プロボクシング黄金時代とは? わかりやすく解説

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プロボクシング黄金時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 23:23 UTC 版)

日本のボクシング史」の記事における「プロボクシング黄金時代」の解説

1962年10月10日には、新人王実績しかなかったファイティング原田突如引退した矢尾板の代理挑戦KO勝利を収め7年10か月ぶりに日本世界王座もたらしプロ野球ON砲大相撲大鵬らと並ぶヒーローとなったこの年全日本ボクシング協会改め発足され、NBAWBA世界ボクシング協会)に改称した1960年代前半日本にはかつてないボクシング・ブームが起こり、週に10本以上のプロボクシング中継があった(ボクシング中継#日本における歴史参照)。関光徳や、原田海老原青木元祖三羽烏小坂照男小林弘加えアマチュアからは川上成、高橋美徳らがプロに転向した。TBS極東ジム提携して募集したボクシング教室」には7,000人が殺到し沼田義明石山六郎輩出した原田王座失った約8か月後の1963年9月18日海老原世界王者となるが、前王者との再戦王座を失う。しかしこの間にカルロス・オルティス、エデル・ジョフレエディ・パーキンスシュガー・ラモスフラッシュ・エロルデらの世界王者防衛戦のために訪日し日本人挑戦者ことごとく敗れたものの、彼らの試合観ることで日本のボクシング向上していった。 1964年桜井孝雄東京オリンピックボクシング競技日本初となる金メダルバンタム級獲得この頃には日本世界有数ボクシング市場となっていた。 1965年5月18日世界王者不在時期を終わらせた原田は、同時に世界王座2階制覇達成限られた階級しかなかった当時日本人として初であり、原田以前2階級以上を制した王者は全階級通じて世界12人しかいなかった原田4度防衛をする間、強打藤猛技巧派沼田義明世界王者となり、高山勝義田辺清はいずれノンタイトル現役世界王者勝利した。しかし田辺世界タイトルマッチ目前網膜剥離引退余儀なくされた。 1967年には王者沼田挑戦者小林弘の間で初の日本人同士による世界タイトルマッチが行われた。試合赤穂浪士討ち入り12月14日設定され精密機械沼田雑草小林対照的な両者舌戦展開した前半沼田ジャブ攻勢をとるが、6回に小林の右クロスを受け、ダウン喫する形勢逆転し12回に再び右クロス小林KO勝利を収めた。この試合日本年間最高試合選ばれている。1968年9月27日西城正三ロサンゼルス世界王者下し日本初海外奪取達成すると、1960年代後半から1970年代にかけての海外遠征ブーム加速していった。 この間1968年メキシコシティーオリンピックではバンタム級代表の森岡栄治銅メダル獲得している。 1970年代 1970年12月11日から1971年7月28日までの時期は、小林弘西城正三沼田義明メキシコ西城に続く2人目の海外世界王座奪取成功させた柴田国明大場政夫の5人が同時にプロボクシング世界王座保持しフェザー級ジュニアライト級ではWBAWBCの両団体世界王座日本独占していた。1970年末、11階級に15人いた世界王者国別分布は、日本が5名、米国が3名、アルゼンチンイタリアが各2名、フィリピンメキシコ英国が各1名であった一階違い現役王者同士であった小林西城は、1970年12月3日ノンタイトルマッチ対戦し僅差小林勝利。この時期は「日本ボクシング黄金時代」と呼ばれた1971年夏から秋にかけて、小林西城沼田次々と王座を失うが、10月には輪島功一新たに世界王者となり、ルーベン・オリバレス挑戦した金沢和良名勝負演じて日本年間最高試合選ばれ王座流出雪崩現象とは別に黄金時代続いた

※この「プロボクシング黄金時代」の解説は、「日本のボクシング史」の解説の一部です。
「プロボクシング黄金時代」を含む「日本のボクシング史」の記事については、「日本のボクシング史」の概要を参照ください。

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