エアカナダとは? わかりやすく解説

エア・カナダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/13 13:56 UTC 版)

エア・カナダ
Air Canada
IATA
AC
ICAO
ACA
コールサイン
AIR CANADA
法人番号 3700150005997
設立 1937年
ハブ空港 トロント・ピアソン国際空港
モントリオール・トルドー国際空港
バンクーバー国際空港
カルガリー国際空港
焦点空港 オタワ・マクドナルド・カルティエ国際空港
エドモントン国際空港
ハリファックス国際空港
マイレージサービス アエロプラン
会員ラウンジ メイプルリーフ・ラウンジ
航空連合 スターアライアンス
親会社 ACE Aviation Holdings Inc.
保有機材数 410機(89機発注中)
就航地 241都市
本拠地 カナダ ケベック州 モントリオール
代表者 David Richardson(会長
Calin Rovinescu(社長CEO
外部リンク エア・カナダ(日本語)
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エア・カナダAir Canada TSXACE.RV)は、カナダ最大の航空会社で、同国のフラッグ・キャリアである。

ウェスタンカナダアビエーションミュージアムに現存するトランス・カナダ航空のロッキード L-10A
モントリオール—バンクーバー線で使用されたロッキード L-14 スーパーエレクトラ

歴史

  • 1937年4月11日、カナディアン・ナショナル鉄道 (CNR) の子会社として、前身のトランス・カナダ航空 (Trans-Canada Airlines, TCA) が設立された。
  • 1937年9月1日、ロッキード L-10Aを使用してバンクーバーからシアトルへ、2人の乗客と郵便を運ぶ初飛行を行った。
  • 1938年7月1日、客室乗務員の採用を開始した。
  • 1939年、初の大陸横断路線として、モントリオール-バンクーバー間での運航を開始。
  • 1942年、カナディアン航空から合併を提案されるが、当時の首相であったウィリアム・ライアン・マッケンジー・キングはTCAこそがカナダであるべき航空会社だと発言し、これを拒んだ。
  • 1949年、ウィニペグからモントリオールに本社を移転。
  • 1953年、 世界で初めてコンピューター予約システムを使用開始。
  • 1964年、TCAはカナダにおけるナショナル・フラッグ・キャリアへと成長し、1965年1月1日より、エア・カナダへと社名を変更した。
  • 1970年、政府により、競合のCPエアや地方航空会社に対してさまざまな規制が行われ、国営会社として優遇された。
  • 1978年、カナダでも航空自由化が行われ、他社との平等な競争が開始された。
  • 1978年、初の女性パイロットを採用。
  • 1988年、カナディアン・ナショナル鉄道 (CNR)と合わせて、エア・カナダは国営企業から離脱し、民営化され、株式の43%を公開。
  • 1987年12月7日、世界で初めて機内を禁煙化。
  • 1990年代初頭、ペルシャ湾岸戦争によって航空需要が低迷したため、財政難に直面した。
  • 1995年、米国とカナダ間のオープンスカイ協定が結ばれたことにより、アメリカ路線約30路線を開設。
  • 1997年5月の創設時から、航空連合スターアライアンスに加盟。
  • 1998年9月2日、パイロットによるストライキが決行される。
  • 2000年1月、カナダ第2位の航空会社であるカナディアン航空を買収。
  • 2003年4月1日、合併や競争激化により経営が悪化し、破産保護の申請を行った。
  • 2004年10月、カナダの歌手セリーヌ・ディオンCMに起用。
  • 2004年9月30日、19か月間の破産保護状態を脱却。ACE航空ホールディングス株式会社 (ACE Aviation Holdings Inc.) がエア・カナダを所有し再建する親会社となった。
  • 2004年10月19日、薄い水色をベースとした新塗装を発表。
  • 2004年10月31日、フランクフルト-トロント線でボーイング747の運航を終了した。
  • 2005年11月9日、ボーイング777型機16機(-300ER10機、-200LR6機)、ボーイング787-8型機14機を発注。
  • 2006年7月、3億ドルを投資して、全機材の機内を改装するプロジェクトを開始。
  • 2013年12月、既存のエアバスA320シリーズを置き換えるため、ボーイング737 MAXを61機発注した。
  • 2017年2月9日、エア・カナダの80周年とカナダの連邦創立150周年に合わせて、赤と黒をベースとした新塗装を発表[1]。1964年から1992年まで使用された塗装に近い塗装となっている。
  • 2017年7月、ワイドボディ機においてプレミアムエコノミークラスを再導入。
  • 2018年6月6日、中国国際航空との合弁事業を開始。北米と中国の航空会社としては、最初の合弁事業。
  • 2019年、エンブラエルE190の置き換え用として、エアバスA220の導入を開始。
  • 2019年5月16日、エア・トランザットの親会社であるトランザットA.T.を、5億2,000万カナダドルで買収する交渉をしていると発表。
    • 2019年6月27日、トランザットA.T.を、1株あたり13カナダドルで買収することに合意した。2019年8月11日には、買収価格をが1株あたり18カナダドルに引き上げられた。
    • 2021年2月11日、カナダ政府によって買収が承認された。
    • 2021年4月、欧州委員会の承認を確保できなかったため、買収計画は白紙となった。
  • 2020年3月18日、新型コロナウイルスの感染拡大により、ほとんどのフライトの運航を停止すると発表した。
  • 2020年5月22日、運航を再開。
  • 2021年4月、COVID-19のパンデミックに対する支援として、カナダ政府が株式6.4%を取得した。
  • 2025年から、ベル・カナダと提携し、高速かつ無料のWi-Fi提供を開始。
  • 2025年8月16日より、1万人以上の客室乗務員がストライキを決行し、全便が欠航した。1日あたり推定13万人の乗客が影響を受けた。

保有機材

運航機材

エア・カナダ 運航機材一覧(2025年8月現在)[2][3]
機材 運用数 発注数 座席数 備考
C W Y 合計
エアバスA220-300 37 28[4] 12 - 125 137 10機のオプション付き[5]
エアバスA319-100 2 - 12 - 124 136
エアバスA320-200 17 - 14 - 132 146
12 138 150
8 144 152
エアバスA321-200 20 - 8 - 176 184
16 174 190
180 196
エアバスA321XLR - 30[6] 14 - 168 182[7] 2025年より受領予定[6]
10機の追加購入権付き[8]
エアバスA330-300 20 - - 30 255 285
32 24 241 297
ボーイング737-8 MAX 47 6[8][9] 16 - 153 169 10機のオプション付き[8]
2025年までに受領予定
2028年までに全機をエア・カナダ・ルージュに移管予定[10][11]
- 189 189
ボーイング777-200LR 6 - 40 24 236 300
ボーイング777-300ER 19 - 40 24 336 400
28 398 450
ボーイング787-8 8 - 20 21 214 255
ボーイング787-9 32 - 30 21 247 298
ボーイング787-10 - 18[12] 42 28 262 332 2025年度以降受領予定
オプション12機付き[12]
ハート ES-30英語版 - 30 - - 30 30 2028年より受領予定[13]
エア・カナダ・ジェッツ
エアバスA320-200 4 - 70 - - 70
エア・カナダ・エクスプレス
ボンバルディア CRJ-900 35 - 12 - 64 76 ジャズ航空による運航
デ・ハビラント・カナダ DHC-8-400 39 - - - 74 74
78 78
エンブラエル E175 25 - 12 - 64 76
エア・カナダ・ルージュ
エアバスA319-100 18 - 12 - 124 136 2028年までに737MAXに置き換え予定[10][11]
エアバスA320-200 5 - 12 - 156 168
エアバスA321-200 14 - 12 - 184 196
エア・カナダ・カーゴ
ボーイング767-300ER/BDSF 6[14] - 貨物
合計 354 112

同社が発注したボーイング製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は33で、航空機の形か式名は767-333ER、777-233LR、777-333ERなどとなる。ただし、合併前にカナディアン航空で使用していた機材については、カナディアン航空時代のカスタマーコード75が与えられている。

退役済機材

サービス

キャビン

長距離国際線においては、ビジネスクラス「エアカナダ・シグネチャークラス」、プレミアムエコノミー、エコノミークラスの3クラス仕様、近距離国際線や国内線では1クラス、または、2クラス仕様となっている。なお、4機のエアバスA320型機は、全席ビジネスクラスの特別仕様となっている[15]

機内食

機内食は、国際線においては全席に提供され、ビジネスクラスでは、カナダ行きの場合はプレミアムミールが、カナダ発は3人のカナダ人トップシェフが監修した特別メニューがそれぞれ提供される。プレミアムエコノミー・エコノミークラスでは、環境にやさしいボックスミールや白ワイン・赤ワイン・ジンジャーエール・コーヒーなどが提供される。北米・カリブ海路線のエコノミークラスでは「エア・カナダ・ビストロ」と呼ばれる機内食も用意されており、カナダ国内の主要空港を出発し、飛行時間が2時間以上のフライト時に提供される。22時より前の出発便はホットミールなども提供され、紅茶・ジュースは無料で提供される。なお22時以降の出発便は、スナックと飲み物が用意される。

マイレージサービス

エアロプランというマイレージ特典プログラムを運営している。ポイントの獲得と利用、ステータス、特典などの恩恵が得られる。なお、ポイントの獲得と交換の区分を変更した後、アエロプランを補完するマイレージプログラムとして、「アルティチュード」を導入したが、現在はエアロプランに統一されている。

言語

機内サービスを行う際の言語は、英語フランス語で行われている。これはカナダの法律で少数派の母語を使用する国民の権利を守るため、フランス語を母語とする乗客が常時5%以上いる定期便では、両方の言語で機内サービスを提供するよう定められているためである。2011年には、乗客がフランス語で機内サービスが受けられなかったとしてエア・カナダを訴え、カナダの裁判所が1万2000ドルの賠償を命じる判決を言い渡した例がある[16]

就航都市

エア・カナダ 就航都市 (2025年6月現在)
就航都市

カナダ ハブ空港カルガリーバンクーバートロントモントリオール
拠点空港:オタワエドモントンハリファックス
東部:ロンドン、ノースベイ、サドバリー、ティミンズ、ビリー・ビショップ、ウィンザー、スーセントメリー、サンダーベイ、ケベック、セティル、ルーインノランダ、バゴツヴィール
大西洋沿岸:セントジョンズ、グースベイ、ガンダー、ディアレイク、フレデリクトンモンクトン、セントジョン、バサースト、マドレーヌ諸島、シャーロットタウン
中部:ウィニペグサスカトゥーン、レジャイナ
北部:イエローナイフホワイトホース
西部:ケローナフォートマクマレービクトリア、ダグラス・マカーディー、ナナイモ、グランドプレーリー、コモックス、カムループス、プリンスジョージ、クランブルック、キャッスルガー、フォートセントジョン、プリンスルパート、サンドスピット、スミサーズ、テラス、クイネル、ウィリアムズレイク
アメリカ合衆国 東海岸:ニューヨーク/JFKニューアークラガーディアワシントン/レーガンダレスボストンフォートローダーデールタンパチャールストンマイアミオーランドフィラデルフィアパームビーチフォートマイヤーズローリージャクソンビルサラソータ
西海岸:ロサンゼルスサンディエゴサンフランシスコシアトルパームスプリングスサンタアナポートランドサクラメント
山岳部:デンバーソルトレイクシティラスベガスフェニックス
中西部:シカゴミネアポリスデトロイトセントルイスインディアナポリスコロンバスシンシナティピッツバーグクリーブランド
南部:シャーロットアトランタダラスナッシュビルヒューストンオースティンニューオリンズ
アラスカ:アンカレッジ
ハワイ:コナカフルイホノルル
メキシコ トゥルム、メキシコ・シティグアダラハラモンテレーカンクンサンホセデルカボプエルトバジャルタ、イスパタ、コズメル、ウアトゥルコ、プエルト・エスコンディード(2025年12月17日より運航開始予定)、テピック(2025年12月17日より運航開始予定)

米 ・カ

バミューダ バミューダ
プエルトリコ サンフアン
バルバドス ブリッジタウン
アルバ オラニエスタッド
キュラソー キュラソー島
シント・マールテン マーチン島
マルティニーク フォールドフランス
セントルシア ヘウノラ
ケイマン諸島 グランドケーマン島
セントクリストファー・ネイビス セントキッツ
ジャマイカ キングストン、モンテゴベイ
アンティグア・バーブーダ アンティグア
グアドループ ポワンタピートル
グレナダ グレナダ
ドミニカ共和国 プンタ・カナプエルト・プラタ、サマナ、ラ・ロマーナ
 キューバ カヨココ、オルギン、サンタ・クララ、バラデロ
コスタリカ リベリアサンホセ
ベリーズ ベリーズ・シティ
バハマ ナッソー、ジョージタウン、サンサルバドル
タークス・カイコス諸島 プロビデンシアレス
セントビンセント・グレナディーン キングスタウン
トリニダード・トバゴ ポートオブスペイン
グアテマラ グアテマラ シティ

ブラジル サンパウロリオデジャネイロ
 チリ サンティアゴ
アルゼンチン ブエノスアイレス
ペルー リマ
 コロンビア ボゴタカルタヘナ
ヨーロッパ  スウェーデン ストックホルム
イギリス マンチェスターロンドン/ヒースローエディンバラ
フランス パリ/シャルル・ド・ゴールリヨンニーストゥールーズ
イタリア ローマ/フィウミチーノヴェネツィアミラノナポリ
スペイン マドリードバルセロナパルマ・デ・マヨルカ(2026年6月17日より運航開始予定)
アイスランド ケプラヴィーク
アイルランド ダブリン
 オーストリア ウィーン
スイス ジュネーヴチューリッヒ
ポルトガル ポルトリスボン
オランダ アムステルダム
ギリシャ アテネ
 デンマーク コペンハーゲン
 チェコ プラハ
ドイツ フランクフルトミュンヘン
ベルギー ブリュッセル

イスラエル テルアビブ
アラブ首長国連邦 ドバイ

ジ ア

日本 東京/羽田東京/成田大阪/関西
韓国 ソウル/仁川
香港 香港
中国 北京/首都上海/浦東
タイ バンコク/スワンナプーム
シンガポール シンガポール
フィリピン マニラ
インド ムンバイデリー

セ ア ニ ア

オーストラリア シドニーブリズベン
ニュージーランド オークランド

フ リ カ

アルジェリア アルジェ
モロッコ カサブランカ

日本との関係

運航便

便名 路線 機材 ※コードシェア 備考
AC1/2 トロント 東京/羽田 ボーイング777-300ER NH
AC9/10 東京/成田
AC59/60 大阪/関西 ボーイング787-8 季節便
AC5/6 モントリオール 東京/成田 ボーイング777-300ER NH
AC3/4 バンクーバー 東京/成田 NH、TG
AC23/24 大阪/関西 ボーイング787-9 季節便[17]

コードシェア

エアカナダは、トップナンバーを含む1-6便、9-10便など、数字の小さい便名を日本路線に割り当てている。エアカナダ1便は長らく成田-トロント線だったが、2014年の羽田線開設に伴って羽田-トロントのフライトに変更された。

歴史

  • 1994年、大阪/関西-バンクーバー線の運航を開始[18]
  • 1996年、全日本空輸がエアカナダ運航便へのコードシェアを開始[18]
  • 2001年、カナディアン航空を買収し、成田-バンクーバー線、成田-トロント線、名古屋-バンクーバー線の運航を引き継いだ[18]
  • 名古屋(名古屋飛行場)-バンクーバー線を2005年に運休した[18]
  • 2008年、関西-バンクーバー線の運航を休止[18]
  • 2009年4月に航空当局間協議が行われ、カナダ側の航空会社が成田路線で一定の増便ができる発着枠の付与、両国の航空会社がそれぞれ羽田空港(深夜/早朝)とバンクーバー又はトロントを結ぶ路線を運航できる発着枠の付与、成田・羽田関連以外の路線の自由化の3点について合意した。それもあり、2010年3月に成田-カルガリー-トロント線を開設した[18]
  • 2010年10月の羽田空港再国際化にともなって、深夜便のカナダ直行便開設を検討したが、需要が見込めないことから昼間時間帯の発着枠が確保できるまで、就航を延期した。
  • また、2011年1月(後に3月に延期)から羽田-バンクーバー線に週7便で就航する旨を発表したが、直前の2011年1月になって就航を無期延期する旨を発表した[18]
  • 2014年7月2日、羽田-トロント線を毎日運行で開設した。エアカナダにとって羽田空港とカナダを結ぶ初の直行便となった。
  • 2015年5月2日、エア・カナダのレジャー路線を運航するエア・カナダ・ルージュが関西-バンクーバー線に就航した。エア・カナダ・ルージュとしては初の日本路線となった。(夏季限定)
  • 2017年夏スケジュールより、エア・カナダ・ルージュが名古屋/中部-バンクーバー線の直行便を開設した。(夏季限定)
  • 2018年6月より、成田-モントリオール線に週7便で就航した[18]
  • 2023年4月22日より、羽田-トロント線の運航を再開した[19]
  • 2023年6月3日、関西-バンクーバー線の運航を週4便で再開した。関西国際空港へは、約3年半ぶりに乗り入れた。
  • 2024年の夏ダイヤでは、成田/モントリオール線、成田/トロント線を毎日運航へ増便し、また、5月1日からは週3-4便で関西/バンクーバー線を運航再開し、2023年の夏ダイヤと比較して便数と座席数がほぼ倍増した。
  • 2024年12月中旬に開催された投資家向け説明会で、今後数年間で、中部国際空港と新千歳空港に就航する可能性があると言及された[20]

子会社・関連会社

エア・カナダ カーゴ

エア・カナダ カーゴは提携航空会社の路線を含め150都市に路線を持つエア・カナダの貨物運送部門[21]である。

エア・カナダ エクスプレス

エア・カナダ エクスプレスジャズ航空、スカイ・リージョナル航空、エア・ジョージアン、セントラルマウンテン航空などの地域航空会社がエア・カナダのために地域路線の運航を行っているブランド名である。

ジャズ航空はこれまで「エア・カナダJazz」名で運航していたが、2011年6月より「エア・カナダ・エクスプレス」名に変更となった[22]

エア・カナダ ジェッツ

エア・カナダ Jetz(Air Canada Jetz)はエア・カナダの高級チャーターサービスのブランド名である[23]エアバスA319を3機、このサービスの為にエア・カナダ本体の運用を外れ、モノビジネスクラス58席仕様に改装後別途稼働させている[24]

エア・カナダ ルージュ

2012年12月18日に設立され、翌2013年7月1日から運航開始した。トロント・ピアソン国際空港を拠点とし、エア・カナダから譲渡されたアジア・ヨーロッパ・カリブ海へのレジャー路線を展開する格安航空会社[25]。機材は、A319B767により運航され、全機が親会社のエア・カナダから移籍している。

通常のエア・カナダ国際線と違い、エア・カナダ ルージュ路線の機材には個人用テレビやイヤホンジャックが搭載されていない[26]Adobe Flash Playerのインストールされたパソコンか専用アプリをインストールしたiOSまたはAndroidで動作する携帯電話かタブレットとイヤフォンを持参することで機内エンターテイメントにアクセス出来るが、原則としてルージュ路線の機材には座席電源が搭載されていないため、搭乗前に充電しておく必要がある。また、飛行機の位置情報や音楽は無料だが、動画の視聴は有料である。

エア・カナダ バケーションズ

エア・カナダ バケーションズはエア・カナダの旅行業務部門である。エア・カナダ及び提携航空会社の路線網を利用したパッケージツアーの企画、販売を行なう。

主な航空事故

旧・カナダ太平洋航空→旧・カナディアン航空の事故は除く。

脚注

  1. ^ Air Canada Unveils New Livery Inspired by Canada
  2. ^ エア・カナダの使用機材”. www.aircanada.com. 2019年10月11日閲覧。
  3. ^ Air Canada Fleet Details and History” (英語). Planespotters.net. 2024年11月3日閲覧。
  4. ^ Air Canada orders five additional A220s” (英語). Airbus. 2024年12月12日閲覧。
  5. ^ エア・カナダ、エアバスA220-300型機を5機追加発注 オプション行使”. TRAICY. 2024年12月22日閲覧。
  6. ^ a b Why The Airbus A321XLR Is A Double Win For Air Canada” (英語). Simple Flying. 2024年11月3日閲覧。
  7. ^ Air Canada announces details of its future 26 Airbus A321XLRs” (英語). milesopeidia. 2024年11月3日閲覧。
  8. ^ a b c First Quarter 2024 Management's Discussion and Analysis of Results of Operations and Financial Condition (PDF) (Report) (英語). Air Canada. 2024年11月3日閲覧.
  9. ^ Air Canada acquires eight new Boeing 737 MAX 8s in effort to strengthen network” (英語). Aerotime. 2024年11月3日閲覧。
  10. ^ a b 2024 Investor Day” (英語). Air Canada. 2024年12月19日閲覧。
  11. ^ a b Air Canada Shifts 737 MAXs to Rouge Brand” (英語). AirlineGeeks. 2024年12月19日閲覧。
  12. ^ a b エア・カナダ、ボーイング787-10型機を最大30機導入”. TRAICY. 2023年9月25日閲覧。
  13. ^ Air Canada to Acquire 30 ES-30 Electric Regional Aircraft from Heart Aerospace” (英語). Air Canada. 2024年11月3日閲覧。
  14. ^ Trans-Pacific market lifts Air Canada cargo results” (英語). FreightWaves. 2024年11月3日閲覧。
  15. ^ [1]
  16. ^ 「機内サービスでフランス語通じなかった」、カナダ人夫妻が勝訴”. AFP (2011年7月18日). 2018年9月1日閲覧。
  17. ^ エア・カナダ、夏季運航の関西/バンクーバー線 前倒し就航決定!5月から | FlyTeam ニュース”. FlyTeam(フライチーム). 2025年3月18日閲覧。
  18. ^ a b c d e f g h https://www.mlit.go.jp/common/001369379.pdf
  19. ^ カナダへ飛び立とう!”. www.aircanada.com. 2025年3月18日閲覧。
  20. ^ エア・カナダ、名古屋と札幌の就航を検討”. LifeVancouver カナダ・バンクーバー現地情報 - 「世界で最も住みたい都市に選ばれる街」カナダ・バンクーバーから日本語で現地の生情報や役に立つ情報をお届け! (2025年1月13日). 2025年3月18日閲覧。
  21. ^ Air Canada Cargo profile”. Accessmylibrary.com (1996年10月1日). 2011年2月21日閲覧。
  22. ^ Jazz begins flying under Air Canada Express banner Air Canada June 1, 2011
  23. ^ ACJetz Air Canada
  24. ^ Air Canada Jetz Fleet Details and History
  25. ^ AC、レジャー向けに「エア・カナダ・ルージュ」設立-13年7月運航開始 トラベルビジョン 2012年12月23日
  26. ^ Entertainment - Air Canada rouge Air Canada

関連項目

外部リンク





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