ソナーと対潜前投兵器の普及とは? わかりやすく解説

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ソナーと対潜前投兵器の普及 (第二次世界大戦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 02:52 UTC 版)

対潜戦」の記事における「ソナーと対潜前投兵器の普及 (第二次世界大戦)」の解説

先の大戦手痛い被害にあったイギリスだったが、その後国内軍縮ムード財政難影響で、対潜兵力整備進展遅々たるものとなった。しかし技術開発進められており、大戦中に開発進めていたASDIC(アクティブ・ソナー)については、上記のとおり1920年実用化され、装甲巡洋艦アントリム」に搭載され実験が行われた。1926年には潜水艦1928年には駆逐艦への装備開始されている。また大戦直前1939年計画より、対潜プラットフォームとしてハント級駆逐艦建造開始された。 しかし1939年第二次世界大戦勃発すると、イギリス海軍自慢のASDIC装備護衛艦による護送船団戦術は、ドイツUボート群狼作戦により危機さらされることとなった。これは、Uボート3 - 20程度集団作戦海域に展開させておく。その内一隻敵船団を発見すると、すぐには攻撃掛けず僚艦位置情報連絡し船団追尾続ける。そして夜間になると全艦で一斉波状攻撃をかける戦術で、大きな効果上げた潜水艦隊全て本国司令部カール・デーニッツ指揮動いていた。米海軍日本への通商破壊戦採用した一方連合軍はこれに対抗すべく、数々新兵器投入した曳航ノイズメーカー Uボート誘導魚雷命中率低下させる事に成功対潜哨戒機 PBY カタリナPB4Y-2 プライバティアショート サンダーランドと言った長距離哨戒機飛行船などでの哨戒水上艦での哨戒比べ航空機での哨戒は安全で効果高かった護衛空母 船団護衛空母伴随させる事で、より船団密着した航空対潜哨戒が可能。 暗号解読 ドイツ軍使用していたエニグマ解読により、Uボート作戦行動察知レーダー 浮上航行時の探知確率高まったことから、Uボート浮上航行大幅に制限する事に成功した電波方向探知機 短波方向探知機(HF/DF)などが代表的Uボート通信で使う電波逆探知して位置割り出した位置分かる護衛艦がそこに急行しUボート攻撃した対潜迫撃砲 ヘッジホッグスキッドなどが代表的通常型爆雷比べ深度設定の必要が無く、また射撃直前ソナーから目標を失探することもない対潜魚雷 パッシブ・ホーミング式の誘導魚雷Mk.24などの投入により、敵潜水艦へのより効果的な攻撃が可能となったまた、初め数理学分析導入された。イギリス軍では、既にバトル・オブ・ブリテンにおいてパトリック・ブラケット博士始めとする数学者たちがオペレーションズ・リサーチ活用していたが、ブラケット博士海軍士官候補生として第一次世界大戦従軍していたこともあり、対潜戦への応用にも積極であったアメリカ海軍においても、1942年大西洋艦隊対潜部隊指揮官であったW.D.ベイカー大佐は、NDRC支援下に、対潜戦オペレーションズ・リサーチ・グループ(ASW Operations Research Group, ASWORG)を編成した編成時の人員は7名であったが、1943年7月には44名に増強されて第10艦隊隷下編入、更に1944年10月には対潜戦以外の分野にも支援提供するため、合衆国艦隊司令長官の直率下に移動されORGOperations Research Group)と改称された。 第二次大戦での大西洋の戦いでは、最終的に連合軍は3,000隻、1,600トン貨客船を、ドイツ海軍700余りUボート失った

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