スペシャル 5
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黛 竹千代(まゆずみ たけちよ) 演 - 九代目松本幸四郎(現・二代目松本白鸚) 職業:外交官。 南米の某国に駐在する、日本の特命全権大使。部下や古畑からは「閣下」と呼ばれる。日本が他国から軽視されてはならないという主張のもとで大使館を豪華に飾り立て、自らも豪勢な暮らしをしていた。また、自分がこれまで授与された勲章を大事にしており、式典などの重要な場では必ず身に付ける。外務省に中途採用され大使館員となった身ながら、時の外務大臣の令嬢を妻にしたのを経て大出世を遂げた外交官ではあるが、某国の公用語であるスペイン語はごく一部しか話せない。このため、劇中で自ら起こした殺人事件を現地の反日派グループによる誘拐殺人事件に偽装するにおいて過去に起こった大使館員誘拐事件(詳細は不明ながら、あまりいい結果ではない結末を迎えたらしい)を参考にしたものの、その事件が冬に起こったことに起因する、自身が事件を起こした夏場ではありえない「身代金の受け渡し役はコートを着るように」との要求を記したスペイン語の文書をそのまま用いたことが、古畑に自身の犯行であると気付かれる一因となった。 犯行を暴かれた後、自室にてリボルバーで自殺する。古畑が自殺を許した唯一の犯人であり、後の『ファイナル』でもこの件は古畑が落ち込んだことが今泉の口から語られている。
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スペシャル 5
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「古畑任三郎のエピソード一覧」の記事における「スペシャル 5」の解説
通算回エピソードタイトル初回放送日 犯人役(メインゲスト)演出視聴率時系列第39回すべて閣下の仕業 2004年1月3日 松本幸四郎(松本白鸚) 河野圭太 20.0% 中南米某国の特命全権大使・黛竹千代(松本幸四郎)は現地企業との癒着を暴露するという参事官・川北健(及川光博)を撲殺し、反日団体の誘拐事件に見せかけようとする。翌日、休暇中にパスポートを紛失した古畑が大使館を訪れ、成り行き上滞在することになった。川北を誘拐したという手紙を見た古畑は、手紙の内容の不自然さとそれに対する反応から黛に目をつける。追い詰められた黛は古畑の追及から逃れるべく偽装工作を行い、大使館内を警察に捜索してもらおうと自ら申し出た。そして彼の目論見通り、現地人職員の部屋から証拠品が押収されるが…。唯一、犯人が自殺。古畑の判断ミスにより犯人の拘束に失敗した希有なケースであったことが第40回での今泉の発言によって語られる。全エピソードを通し、今泉が唯一登場しない回(時代背景から登場できない古畑中学生は除外、また西園寺も登場しない)。第32回で犯人(安斎亨)役を演じた津川雅彦が別の役で登場している。第38回に続き花田が最後の再登場、更に赤い洗面器の男の話がスペイン語で出てくる、放映された物ではこれが最後の話となる(本当の最後の話は「すべて閣下の仕業」DVD特典映像での三谷幸喜の解説を参照)。古畑と大使達の食事シーンで第27回のエピソードが出てくる。DVDのみ冒頭で三谷幸喜が作品解説。シリーズ初のハイビジョン製作。この放送回から、オープニングカット中に田村とゲスト犯人役のモノクロ写真のカットが使用されるようにリニューアルされた。再放送は地上波では一度も行われていないが、日本映画専門チャンネルでは、古畑任三郎シリーズの放送が行われる度に不定期で放送されている。。
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