マルチバースからの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:25 UTC 版)
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の記事における「マルチバースからの登場人物」の解説
ピーター・パーカー / スパイダーマン (ピーター2) 演 - トビー・マグワイア、日本語吹替 - 猪野学 ノーマン、オクタビアス、フリントらと戦った後の世界から呼び寄せられたスパイダーマン。演じたマグワイアはサム・ライミ監督のスパイダーマン三部作から続投した。 本作では他のピーターと差別化するため、「ピーター2」の愛称で呼ばれる。 他のピーターより少し年上であり、スイングのし過ぎで腰痛に悩ませられているという。また、彼のみウェブシューターを用いず自身の体から直接ウェブを射出する。 ノーマンの死後も、ゴブリンの人格を治療する薬について開発を進めていた。また善性を取り戻したオクタビアスに対しても、懐かしむように穏やかに接しており、フリントに対しても「一緒に帰ろう。」と優しく接している。 最終決戦ではメイの仇であるゴブリンと対峙して冷静さを欠いたピーターがゴブリンのグライダーで彼を刺そうとしたところに割って入り、それを制止。それによって自身が背後からゴブリンに刺されてしまうが一命は取り留め、結果的に自身が救えなかったノーマンを救うことに繋がった。 ピーター・パーカー / スパイダーマン (ピーター3) 演 - アンドリュー・ガーフィールド、日本語吹替 - 前野智昭 コナーズやマックスと戦い、恋人であったグウェン・ステイシーを失った後の世界から呼び寄せられたスパイダーマン。演じたガーフィールドはマーク・ウェブ監督の『アメイジング・スパイダーマン』シリーズから続投した。 本作ではピーター2と同じく他のピーターと差別化するため、「ピーター3」の愛称で呼ばれる。 『アメイジング・スパイダーマン2』にてガールフレンドであったグウェンを失った際はスパイダーマンとして活動できなくなるほどのショックを受けていたが、同作のラストでは彼女の希望に応えようと再びスパイダーマンとして立ち上がっていた。しかし今作では、その後も自身がグウェンの死から立ち直ることができず、冷酷に人を殴り続けるなど「親愛なる隣人」としての正気を失っていたことが明かされ、メイを失ったピーターを「君には僕のようになってほしくない」と思いやった。最終決戦では、高所から落下したMJを紙一重で救えなかったピーターの代わりに救出し、MJをしっかり守り抜いた。 また、かつての戦いで止むを得ず、倒してしまったマックスに対しても後悔が残っていたが、今回は何とか彼を救出し「凡人なんかじゃ無い」と励ましていた。コナーズに対しては自身の世界で既に一度彼の治療に成功していた為、治療薬の精製を難なく熟し、戦いの最中にも「どうも、コナーズ博士」と元気そうに挨拶していた。 ノーマン・オズボーン / グリーン・ゴブリン 演 - ウィレム・デフォー、日本語吹替 - 山路和弘 天才科学者であり、実験用のパワー増強剤を自ら服用し、「グリーン・ゴブリン」としての別人格に意識を支配された男。スパイダーマンの正体がピーターと知った後、この世界にやって来た。橋での騒動後、路地裏にてノーマンの人格に一時的に戻り、マスクを破壊し走り去るが、再び乗っ取られてしまう。ゴブリンは、ピーターによる治療を受け入れようとする他の者に対して「治療など必要ない」「これは呪いではない」と訴える。ノーマンを演じたデフォーはサム・ライミ監督の『スパイダーマン』三部作から続投した。 オットー・オクタビアス / ドクター・オクトパス 演 - アルフレッド・モリーナ、日本語吹替 - 銀河万丈 『スパイダーマン2』にて公開実験中に爆発事故を起こしてアームが取り外せない体となり、アームの人工知能によって思考が狂気に染まってしまった天才科学者の男。橋の中央にてスパイダーマンと戦うもアイアンスパイダーマンスーツのナノマシンがアームと同期したことで敗れ投獄される。ピーターの素顔を見て、自身の知るピーター・パーカー(ピーター2)とは別人であることに困惑していた。本作での彼は前述の映画にて川へと沈んで、死亡する直前の時系列からやって来た。オットーを演じたモリーナは『スパイダーマン2』から続投した。 マックス・ディロン / エレクトロ 演 - ジェイミー・フォックス、日本語吹替 - 中村獅童 電気ウナギがいる水槽に落下する事故により電力を操る力を得る男。演じたフォックスは『アメイジング・スパイダーマン2』から続投したが、マルチバースに接続した後の彼は青色で描かれず、送電施設での戦いでサンドマンとピーターの協力により人間時の姿で行動できるようになった。人間時は送電施設にあった作業着を着ている。自由の女神での戦いにてアーク・リアクターを搭載したスーツを装着し参戦する。本作での彼は前述の映画にて変電施設で電気を多く取り込んで爆死する直前にこの世界にやって来た。 フリント・マルコ / サンドマン 声 - トーマス・ヘイデン・チャーチ、日本語吹替 - 石田圭祐 刑務所から脱走した際に素粒子実験場の素粒子分解装置に入り込んでしまい、体の分子が全て砂になってしまった男。エレクトロとの戦いの際にスパイダーマンに加勢したが、自身の知るピーター(ピーター2)と異なる顔のピーターを完全には信じておらず、最終決戦ではスパイダーマンと対立する。演じたチャーチは『スパイダーマン3』から声とアーカイブ映像という形で続投した。今作での彼は前述の映画にて病弱な娘と再会するために砂となって飛び去るその後にこの世界へとやって来た。 カート・コナーズ / リザード 声 - リス・エヴァンス、日本語吹替 - 内田直哉 不完全な薬を投与してしまい、爬虫類の体になってしまった科学者の男。下水道にてストレンジに見つかり最初に投獄された。演じたエヴァンスは『アメイジング・スパイダーマン』から声とアーカイブ映像という形で続投した。今作での彼はスパイダーマンの正体がピーターと知ってから、人類をトカゲに変えるバイオテロを引き起こそうとする間の時系列から、この世界にやって来た。 エディ・ブロック / ヴェノム 演 - トム・ハーディ(クレジットなし)、日本語吹替 - 諏訪部順一(エディ) / 中村獅童(ヴェノム) ミッドクレジットシーンに登場。地球外生命体シンビオートが寄生したことでヴェノムとなった敏腕記者。バーでデシメーション前後に起きた出来事を取材後にニューヨークに向かおうとしていたが、ストレンジの魔法によりピーターと全く出会うことがないまま元の世界に帰された。尚、マルチバースから飛ばされる様子は『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のミッドクレジットシーンで描かれている。
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