スター船隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 02:19 UTC 版)
キャプテン・スター 原語版:パトリック・アラン 日本語版:納谷六朗 スター船隊の隊長。姿を現さないで、事務所のメガホン型のスピーカーからタッグスに指示を出す。キャプテン・ゼロとしばしば対立している。海外版ではナレーションを勤めており、彼が昔あった出来事を語るという形で話が進んでいる。 1.テンセンツ 原語版:サイモン・ナッシュ 日本語版:中原茂 この物語の主人公。明るく元気で優しいスター船隊の人気者タッグス。基本的に船の向きを変えるスイッチャーだが、サンシャインの教育係的役回りにもなっている。少し短気で生意気だが、仲間のことをとても大切にしており、ゾランのせいで仕事をしくじったサンシャインを最後まで庇い続けたり、グランパスが砲撃される事に対して真っ先に反論するなど、自分よりも仲間の事を強く思っている。その反面、幽霊船(正体はホワイト船団)を見て震え上がるなど、やや臆病な部分もある。 2.ビッグマック 原語版:ショーン・バレット 日本語版:藤原啓治 力持ちの大型タッグス。主に力仕事が得意で、ハーキュリーが不在の時は自ら先頭に立って客船を牽く。また、雪融けの時期になると材木置き場の監督を務める。物事を的確に判断でき、仲間たちからの信頼も厚い。正義感も人一倍強いが、その正義感につけ込まれてゼットのタッグスの言動に左右されやすい一面を持っている。 3.O.J. 原語版:ティモシー・ベイトソン 日本語版:塚田正昭 スター船隊で一番年寄りのタッグス。フルネームは「オールド・ジョーンズ」。物知りで皆の知恵袋のような存在。港では唯一の外輪船タッグス(ビリーは輸送船なので除外)。進むときは常にスローテンポである。かつては海軍に所属していた。エンジンが古びたのがきっかけで一度事故を起こし、それが引き金になってバークとブレアーに買収されそうになった事があるが、テンセンツとサンシャインの仲介で助かった。その後はエンジンを修理してもらい、元気に働いている。『きかんしゃトーマス』では、こうざん鉄道内の湖に停泊する外輪船「レイクサイダー3」に改造されて登場している。 4.トップハット 原語版:ジョン・バッデリー 日本語版:江原正士 自惚れ屋でプライドが高く、いつも紳士を気取っているタッグス。操縦室が高く鉄道艀に対応しているため、主に彼が鉄道艀を曳く。綺麗好きでゴミ運びなどの汚れ仕事を極端に嫌っているが、鉄橋が崩れてしまった際にゴミ船のスティンカーのアドバイスを受けて大事故を未然に防いだ事から、ゴミ船に対する考え方を改める。以後、スティンカーが彼のお気に入りの艀になった。少々夢見がちな一面もあり、ウィーン号に憧れて自分も客船になってみたいと思った事もある。 5.ウォリアー 原語版:マイク・オマリー 日本語版:真殿光昭 ビッグマックと同型のタッグスで、かなりの力持ちだが、不器用でよくヘマをするため、ゴミ集めをするのが主な仕事。しかし、イージー・ゴメスが沈みかけたときには、持ち前の怪力で彼を助け、自分がただのぶきっちょではないことを証明した。消火ホースを所持しているため、消火活動の際には消防署の艀を使わずに放水できる。また、「戦術的」「戦略的」など難しい言葉が分からなかったり、口調があどけないなど、スター船隊の中ではかなり子供っぽい性格である。当初は英語の俗語で「不器用」を意味する「スラウチ」という名前になる予定だった。顔のモデルは本作の模型製作者のジェレミー・キングである。 6.ハーキュリー 原語版:ショーン・バレット 日本語版:亀山助清 一番大きなタッグスでリーダー的存在。力が強くゾランさえ一目置いているが、ややキザな一面もある。客船を牽くときは大抵先頭に立つ。一人で仕事に出ていくことが多く、しばしば留守にしている(そのため、朝礼には滅多に参加しない)。非常に思慮深く、言葉足らずの説明でもしっかりと相手の言いたい事を理解することができる。また、いくら他人から指図されても、決して屈さずに自分の考えを貫き通す強い意志の持ち主でもある。顔のモデルはアメリカの俳優、クラーク・ゲーブルとオーストラリア出身のアメリカの俳優、エロール・フリン。 7.サンシャイン 原語版:ショウン・プレンダーガスト 日本語版:三田ゆう子 第1話でスター船隊に入隊した、一番小さいスイッチャーのタッグス。出っ歯が特徴。語尾に「〜です」とつける癖があるが、稀に普通に話すこともある。まだ若く経験が浅いので、テンセンツを始めとした他のスターのタッグスと行動を共にする事が多い。スター船隊としては珍しく、ゼットのタッグスたち(ゼベデー、ズグ等)とも仲が良い。スター船隊に入る前はアップ・リバーで働いていたので、川上の事をよく知っている。 8.グランパス 原語版:リー・コーンズ 日本語版:稀代桜子 海軍に所属していた小型潜水艇。ジョニー・キューバに衝突されて穴が開いたリリーを助けた。「グランパスをすくえ」では旧式化を理由に退役し標的艦にされるが、砲撃寸前のところでスター船隊に助け出される。その後、キャプテン・スターが海軍から譲り受けたことでスター船隊の所属となった。以後もスターのタッグスに幾度も協力している。沈没船を引き揚げる作業では、船の状態などを潜って確認する。
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