アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/28 04:17 UTC 版)
| アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港 Aeropuerto Adolfo Suárez Madrid-Barajas |
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| IATA: MAD - ICAO: LEMD | ||||||||||||||||
| 概要 | ||||||||||||||||
| 国・地域 | |
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| 所在地 | マドリード | |||||||||||||||
| 種類 | 民間 | |||||||||||||||
| 運営者 | Aena | |||||||||||||||
| 拠点航空会社 | ||||||||||||||||
| 敷地面積 | 3,050 ha | |||||||||||||||
| 標高 | 610 m | |||||||||||||||
| 座標 | 北緯40度29分36.80秒 西経003度34分00.35秒 / 北緯40.4935556度 西経3.5667639度 | |||||||||||||||
| 公式サイト | 公式ウェブサイト | |||||||||||||||
| 地図 | ||||||||||||||||
| 空港の位置 | ||||||||||||||||
| 滑走路 | ||||||||||||||||
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| 統計(2024年) | ||||||||||||||||
| 旅客数 | 6,619万人 | |||||||||||||||
| リスト | ||||||||||||||||
| 空港の一覧 | ||||||||||||||||
アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港(アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハスくうこう、スペイン語: Aeropuerto Adolfo Suárez Madrid-Barajas、旧称および通称はマドリード=バラハス空港) (IATA: MAD, ICAO: LEMD) は、スペインの首都マドリードにある国際空港[4][5]。マドリード都心の10キロメートル北東に位置している。
概要
1931年に開港した。イベリア航空のハブ空港であり、旅客数と敷地面積は南ヨーロッパ最大級である[6]。南米路線が充実している。
空港ターミナルはマドリードの行政区であるバラハスに立地しているが、敷地が3,050ヘクタールと広大なためアルコベンダス、サン・セバスティアン・デ・ロス・レイエス、パラクエージョス・デ・ハラーマにも跨がっている。
歴史
開港から2014年に至るまで
1927年に建設開始され、1931年に完成し、1933年に初めて商業飛行を開始し、1944年に2つ目の滑走路が完成した。1954年、当時の国内線ターミナル(今のターミナル2)が完成し、貨物運航が開始された。1965年にこの空港に名付けられた地にちなんでマドリード=バラハス空港と改名された。1971年、ジャンボジェットの商業飛行運航開始に合わせ、国際線ターミナル(今のターミナル1)が開業した。1974年、イベリア航空は当空港とバルセロナとの間に今の国際線国内線乗継便の運用を開始し、現在も運用に至っている。
1979年7月29日、空港内で爆弾が爆発。死者5人、負傷者113人。バスク祖国と自由による犯行とみられる[7]。
1982年、ワールドカップ開催に合わせ、今のターミナル3が1980年に開業した。2000年空港利用者数は、年間70万人を突破し、3つ目の滑走路と、新たな管制塔の建設を開始した。さらに、新たに2つの滑走路を建設し、その一つにオープンパラレルを設置した。2006年にターミナル4が開業した。
2014年の改名
2014年3月26日、空港名を「アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港」(スペイン語: Aeropuerto Adolfo Suárez Madrid–Barajas)に改名するという勧業省の省令が出された[5]。2014年3月23日に死去した民主化移行後のスペインで最初の首相でスペイン民主化の立役者の1人としても知られるアドルフォ・スアレス・ゴンサーレスの功績をたたえるためである[8][9][10][11][12][13]。
就航航空会社
ターミナル1、2,3は主に航空連合スカイチーム、スターアライアンスに所属する航空会社が乗り入れしている。ターミナル4は主に航空連合ワンワールドに所属している航空会社が乗り入れている。ただし、エア・ヨーロッパは複数のターミナルを使用しているため、本稿では就航先のみ表記する。
複数ターミナル乗り入れ航空会社
ターミナル1
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| シェレメーチエヴォ国際空港(モスクワ) | |
| ダブリン空港(ダブリン) | |
| エセイサ国際空港(ブエノスアイレス) | |
| メキシコシティ国際空港 | |
| トロント・ピアソン国際空港 | |
| ニューアーク・リバティー国際空港 | |
| 北京首都国際空港、グアルーリョス国際空港(サンパウロ) | |
| 杭州蕭山国際空港 | |
| 上海浦東国際空港、温州龍湾国際空港 | |
| 香港国際空港 | |
| 仁川国際空港 | |
| アブダビ国際空港 | |
| クウェートシティ(2025年10月26日より運航再開予定) | |
| キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(ジェッダ)、キング・ハーリド国際空港(リヤド) | |
| イスタンブール空港 | |
| アディスアベバ国際空港 | |
| チュニス・カルタゴ国際空港 | |
| インディラ・ガンディー国際空港 |
※その他、ライアンエアーなどが就航している。
ターミナル2
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| アンコーナ(2025年12月19日より運航開始予定)、アストゥリアス(2025年10月31日より運航開始予定)、ジェノヴァ(2025年12月5日より運航開始予定) | |
| アテネ国際空港 | |
| ブリュッセル国際空港 | |
| ワルシャワ・ショパン空港 | |
| フランクフルト国際空港、ミュンヘン国際空港 | |
| ウンベルト・デルガード空港(リスボン) | |
| チューリッヒ空港、ジュネーヴ空港 |
ターミナル4
| 航空会社 | 目的地 |
|---|---|
| (スペイン国内)ア・コルーニャ、バルセロナ、グラナダ、ビルバオ、アストゥリアス、サンタンデール (ヨーロッパ)アテネ、デュッセルドルフ、フィレンツェ、フランクフルト、ジュネーヴ、ハンブルク、パリ/オルリー、ロンドン/ヒースロー、プラハ、ミラノ/リナーテ、ミラノ/マルペンサ、ストックホルム、ブカレスト(2026年6月3日より運航開始予定)、ティヴァト(2026年7月18日より運航開始予定) (南アメリカ)ボゴタ、リオデジャネイロ、サンパウロ、フォルタレザ(2026年2月16日より運航再開予定)、レシフェ(2025年12月13日より運航再開予定)、ブエノスアイレス、サンティアゴ、モンテビデオ、カラカス、キト、 (中央アメリカ)メキシコシティ、モンテレイ(2026年6月2日より運航開始予定)、グアテマラシティ、グアヤキル、ハバナ、サント・ドミンゴ、パナマシティ、サン・ホセ (北アメリカ)シカゴ/オヘア、ニューヨーク/JFK、ニューヨーク/EWR(2026年3月29日より運航開始予定)[14]、マイアミ、オーランド(2025年10月26日より運航開始予定) (アフリカ)アルジェ、カサブランカ、マラケシュ、ダカール、ヨハネスブルグ (アジア)テルアビブ、上海/浦東、東京/成田 |
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| ダラス・フォートワース国際空港、マイアミ国際空港、ジョン・F・ケネディ国際空港、フィラデルフィア国際空港 | |
| ロンドン・ヒースロー空港 | |
| ヘルシンキ国際空港 | |
| グアルーリョス国際空港 | |
| アルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港、フランクフルト国際空港 | |
| ホルヘ・チャベス国際空港 | |
| ハマド国際空港 | |
| クィーンアリア国際空港(アンマン) | |
| ベン・グリオン国際空港 | |
| ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港 | |
| ウィーン国際空港 | |
| ボルィースピリ国際空港 | |
| ベン・グリオン国際空港 | |
| バルセロナ・エル・プラット国際空港、パリ=シャルル・ド・ゴール空港、フィウミチーノ空港、フィレンツェ=ペレトラ空港 |
市内へのアクセス
- マドリード地下鉄8号線(中心広場へのプエルタ・デル・ソルに行くには2回乗換えが必要)
- リムジンバス アベニーダ・デ・アメリカ方面
- 2011年9月にはセルカニアス(スペイン国鉄の近郊路線)C-1線が空港に乗り入れ、チャマルティン駅およびアトーチャ駅の両中心駅まで乗り換えなしで移動可能になった。また、プエルタ・デル・ソルにも、チャマルティン駅乗換えで行くことが可能。
事故およびインシデント
- 1976年5月9日 - イラン帝国空軍輸送機墜落事故
- 1983年11月27日 - アビアンカ航空011便墜落事故
- 1983年12月7日 - マドリード・バラハス空港地上衝突事故
- 2008年8月20日 - スパンエアー5022便離陸失敗事故
関連項目
- アドルフォ・スアレス - スペインの政治家。2014年に死去したことに伴い、彼の業績を称えてスペイン政府がスアレスの名をバラバス国際空港に付けた[15]。
- マドリード=バラハス空港ピープル・ムーバー - 2005年より新ターミナル4 - 新ターミナル4サテライト間を連絡している新交通システム。
脚注
- ^ Spanish AIP (Aena) Archived 2012年3月7日, at the Wayback Machine.
- ^ “Estadísticas de tráfico aereo”. Aena. 2025年10月9日閲覧。
- ^ MdN編集部『一度見たら忘れない奇跡の建物 異彩を放つ世界の名建築100』エムディエヌコーポレーション、2017年、78頁。ISBN 978-4-8443-6644-7。
- ^ “Barajas ya es el aeropuerto «Adolfo Suárez Madrid Barajas» según el BOE”. Diario ABC (2014年3月26日). 2015年3月20日閲覧。
- ^ a b “Orden FOM/480/2014, de 24 de marzo, por la que se modifica la denominación oficial del aeropuerto de Madrid-Barajas.”. Boletín Oficial del Estado (スペイン政府) (74). (2014年3月26日). ISSN 0212-033X.
- ^ 規模別の空港一覧を参照
- ^ スペイン緊張 バスク・ゲリラ爆弾テロ激化 バカンス客を直撃『朝日新聞』1979年(昭和54年)7月31日朝刊 13版 7面
- ^ “Presidente de la Transición”. El País. (2014年3月24日) 2014年3月24日閲覧。
- ^ “Adolfo Suarez, artisan de la transition post-franquiste, est mort”. Le Monde. (2014年3月23日) 2014年3月24日閲覧。
- ^ “Murió Adolfo Suárez, el piloto de la Transición española”. BBC. (2014年3月23日) 2014年3月24日閲覧。
- ^ “España llora a Adolfo Suárez, el hombre de la Transición”. BBC. (2014年3月23日) 2014年3月24日閲覧。
- ^ “El último adiós a Adolfo Suárez, el piloto de la transición”. BBC. (2014年3月23日) 2014年3月24日閲覧。
- ^ “Muere Adolfo Suárez, el presidente de la Transición”. BBC. (2014年3月23日) 2014年3月24日閲覧。
- ^ https://www.avionrevue.com/america/iberia-inaugurara-nuevo-vuelo-diario-a-newark-desde-madrid/
- ^ 「スアレス空港」に改名=故元首相たたえる-スペイン 時事通信 2014年3月25日閲覧
外部リンク
- Adolfo Suárez Madrid-Barajas Airport - 空港運営会社 (Aena) によるウェブサイト
- アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港のページへのリンク