ツール・ド・フランス1949とは? わかりやすく解説

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ツール・ド・フランス1949

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/16 05:20 UTC 版)

1949 Tour de France
Route of the 1949 Tour de France followed counterclockwise, starting and finishing in Paris
レース詳細
開催期間 30 June – 24 July
ステージ 21
全行程 4,808 km (2,988 mi)
レース結果
1948
1950

ツール・ド・フランス1949は、ツール・ド・フランスとしては36回目の大会。1949年6月30日から7月24日まで、全21ステージで行われた。

レース概要

この年のジロ・デ・イタリアを制したファウスト・コッピに加え、前年のツール覇者、ジーノ・バルタリ、さらに昨年のジロを制し、今回はカデット・イタリアチームの一員として出場した、ツール初登場のフィオレンツォ・マーニら、イタリア勢が大暴れした大会。

第10ステージをマーニが制するとともに、マイヨ・ジョーヌも手中に入れ、マーニは第15ステージまでマイヨを守るが、第16ステージでコッピとバルタリの2人が他を圧倒し、最後は2人揃ってゴール。この時点でマイヨはバルタリに渡った。

しかし第17ステージにおいて、コッピが区間2位のバルタリに4分55秒の差をつける圧勝劇を演じてマイヨを奪取。そして第20ステージの個人タイムトライアルにおいても、コッピはバルタリにこの区間だけで7分2秒の差をつけ、史上初の同一年度ジロ、ツールのダブル制覇(ダブルツール)を果たした。

総合成績

順位 選手名 国籍 時間
1 ファウスト・コッピ イタリア 149時間40分49秒
2 ジーノ・バルタリ イタリア +10分55秒
3 ジャック・マリヌリ フランス +25分13秒
4 ジャン・ロビック フランス +31分28秒
5 マルセル・デュポン フランス +38分59秒
6 フィオレンツォ・マーニ イタリア +42分10秒
7 スタン・オッカー ベルギー +44分35秒
8 ジャン・ゴルトシュミット ルクセンブルク +47分24秒
9 アポ・ラザリデ フランス +52分28秒
10 ピエール・コガン フランス +1時間08分55秒

マイヨ・ジョーヌ保持者

選手名 国籍 首位区間
マルセル・デュソル フランス 第1
ロジェ・ランブルシュ ベルギー 第2
ノルベール・カラン ベルギー 第3
ジャック・マリヌリ フランス 第4-第6、第8-第9
フィオレンツォ・マーニ イタリア 第10-第15
ジーノ・バルタリ イタリア 第16
ファウスト・コッピ イタリア 第17-最終

各部門賞結果

第36回 ツール・ド・フランス 1949
全行程 21区間、 4808km
総合優勝 ファウスト・コッピ 149時間40分49秒
2位 ジーノ・バルタリ +10分55秒
3位 ジャック・マリヌリ +25分13秒
4位 ジャン・ロビック +31分28秒
5位 マルセル・デュポン +38分59秒
山岳賞 ファウスト・コッピ 81ポイント
2位 ジーノ・バルタリ 68ポイント
3位 ジャン・ロビック 63ポイント

関連項目

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