ビーストキングダム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 10:57 UTC 版)
ファ・ザード大陸西部に広がる常に夜が続く不思議な森「月夜の森」西部に存在する、獣人の王国。世界中から迫害されて集まった獣人達を獣人王が「人間への報復」を旗頭に纏めて建国した国で、人間に対する憎悪は深い。ただし、人間とのハーフであるケヴィンに対して敵意を向けてくる獣人はほとんどいないため、仲間意識は非常に高い。マナの大変動により、「ビーストキングダム」を訪れた死を喰らう男が獣人王と手を結んだことをきっかけに、「城塞都市ジャド」を経由しての人間族の心の拠り所である「聖都ウェンデル」への侵攻を開始するが、失敗する。領内に、月夜の森全体を夜に封印してしまっている月のマナストーンが安置されている「月読の塔」が存在する。
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ビーストキングダム
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獣人王 / ガウザー 声 - 三宅健太 43歳。ビーストキングダムの王で、ケヴィンの父親。ケヴィンを一撃で王城から月夜の森までふっ飛ばすほどの剛力の持ち主。人間に虐げられて鬱屈する獣人たちを憂い、打倒人間をスローガンに掲げて一代でビーストキングダムを建国。人間に敵意を持つ獣人達が瞬く間に集結し、一大勢力を築く。しかし、ビーストキングダムの建国や聖都ウェンデルの侵攻は、人間に虐げられて卑屈になっていた獣人達に自信をつけさせるための題目に過ぎず、人間への復讐やマナの剣を巡る各国の争いには、まったく興味を抱いていない。ケヴィンには母親は幼いケヴィンを置いていなくなったと言っているが、実際は病による死別であり、憎しみや怒りは力を引き出すのに利用できるという考えから、ケヴィンの憎しみを自分に向けるためにあえて嘘をついていた。しかし、本人は本当の強さとは憎しみを克服した先にあると信じており、同時に心の弱者を許容しない芯の強い人物。 その力を見込んだ死を喰らう男によって利用されたものの、獣人王は死を喰らう男の背後にいる存在に気づいており、逆に死を喰らう男をコキ使っていた。死を喰らう男がマナの剣を主人公たちから奪おうとした時もその場にいたが、くだらん猿芝居として見放し協力を断ってしまった。 一代で獣人達を纏め上げた王であるため、ルガーを始めとするビーストキングダムの獣人達からは深く尊敬されている。しかし前述の侵攻によって若い獣人たちが増長してしまい、獣人王に対して挑戦的な者が現れることとなってしまった。 ケヴィンかシャルロットを主人公に選び、かつパーティーにケヴィンがいる状態でビーストキングダムにいる獣人王に話しかけると隠しイベントが発生する。カールの仇として獣人王に挑もうとするケヴィンだが、実はカールは死を喰らう男の幻術で仮死状態になっていたに過ぎず、埋められたところを獣人王が掘り起こしていた。これらはすべて思い込んだら一直線の息子の性格を利用した芝居であり、ケヴィンに自立を促すために働いた行為だったと告白する。そして誤解を解いた息子に対し、死を喰らう男の背後にいる黒幕を倒してやるべきことをやり遂げるように背中を押した。このイベントを発生させずにケヴィンを仲間にした状態でゲームクリアをすると、エンディングでこのイベントが流れることになる。事前にこのイベントを発生させた場合はエンディング内容が変化し、ケヴィンに対し仲間たちと共に生き、人間と獣人の懸け橋になってほしいという本心を明かす。その時に見せた笑顔は、紛れもなく息子の成長を喜ぶ父親のものであった。 ケヴィンを強く鍛えた上で、自身の後継者にと強く望んでいるが、リメイク版では獣人兵達には最も強い者を次代の獣人王にする事を宣言している。 リメイク版ではエンディング後の追加エピソードでケヴィンと一騎討ちを繰り広げる。敗北した際は「これがワシの真の力だと思うな」と負け惜しみを言ったものの、息子の成長を認め、獣人の長の証である本能のオーブを託した。 死を喰らう男 獣人王に取り入り人間との戦いを手助けする謎の男。 詳細は「#ミラージュパレス」を参照 ルガー 声 - 内野孝聡 / 木野日菜(赤ん坊) ビーストキングダムの獣人の中でも、特に優れた戦闘能力を誇る男で人間討伐隊隊長を務めている。ボスとして登場。獣人王の力に憧れており、実力で隊長に選ばれたことを誇りとしている反面、獣人王に鍛えられながらも戦いを嫌うケヴィンに羨望と嫉妬を抱いている。獣人王に師事したいという想いを持っているが、一介の獣人では叶わぬ夢とケヴィンに対し劣等感も抱く。結果、ケヴィンが獣人王の指導を無駄にしたと感じ、憎しみを覚えており、ケヴィンと戦い自分の実力を証明する事を望んでいる。序盤からジャドを占拠したり主人公達を捕らえたりと積極的に行動する。 月読の塔でルナの力を求める主人公達に戦いを挑み敗北。ケヴィンに対する嫉妬と羨望を告げるが、「ルガーの方が獣人王の後継者に相応しい」と励まされ、その優しさに感謝の言葉を述べた。生まれ変わったらケヴィンに完全勝利してみせると告げ、死を待つばかりの状態となったが、ケヴィンの願いによりルナの力によって赤ん坊として転生する。 エンディングではケヴィンから格闘技の手解きを受けている姿が見られる。 カール ケヴィンの友達の仔オオカミ。両親がいないこともあり、ケヴィンとは固い友情で結ばれている。死を喰らう男の力により凶暴化してケヴィンに襲い掛かり、獣人化したケヴィンに倒される。ケヴィンはカールが死んだものと思っていた。 フレディ 声 - 金光宣明 ビーストキングダムに所属する獣人。ウェンデル侵攻中のビースト軍本隊には同行せずに占領中の城塞都市ジャドに残留し、滝の洞窟で捕らえた主人公達を監視していたが、3人目の仲間(シャルロットを3人目の仲間に選択した場合は、選択しなかった仲間キャラのうちデュラン、アンジェラ、ホークアイの順で選出される)によって嵌められてしまい、牢屋に閉じ込められてしまう。 デュランの場合は「獣臭い」と挑発され激昂して飛び掛かったのを軽くいなされて閉じ込められる、アンジェラの場合は色仕掛けに騙されて閉じ込められる。ホークアイの場合は鍵を自力で明けられた上に鍵の掛け方を教授すると騙されて閉じ込められる。リースの場合は奥から穴を掘る音が聞こえると騙され不用意に牢屋の奥に入り込んだ際に閉じ込められる。ケヴィンの場合は「獣人王の後継者を牢屋に居れた事を王に伝える」と脅迫されて、ケヴィンに飽くまでルガーの指示に従ったに過ぎないことを告げながら釈放したところを殴り倒され閉じ込められてしまう。 名前はケヴィンのパターンのみで判明する。
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