フランクフルト空港とは? わかりやすく解説

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フランクフルト空港

(フランクフルト・アム・マイン空港 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/27 07:07 UTC 版)

フランクフルト空港
Flughafen Frankfurt am Main
Frankfurt Airport
IATA: FRA - ICAO: EDDF
概要
国・地域 ドイツ
所在地 フランクフルト・アム・マイン
種類 公共
運営者 フラポート
開港 1936年
拠点航空会社
敷地面積 2,300 ha
標高 111 m (364 ft)
座標 北緯50度02分00秒 東経8度34分14秒 / 北緯50.03333度 東経8.57056度 / 50.03333; 8.57056
公式サイト www.frankfurt-airport.com
地図
FRA
空港の位置(ドイツ)
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
07C/25C 4,000×60 アスファルト
07R/25L[1] 4,000×45 アスファルト
18
(離陸用)[2]
4,000×45 コンクリート
07L/25R
(着陸用)
2,800×45 コンクリート
統計(2024年)
旅客数 6,156万人
出典:AIP at EUROCONTROL[3]
フラポート[4]
リスト
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フランクフルト空港ドイツ語: Flughafen Frankfurt am Main)は、ドイツフランクフルト・アム・マインにある、ドイツ最大規模の国際空港である。

ロンドンヒースロー空港パリシャルル・ド・ゴール空港と並ぶ、ヨーロッパ最大規模の空港であり、ドイツのフラッグ・キャリアであるルフトハンザドイツ航空がメインハブ空港として使用している。

歴史

  • 市街地に隣接した旧空港が拡張できなくなったため、1936年7月8日に開港した。
  • 1939年に第二次世界大戦が始まり、ドイツ以外の全航空会社が当空港から撤退した。また、空港はドイツ空軍の管理下となった。
  • 第二次世界大戦中は、ベルリンテンペルホーフ空港に次ぎ、ドイツの軍事拠点として運用された。
  • 1944年、連合国によって、滑走路が破壊された。
  • 1951年、民間航空の発着が再開。
  • 1955年、ルフトハンザドイツ航空が当空港への乗り入れを再開。
  • 1958年、旅客ターミナルが開業。
  • 1970年、当時世界最大だった格納庫が開設された。
  • 1972年、新ターミナル(現在のターミナル1)が開業。
  • 1984年、第三滑走路が供用を開始。
  • 1999年、長距離駅が開業。
  • 滑走路南側にアメリカ空軍のラインマイン空軍基地がおかれていたが、2005年12月31日に閉鎖された。
  • 2011年、第四滑走路が供用を開始。
  • 2011年、空港内で乱射事件が発生。

施設

ターミナル

フランクフルト空港には、2つの主要旅客ターミナル(ターミナル1と2)があり、建設中のターミナル3もある。

ターミナル1

ターミナル1には、コンコースA、B、C、Zがあり、年間5,000万人の旅客処理能力を持つ。合計103のゲートがあり、そのうち54のゲートにボーディングブリッジが備えられている。ターミナル1は、主にルフトハンザグループ、スターアライアンス加盟会社(エア・カナダ、全日本空輸、エチオピア航空、ユナイテッド航空など)が使用している。

コンコース Z はコンコース A の上に位置しており、同じボーディングブリッジを共有している。シェンゲン協定加盟国以外の目的地へのフライトはZゲートから、シェンゲン協定加盟国へのフライトはAゲートから出発する。

2012年10月10日、ピアAプラスとして、ターミナル1の西側に約800メートル拡張された。

ターミナル2

第2ターミナルは1994年に開業し、年間1,500万人の旅客処理能力を持つターミナルであり、コンコースD、Eがある。T2には、ボーディングブリッジがある8ゲートと、34のバス搭乗ゲートの、合計42のゲートがある。

ターミナル2は主にワンワールド加盟会社、スカイチーム加盟会社が使用するほか、アライアンス未加盟の会社も使用する。

なお、2026年から改修のため一時的に閉鎖されることが発表されている。

貨物施設

フランクフルト空港にはいくつかの物流施設があり、これらの施設は、北(CargoCity Nord)と南(CargoCity Süd)の2エリアに集約されている。2010年には、パリ・シャルル・ド・ゴール空港に次いでヨーロッパで2番目に貨物輸送量の多い空港となった。

  • カーゴシティ・ズード()には、貨物輸送事業者向けの貨物センターがある。DHL Global Forwarding、中国国際航空、LUG Aircargo Handling(エミレーツ航空、日本航空、大韓航空、Cargolux Airlines、エーゲ航空、デルタ航空、シベリア航空、南アフリカ航空、ウズベキスタン航空)、Fraport Cargo Servicesなどのいくつかの運送会社が拠点を置いている。
  • カーゴシティ・ノルド()は、ルフトハンザ カーゴの本社であり、運航拠点となっている。他にも、生鮮食品を扱う生鮮食品センターや、生きた動物を輸送するためのフランクフルト・アニマル・ラウンジがある。

就航路線と就航都市

旅客

基本的に、スターアライアンス加盟の航空会社が第1ターミナルを使用し、第2ターミナルはスカイチームやワンワールドが使用する。第1ターミナルにスカイチームやワンワールド加盟の航空会社が使用する例外もある。

第1ターミナル

航空会社 就航地 コンコース
ルフトハンザドイツ航空 (LH) (SA) 【ドイツ国内線】
ハンブルクデュッセルドルフミュンヘンベルリン/テーゲルシュトゥットガルトニュルンベルクハノーファーブレーメン・フリードリヒスハーフェン・ミュンスター・ズュルト・ウーゼドム
【南西ヨーロッパ】
ロンドン/ヒースローロンドン/シティマンチェスターエディンバラグラスゴーバーミンガムシャノンダブリンパリ/CDGナントレンヌリヨンニースマルセイユボルドーストラスブールトゥールズ・バスティア・ルクセンブルクローマミラノ/マルペンサミラノ/リナーテバーリボローニャ・カリャリ・カターニア
パレルモヴェネツィアフィレンツェジェノヴァナポリ・オルビア・アムステルダムバレッタリスボンポルトマデイラファロブリュッセルパルマ・デ・マヨルカバルセロナマドリードバレンシアビルバオイビサマラガセビリアアリカンテマオーサンティアゴ・デ・コンポステーラパンプローナ
【中央ヨーロッパ】
チューリッヒジュネーヴバーゼルウィーンザルツブルクグラーツ・リンツ・プラハブダペストワルシャワクラクフカトヴィツェグダニスク・ヴロツワフ・ポズナン・ブィドゴシュチュ
【南東ヨーロッパ】
ザグレブ・スプリト・ドブロニブク・プーラ・ザダル・リブリャナベオグラードティヴァトブカレスト・クルジュ=ナポカ・ティミショアラアテネテッサロニキイラクリオンサントリーニ島ロドス島ソフィアティラナイスタンブールラルナカ
【北ヨーロッパ】
ヘルシンキイヴァロ・クーサモ・ストックホルム/アーランダヨーテボリオスロトロムソコペンハーゲンビルン
【NIS諸国・バルト3カ国】
モスクワ/ドモジェドヴォサンクトペテルブルクミンスクキシナウキエフリガヴィリニュスタリンバグーアルマトイヌルスルタン
【中東・北アフリカ】
テヘランアルビールマナーマダンマンリヤドドバイクウェートアンマンベイルートカイロカサブランカマケラシュアガディールチュニスアルジェテルアビブエイラートアンタルヤ・ボドルム
【アフリカ】
ナイロビヨハネスブルグケープタウンラゴスアブジャポートハーコートマラボルアンダアディスアベバ
【アジア】
東京/羽田ソウル/仁川北京/首都上海/浦東瀋陽南京青島香港バンコク/スワンナプームシンガポールムンバイデリーチェンナイベンガルールマレ
【北アメリカ】
ヒューストンロサンゼルスボストンアトランタシカゴデンバーダラスデトロイトサンフランシスコワシントンD.C./ダレスマイアミニューヨーク/ニューアークニューヨーク/JFKシアトルオーランドサンディエゴフィラデルフィアタンパオースティントロントモントリオールオタワバンクーバー
【中央アメリカ・南アメリカ】
メキシコシティサンホセサンパウロリオデジャネイロブエノスアイレスボゴタ
A・B・C
コンドル航空 (DE) 【ヨーロッパ】
マルセイユ・カリャリ・カターニア・オルビア・ラメーツィア・テルメ・ティヴァト・スプリト・ドブロニブク・ザダル・ニエカ・バレッタ・フンシャル・テッサロニキ・イラクリオン・ケルキラ島・ハニア・ミコノス島・サントリーニ島・カラマタ・プレベサ・ザキントス島・ロドス島・コス島・カヴァラ・サモス島
パルマ・デ・マヨルカ・テネリフェ島・マラガ・イビザ・グラン・カナリア・フエルテベントゥラ・サンタ・クルス・デ・ラ・パルマ・ラルナカ
【アフリカ】
フルガダモンバサ・ケープタウン・ウィントフック・ポートルイス・アガディール・キリマンジャロヴィクトリア
【北アメリカ】
ミネアポリス・シアトル・ラスベカスボルティモアアンカレッジポートランドピッツバーグフェアバンクス・トロント・カルガリー・ホワイトホース・バンクーバー・ハリファックス
【中央アメリカ】
セントジョージズ・プンタ・カナ・ラ・ロマーナ・プエルト・プラタ・サントドミンゴ・オルギン・ハラデーロ・サンホセ・ブリッジタウンサンファンカンクンフォールドフランス・モンテゴベイ・トバコ
【アジア】
マレ・アンタルヤ
C
ディスカバー・エアラインズ (4Y) ウィントフック・ラスベカス・カンクン・モンバサ・ザンジバル・ブリッジタウン A
クロアチア航空 (OU) (SA) ザグレブ・スプリト・ドブロニブク・プーラ・ザダル A
LOTポーランド航空 (LO) (SA) ワルシャワ A
オーストリア航空 (OS) (SA) ウィーン・インスブルック・ザルツブルク・グラーツ・リンツ A
ITAエアウェイズ (AZ) (SK) ローマミラノ/リナーテ A・B
エア・ドロミティ (EN) ヴェローナトリノミラノ/リナーテ・フィレンツェ・ロンドン/シティ・ヴロツワフ A
スカンジナビア航空 (SK) (SK) ストックホルム/アーランダ・コペンハーゲン・オスロ A
ブリュッセル航空 (SN) (SA) ブリュッセル A
スイスインターナショナルエアラインズ (LX) (SA) チューリッヒ・ジュネーヴ A
エーゲ航空 (A3) (SA) アテネ・テッサロニキ・イラクリオン・ロドス島 B
全日本空輸 (NH) (SA) 東京/羽田 B
エチオピア航空 (ET) (SA) アディスアベバ B
中国国際航空 (CA) (SA) 北京/首都・成都深圳・上海/浦東 B
アルジェリア航空 (AH) アルジェ B
エアカナダ (AC) (SA) トロント・モントリオール・カルガリー・バンクーバー B
モルドバ航空 (9U) キシナウ B
ナミビア航空 (SW) ウィントフック B
エジプト航空 (MS) (SA) カイロ B
クウェート航空 (KU) クウェート B
ミドル・イースト航空 (ME) (SK) ベイルート B
カタール航空 (QR) (OW) ドーハ B
ロイヤル・エア・モロッコ (AT) (OW) カサブランカ B
南アフリカ航空 (SA) (SA) ヨハネスブルク B
TAPポルトガル航空 (TP) (SA) リスボン B
チュニスエア (TU) チュニス・モナスティル・ジェルバ B
ターキッシュエアラインズ (TK) (SA) イスタンブールイスタンブール/サビハアンカラ・アンタルヤ B
ユナイテッド航空 (UA) (SA) ヒューストン・シカゴ・デンバー・サンフランシスコ・ワシントンD.C./ダレス・ニューヨーク/ニューアーク B
エア・インディア (AI) (SA) ムンバイ・デリー C
アシアナ航空 (OZ) (SA) ソウル/仁川 C
エル・アル航空 (LY) テルアビブ C
() LATAM航空グループ (LA) サンディエゴ・サンパウロ C
イラン航空 (IR) テヘラン C
エア・セルビア (JU) ベオグラード C
タイ国際航空 (TG) (SA) バンコク/スワンナプーム・プーケット C
シンガポール航空 (SQ) (SA) シンガポール C
マルタ航空 (KM) バレッタ C

第2ターミナル

航空会社 就航地 コンコース
エア・リンガス (EI) ダブリン D
エア・アスタナ (KC) ヌルスルタン・オラル D
エールフランス (AF) (SK) パリ/CDG D
チャイナエアライン (CI) (SK) 台北/桃園 D
中国東方航空 (MU) (SK) 上海/浦東 D
デルタ航空 (DL) (SK) アトランタ・ミネアポリス・ニューヨーク/JFK D・E
ガルフ・エア (GF) マナーマ D
日本航空 (JL) (OW) 東京/成田 D
KLMオランダ航空 (KL) (SK) アムステルダム D
大韓航空 (KE) (SK) ソウル/仁川 D
エア・モンテネグロ (ZQ) ポドゴリツァ D
サウディア (SV) (SK) ジェッダリヤド D
TUIフライ・ドイッチュラント (X3) ★ ラメーツィア・テルメ・ダラマン・フンシャル・イラクリオン・ケルキラ島・パトラ・ロードス島・
コス島・パルマ・デ・マヨルカ・テネリフェ・バルセロナ・イビザ・マオー・ラス・パルマス・
フエルベテントゥラ・ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ・ランサローテ・ラルナカ・フルガダ・
ルクソール・マラサアラム・アディガール・ボア・ヴィスタエスパルゴス・ハンブルク・ハノーファー
D
ウズベキスタン航空 (HY) タシケントウルゲンチ(2026年4月11日より運航再開予定) D
ベトナム航空 (VN) (SK) ハノイホーチミン D
タロム航空 (RO) (SK) ブカレスト D
エアヨーロッパ (UX) (SK) マドリード D
中国南方航空 (CZ) 広州長沙 D
エア・バルティック (BT) ★ リガ D
アメリカン航空 (AA) (OW) ダラス・シャーロット E
ブリティッシュエアウェイズ (BA) (OW) ロンドン/ヒースロー・ロンドン/シティ E
ブルガリア航空 (FB) ソフィア E
キャセイパシフィック航空 (CX) (OW) 香港 E
エミレーツ航空 (EK) ドバイ E
エティハド航空 (ET) アブダビ E
フィンエアー (AY) (OW) ヘルシンキ E
イベリア航空 (IB) (OW) マドリード E
アイスランド航空 (FI) レイキャビーク E
ペガサス航空 (PC) ★ イスタンブール/サビハ・アンカラ・イズミル・アンタルヤ E
ロイヤル・ヨルダン航空 (RJ) (OW) アンマン E
サンエクスプレス (XQ) ★ アンカラ・イズミル・アンタルヤ・ボドルム・ダラマン・アダナ・カイセリ・カズィアンテプ E
サンエクスプレス・ジャーマニー (XG) ★ ラーメツィア・テルメ・アンカラ・アンタルヤ・アダナ・サムスン・エラズー・カイセリ・
イラクリオン・ケルキラ島・ヴァルナ・フルガダ
E

施設

2つの旅客ターミナルがあり、回廊、新交通システム(スカイライン)、バスで連絡されている。

ターミナル1

ターミナル 1

ターミナル1は1972年3月14日にオープン。A,B,Cの三つのコンコースがある。スターアライアンス各社はこのターミナル1に発着する。ルフトハンザはコンコースA、全日本空輸はコンコースBを使用している。

コンコース A

コンコース B


コンコース C


ターミナル2

ターミナル 2

ターミナル2は1994年10月24日にオープンした新しいターミナルである。D,Eの二つのコンコースがある。日本航空はコンコースDを使用している。

ターミナル2(離陸機上より)
ターミナル2横を走行するスカイライン

コンコース D

コンコース E

アクセス

フランクフルト市内と空港間は鉄道によって結ばれている。フランクフルト空港近距離駅遠距離駅の2つが存在する。

フランクフルト空港近距離駅

フランクフルト空港近距離駅はターミナル1、コンコースBに隣接した地下に位置する。フランクフルト中央駅までSバーンS8(ヴィースバーデン中央駅-マインツ中央駅-当駅-フランクフルト中央駅-ハーナウ)、S9(ヴィースバーデン中央駅-マインツ-カステル-当駅-フランクフルト中央駅-ハーナウ)が利用可能である。昼間時間帯は15分おきに発車する。24時間運行しているが、夜間は運転間隔が長くなる。フランクフルト中央駅からは市内交通へ乗り換えが可能である。ラインマイン交通連合乗車券が利用可能であり、フランクフルト市内までの利用であれば長距離列車よりも安価である。

フランクフルト空港遠距離駅

フランクフルト空港近距離駅に隣接して位置し両者は連絡通路で結ばれている。ケルン-ライン=マイン高速線と直結しており、ICEやICでドイツ各地と結ばれている。

 バス 

第1ターミナルと第2ターミナルの間を結ぶシャトルバスは午前5時30分から深夜までの間に運行。

第1ターミナル
のりば 系統 主要経由地 行き先 運行会社
24 751 ヴァルドルフメルフェルデン ダルムシュタット ライン=マイン交通連盟 (RMV)
23 DLH ゼーハイム ルフトハンザ
543ビル X77 フランクフルト空港貨物地区南・ゲートウェイガーデンミッテ フランクフルト南駅 ライン=マイン交通連盟 (RMV)
19 77 ゲートウェイガーデン
22 72 ケルスターバッハ駅リュッセルスハイム ビショフスハイム
22 73 ケルスターバッハ駅
X58 へーヒスト中央駅
21 58 へーヒスト中央駅 エシュボルン
21 n81 コンスタブルガード
20 OF64 ブーフシュラーク・シュプレントリンゲン オッフェンタール
19 n72 ノイ=イーゼンブルク
18 62 シュバンハイム
18 n7 コンスタブルガード
17 X17 ノイ=イーゼンブルク・ハッタースハイム ホーフハイム
17 X19 ノイ=イーゼンブルク オーベルツハウゼン
X61 ゲートウェイガーデンノール シュトレーゼマンアレー
フランクフルト南駅
16 61 フランクフルト南駅
14 AIRLiner 直行 ダルムシュタット
第2ターミナル
のりば 系統 主要経由地 行き先 運行会社
Eホール・8番出口 62 シュバンハイム ライン=マイン交通連盟 (RMV)
61 フランクフルト南駅
AIRLiner 直行 ダルムシュタット
ルフトハンザエクスプレス
のりば 系統 主要経由地 行き先 運行会社
第1ターミナル西口広場 ルフトハンザエクスプレスバス ストラスブール ルフトハンザバス
ニュルンベルク

利用実績

遠距離駅
近距離駅入口

2019年の旅客数は約7055万人で、ヨーロッパの空港では4位だった。上位はロンドン・ヒースロー空港(8088万人)、パリ=シャルル・ド・ゴール空港(7615万人)、アムステルダム・スキポール空港(7170万人)だった。

旅客の多い行き先は、国内線ではベルリンハンブルクミュンヘン、国際線ではロンドンウィーンマドリードが上位に位置している。

貨物輸送では、フランクフルト空港の扱い量は209万トンでヨーロッパ2位だった。1位はシャルル・ド・ゴール空港(210万トン)、3位はヒースロー空港(167万トン)だった。

2001年の同時多発テロや2008年のリーマンショックで、旅客数や貨物取扱量は一時減少したが再び増加した。この為、当空港の処理能力は限界に達しつつあったが2020年の新型コロナウイルス感染症の世界的流行で再び減少している。

旅客数 貨物取扱量(t) 航空郵便取扱量(t) 航空機発着回数
2020 18,770,998 1,895,074 57,554 212,235
2019 70,560,987 2,041,775 86,701 513,912
2010 53,013,771 2,231,348 76,445 464,432
2000 49,369,429 1,589,428 141,011 458,731
1990 29,631,427 1,176,055 152,317 324,387
1980 17,664,171 642,850 91,918 222,293
1970 9,401,842 327,323 59,353 195,802
1960 2,172,494 46,910 11,875 85,257
1950 195,330 3,652 1,616 13,076

出典

拡張

拡張計画。左上の北西滑走路は2011年より供用。

近年、利用者が増加傾向にあり、現状のままでは2020年に第1、第2ターミナルだけでは増加する乗客に対応できなくなると予想されていたため、新たに第3ターミナル建設が計画されている。第3ターミナルは旧ラインマイン空軍基地のあったフランクフルト空港の南側に位置し、最初に中央ターミナル施設と、24カ所の駐機スポットを備えた2つのピアが建設される予定。完成は2021年の予定であったが、新型コロナウイルス感染症のため工期が延長されている。1年間に1400万人の旅客に対応することができる。[5] 第3ターミナルへは、現在第1-第2ターミナル間を結んでいるスカイラインが延長されることになっている他、Sバーンが乗り入れる計画もある。

税関トラブル

当空港の構造上、ターミナル1Bに到着の場合、機内持込荷物と機内預入荷物のあわせて2回の税関への申告が必要な場合があり、申告を忘れたり正確な申告をせずに通関したことによって、多額の税または反則金の支払いを命じられるトラブルが多数発生している[6][7]

脚注

  1. ^ 1999年から2004年まで、25Cとの同時着陸の際の後方気流を減少させ着陸便数の増加が可能か調べる目的で滑走路端とは別の着陸地点として滑走路長が2500mとなる地点に26Lが存在したが、2009年初頃に撤去された。HALS/DTOP
  2. ^ 滑走路18/36の36側は使用されていない(滑走路36側には、滑走路の路面表記等も存在しない)。
  3. ^ EAD Basic
  4. ^ Frankfurt Int'l Airport 2024 Passenger Data”. fraport.com. 2025年10月9日閲覧。
  5. ^ フランクフルト国際空港、第3ターミナルを建設へ Fly Team
  6. ^ フランクフルト国際空港における税関トラブルに関する注意事項 在ルクセンブルク日本国大使館
  7. ^ ドイツの国際空港における税関検査に関する注意事項 在ドイツ日本国大使館

関連項目

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