ホワイトの家族と親戚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 14:18 UTC 版)
「ブレイキング・バッド」の記事における「ホワイトの家族と親戚」の解説
スカイラー・ホワイト演 - アンナ・ガン、日本語吹替 - 唐沢潤 ウォルターの妻。シリーズ開始時の年齢は39歳。ウォルター・ジュニアの母親であり、シリーズ開始時には2人目の子を妊娠している(後にホリーと名付けられる)。ウォルターの職場の近くのレストランでウエイトレスをしていた時期にウォルターと出会った。 インターネットオークションによる売買や、執筆活動により家計を助けようとするが、ウォルターの治療費により家計が圧迫されると、以前働いていた職場で経理の仕事を再開する。ウォルターを愛していたが、たびかさなる不在や奇怪な振る舞いにより不信感を募らせる。その後、裏の仕事についてウォルターに打ち明けられたが、許せず追い出しにかかる。ウォルターが巧みな抵抗手段を講じると、一転して見せつけるように勤め先の社長テッド・ベネキーと浮気をするなど悪妻ぶりを発揮していく。しばらくウォルターとは確執があったものの、ハンクがレオネル&マルコによる襲撃によって重傷を負い、高額のリハビリ費が必要になったことから、やむを得ずウォルターの仕事を手伝うようになる。妹のマリー・シュレイダーとは頻繁にお互いの家を行き来する仲であるが、ある事件をきっかけに一時期疎遠になる。悪妻を見事に演じきったアンナ・ガンは、プライベートではファンから罵倒されることもあったという。 シリーズ開始時の愛車は1991年式のジープ・グランドワゴニア。その後、2012年式のフォード・エッジに乗り換える。 ウォルター・"フリン"・ホワイト・Jr.演 - RJ・ミッテ、日本語吹替 - 庄司将之 ウォルターとスカイラーの息子。ホリーの兄。ハンクとマリーの甥。シリーズ開始時の年齢は16歳。 ウォルターが働いている高校に通う学生。脳性麻痺のため、軽度の言語症と松葉杖を必要とする運動機能の障害を抱えている。 ウォルターが肺がんを患っていることを告白すると治療費を稼ぐために募金を募るウェブサイトを立ち上げるなど、家族、特に父親に対して強い愛情を抱いている。両親が離婚の危機にあった際は、父親の事情をわかろうとしない母親をなじり、父親の肩を持つ。シリーズ当初はジュニアと呼ばれることを嫌がり、フリンと呼ばれていたが、中盤からウォルターの苦闘する姿を観てジュニアと呼ばれることに誇りを持つようになる。 スポーツカーに興味があったが、初の愛車として買い与えられたのはスカイラーが安全性などを考慮して決定した2006年式のクライスラー・PTクルーザー。しかし、その後ウォルターが車を変える際に2012年式のダッジ・チャレンジャーを買い与えられる。 ホリー・ホワイトウォルターの赤児の娘。シーズン1の時点ではまだ生まれていない。 ハンク・シュレイダー演 - ディーン・ノリス、日本語吹替 - 木村雅史 DEA(麻薬取締局)のエージェント。マリー・シュレイダーの夫であり、スカイラーとウォルターの義弟にあたる。シーズン2における年齢は43歳。やや短躯でがっしりとした体格をしている。 周囲からは陽気で外交的な性格だと見られているが、時に無礼で無神経に映ることもある。仕事においてもタフで粘り強く麻薬ディーラーたちを追い詰め、上層部に有能さを認められるが、ナイーブなところもあり、麻薬ディーラーの一人を自らの手で射殺したことがきっかけで、次第に精神を蝕まれていく。 ハイゼンベルクは長年の彼の捜査対象であるが、その正体が親しい義兄のウォルターであることに気づくことができずにいる。 趣味はアメフト観戦、自家製ビールの醸造、鉱石収集。妻との仲は良好だが子どもがいない。そのせいか甥のジュニアとは仲が良く、時にウォルターの嫉妬を買うほどである。 シリーズ 開始当初の愛車は2006年式のジープ・コマンダー。その後、2011年式のダッジ・デュランゴに買い換える。 マリー・シュレイダー演 - ベッツィ・ブラント、日本語吹替 - 行成とあ ハンクの妻。スカイラーの妹であり、ウォルターの義妹。ウォルターJr.とホリーの叔母。診療放射線技師として病院で勤務している。 虚栄心が強く多弁で、自己中心的なキャラクターとして描かれることが多い。ある種の強迫観念を持ち、とりわけ、強いストレスに晒されると窃盗を繰り返す窃盗症の持ち主であるため、周囲の人間に迷惑をかけることがしばしばである。その反面、家族に対しては献身的な愛情を捧げる。ハンクが麻薬ディーラーの襲撃にあい入院した時は、夫のために最善と思われることを全て行う。 常に男性的なキャラクター通りの振る舞いを崩さないハンクが弱みを見せるのはマリーの前でだけである。また、スカイラーとも仲が良く、お互いの家を頻繁に行き来している。スカイラーとウォルターが離婚の危機にあった時は、生まれたばかりの姪ホリーの面倒をマリーが見る。 家の中は至るところが紫色で覆われており、服装も紫色のものを好むが、愛車はメタリック・ブルー色の2006年式フォルクスワーゲン・ニュービートルである。
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