=ニヴェール英語版 - エスプレット 31 個人タイムトライアル トム・デュムラン
21 7/29 ウイユ - パリシャンゼリゼ 116 平坦ステージ アレクサンダー・クリストフ

各賞の変遷

区間 区間優勝 総合首位
ポイント賞
山岳賞
新人賞
チーム総合首位
敢闘賞
1 フェルナンド・ガビリア フェルナンド・ガビリア フェルナンド・ガビリア ケビン・ルダノワ フェルナンド・ガビリア クイックステップ・フロアーズ ヨアン・オフレド
2 ペーター・サガン ペーター・サガン ペーター・サガン ディオン・スミス シルヴァン・シャヴァネル
3 BMC・レーシングチーム フレフ・ファン・アヴェルマート ソーレン・クラーク・アンデルセン 該当なし
4 フェルナンド・ガビリア ジェローム・クザン
ペーター・サガン トムス・スクインス トムス・スクインス
6 ダニエル・マーティン ダミアン・ゴダン
7 ディラン・フルーネヴェーヘン ローラン・ピション
8 ディラン・フルーネヴェーヘン ファビアン・グルリエ
9 ジョン・デゲンコルプ ダミアン・ゴダン
10 ジュリアン・アラフィリップ ジュリアン・アラフィリップ ピエール・ラトゥール モビスター・チーム フレフ・ファン・アヴェルマート
11 ゲラント・トーマス ゲラント・トーマス アレハンドロ・バルベルデ
12 ゲラント・トーマス ステーフェン・クラウスヴァイク
13 ペーター・サガン ミヒャエル・シェーア
14 オマール・フライレ ジャスパー・ストゥイヴェン
15 マグナス・コルト・ニールセン ラファウ・マイカ
16 ジュリアン・アラフィリップ バーレーン・メリダ フィリップ・ジルベール
17 ナイロ・キンタナ モビスター・チーム タネル・カンゲルト
18 アルノー・デマール ルーク・ダーブリッジ
19 プリモシュ・ログリッチ ミケル・ランダ
20 トム・デュムラン 該当なし
21 アレクサンダー・クリストフ 該当なし
最終成績 ゲラント・トーマス ペーター・サガン ジュリアン・アラフィリップ ピエール・ラトゥール モビスター・チーム ダニエル・マーティン

最終成績

個人総合成績

順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ゲラント・トーマス イギリス チームスカイ 83時間17分13秒
2 トム・デュムラン オランダ チーム・サンウェブ +01分51秒
3 クリス・フルーム イギリス チームスカイ +02分24秒
4 プリモシュ・ログリッチ スロベニア チーム・ロットNL・ユンボ +03分22秒
5 ステーフェン・クラウスヴァイク オランダ チーム・ロットNL・ユンボ +06分08秒
6 ロマン・バルデ フランス AG2R・ラ・モンディアル +06分57秒
7 ミケル・ランダ スペイン モビスター・チーム +07分37秒
8 ダニエル・マーティン アイルランド UAE チーム・エミレーツ +09分05秒
9 イルヌール・ザカリン ロシア カチューシャ・アルペシン +12分37秒
10 ナイロ・キンタナ  コロンビア モビスター・チーム +14分18秒

ポイント賞

順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ペーター・サガン スロバキア ボーラ=ハンスグローエ 477pts
2 アレクサンダー・クリストフ  ノルウェー UAE チーム・エミレーツ 246pts
3 アルノー・デマル フランス グルパマ・FDJ 203pts
4 ジョン・デーゲンコルプ ドイツ トレック・セガフレード 178pts
5 ジュリアン・アラフィリップ フランス クイックステップ・フロアーズ 143pts

山岳賞

順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ジュリアン・アラフィリップ フランス クイックステップ・フロアーズ 170pts
2 ワレン・バルギル フランス フォルテュネオ・サムシック 91pts
3 ラファウ・マイカ ポーランド ボーラ=ハンスグローエ 76pts
4 ゲラント・トーマス イギリス チームスカイ 74pts
5 トム・デュムラン オランダ チーム・サンウェブ 63pts

新人賞

順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ピエール・ラトゥール フランス AG2R・ラ・モンディアル 83時間39分26秒
2 エガン・ベルナル  コロンビア チームスカイ +05分39秒
3 ギヨーム・マルタン フランス ワンティー・グループゴベール +22分05秒
4 ダヴィド・ゴデュ フランス グルパマ・FDJ +1時間07分48秒
5 ダニエル・マルティネス  コロンビア チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・p/bキャノンデール +1時間16分25秒

チーム総合成績

順位 チーム名 時間
1 モビスター・チーム 250時間24分53秒
2 バーレーン・メリダ プロ・サイクリングチーム +12分33秒
3 チームスカイ +31分14秒
4 チーム・ロットNL・ユンボ +47分24秒
5 アスタナ・プロチーム +1時間15分32秒

総合敢闘賞

選手名 国籍 チーム
ダニエル・マーティン アイルランド UAE チーム・エミレーツ

脚注

参考文献

外部リンク


ツール・ド・フランス2018

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 15:42 UTC 版)

クリス・フルーム」の記事における「ツール・ド・フランス2018」の解説

4連覇史上最多タイ5回目総合優勝懸けたツール・ド・フランスでは、第1ステージ終盤落車沿道押し出され1分を失うが、アルプス山脈3連戦2日目となる第11ステージではチームメート総合首位ゲラント・トーマスから1分25秒遅れの総合2位に立つ。しかしピレネー2戦目となる第17ステージライバル達から40秒ほど遅れて総合3位転落すると、総合首位維持していたトーマスへのエース交代認めたその後第19ステージではトーマスアシスト徹したため、ステージ優勝したプリモシュ・ログリッチ総合タイム逆転され総合表彰台圏内からも脱落したが、第20ステージ個人タイムトライアル区間2位となる走り見せ表彰台圏内復帰総合3位完走した

※この「ツール・ド・フランス2018」の解説は、「クリス・フルーム」の解説の一部です。
「ツール・ド・フランス2018」を含む「クリス・フルーム」の記事については、「クリス・フルーム」の概要を参照ください。

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