ナニワ金融→帝国金融
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 21:52 UTC 版)
「新ナニワ金融道」の記事における「ナニワ金融→帝国金融」の解説
灰原達之(はいばら たつゆき) 前作に引き続き主人公。不正融資事件により、実刑判決を受け服役していた。前科者となり、さらに帝国金融を解雇され、ナニワ金融の社員となる。前作まではあった顧客に対しての甘え等はなくなり、債権回収のために相手を利用したり出し抜くことが多くなっている。ただし、雨宮に対して桑田の指示を無視したり主人公らしい行動も行う。 千谷らの罠で裏金を捏造されナニワ金融は廃業、金融業界どころか表社会も追われ、ダムの建設作業員を経て、帝国金融に復帰する。 恋人の市村朱美とは婚約直前であったが一時破棄されるも、紆余曲折を経て結婚する。 実写ドラマ版では服役や結婚等の描写が存在せず、帝国金融に引き続き勤務している。 桑田澄男(くわた すみお) 灰原の先輩でありベテラン社員だったが帝国金融から独立し、新会社ナニワ金融の社長となり灰原と共に債権者を立ち回ることとなる。後に廃業後帝国に復帰する。「新」ではパンチパーマを濡らすのが嫌という設定が加えられ、お風呂に入る時はシャワーキャップを被っている。また前作では債権者を相手に冷酷な手段で取り立てることが多く大抵の問題は解決したものの、今作ではしたたかな債権者との渡り合いに動揺したり怒ったりするシーンが多く描かれている。特技は「どんな状況でも自然な演技で場を作り、相手を油断させること」。手段を選ばぬグレーなやり口は今作でも健在であり、灰原が思いつかないような方法で立ち回る。 実写ドラマ版では独立せず、帝国金融に勤務している。 市村朱美(いちむら あけみ) 灰原の恋人。結婚式直前で灰原が逮捕されたため母親から一方的に別れるように告げられ、そのまま灰原のもとを去ってしまったが母親を欺くための演技だった。灰原が出所してからはすぐに彼のもとへ駆けつけヨリを戻した。後に灰原から子供をせがまれたことで刺青があることに悩み肉欲のアドバイスでアメリカ合衆国へ飛び立ち、刺青除去手術を終えて無事帰国。婚約直前で雨宮のワナにはまり婚約破棄したものの妊娠、が発覚し結局できちゃった結婚したが、市村の母から犯罪者差別を受けて仲が悪い。 雨宮利加子(あめみや りかこ) 人数不足のナニワ金融にハローワークを通じて入った事務。保険等の知識に長け、啖呵(たんか)を切ると桑田をもたじろがせる。タラコ唇とグラマラスボディが特徴。さっぱりした気性の持ち主。実家は、コンビニエンスストアを経営していたが、左浴田に人権無視と訴えられて一家離散。灰原に気があり朱美との仲に嫉妬している。ナニワ廃業後、桑田と供に帝国金融に入社する。 実写ドラマ版では帝国金融のスタッフとして勤務している設定。 元木(もとき) 帝国金融社員。坊主頭でこれまたヤクザのような外見である。するどい観察眼を持っている。家族は妻と息子が一人。 高山(たかやま) 帝国金融社員でナンバー2。前シリーズでは後輩や社員に対して厳しくも面倒見の良い部分があった。しかし、後に帝国金融で融資を受けながら債権回収対象者でもある顧客を通じて灰原・桑田らと対峙する。古巣の仲であり、互いに不仲という訳ではないが、敵対しあい、灰原たちは帝国金融を出し抜こうとする。 実写ドラマ版では上記の競合は存在せず、金子の後任の社長として帝国金融の陣頭指揮を執る。 吉村定雄(よしむら さだお) 帝国金融社員→司法書士。年齢は灰原より上。所帯持ちで妻と2人の子がいる。司法書士になる夢をいまだに捨てていないが、下っ端の扱いに灰原に愚痴と情報を漏らしていたが作中で遂に司法書士試験を合格、帝国を退社した。 『外伝』では灰原に代わって主人公となり、言葉づかいも標準語に変わった。 金畑金三(かねはた きんぞう) 帝国金融の社長。『新ナニワ金融道』では、金畑がここまでのし上がった過去が語られる事になった。 実写ドラマ版では役を演じた緒形拳が他界していたこともあり5年前に他界したという設定。 悪徳栄(あくとく さかえ) 帝国金融専属の顧問弁護士。勝訴の報酬が高額であれば勝率が薄い裁判の弁護でも引き受ける。 山堀穴ノ助(やまほり あなのすけ) 穴屋と言われる産廃業者に土地を提供する仲介業者。桑田とは、旧知の仲。昔女を寝取られたことがある。 灰原達一郎(はいばら たついちろう) 灰原と朱美の子供。 陳元菜(ちん げんさい) 工事現場で出会った中国人。灰原同様、作中で標準語を話す数少ない人物。留学生30万人計画を悪用し不法留学し、中国人と日本人との偽装結婚のあっせんをして警察に捕まるも誤認逮捕だったことが分かり釈放。金儲けのためなら手段を選ばない性格で金融業に携わりたく灰原に弟子入りを熱望し建設作業員を辞めた後も帝国金融に押しかけ入社。前述の性格上、仕事の価値観が金の有無と利益しか無く現地での下仕事や利益の小さい地道な仕事と肉体労働者を見下しいち早く権力を持ち、自身がもくろむ中国への投資ビジネスで大金を掴もうとする事ばかり考え始める。釣りが特技。 都沢勝(みやこざわ まさる) 住専取立て以降出世していった警察庁のキャリア官僚だったが警察と暴力団のズブズブの関係に自らも腐ってしまい、占有屋の土地転売に手を出しもみ消しで依願退職。その後、事件屋の社長になったが脇我の件で金畑に取り込まれ、不動産部社員として帝国金融に入社する。警察関連の会社では未だに顔が利く存在。 糖尿病で入院中の母親がいる。
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