CPA
「CPA」とは、心肺機能停止・顧客獲得単価・公認会計士のことを意味する表現である。
「CPA」とは・「CPA」の意味
「CPA」は、医療用語あるいはビジネス用語として使用される言葉であり、それぞれ意味が大きく異なる。医療用語の場合、CPAは心肺停止という意味で使われる。「cardiopulmonary arrest」を略して、「CPA」となる。心臓の動きが止まっていて全身に血液を送れず、なおかつ呼吸ができていない状態を指す。医療現場で、人の生死がかかっている状況では、一刻の猶予も許されない。そのため、医師や看護師、救急隊員は、心肺停止という冗長な表現ではなく、短いCPAという略称が使用することが多い。交通事故の被害者や、入院中の患者など、あらゆる人がCPAになる恐れがある。また、原因不明の心不全で、CPAになることも珍しくない。いずれの場合も、早い段階で心臓マッサージやAEDの使用など、適切な対処を行い、医療機関へ運ばなければ、命を落とす可能性は非常に高い。ただ、適切な対処をすれば、たとえCPAになったとしても、命が助かる可能性は十分ある。
ビジネスシーンでは、CPAは顧客獲得単価という意味で使用される。ビジネスにおいて、広告効果を確かめるための指標である。「cost per acquisition」あるいは「cost per action」を略して、「CPA」となる。CPAは、計算によって算出されるが、その計算にはコンバージョン数というものを用いる。コンバージョンとは、新規顧客獲得や、顧客からの問い合わせ、サービスへの会員登録など、ビジネスにとって好影響となる顧客の行動を指す。そして、広告費用÷コンバージョン数という計算方法で、CPAが算出できる。
CPAを算出することで、コンバージョンを獲得するために、どれだけの広告費用がかかったかがわかる。そして、算出したCPAの数値が低ければ、効率的な広告の運用ができているということになる。ただ、広告費用を抑えた上で、新規顧客やコンバージョンの数が少ない場合も、CPAは低くなってしまう。ビジネスでは、新規顧客やコンバージョンの数が多い方が良いため、CPAが低いからといって、必ずしも広告効果が大きいとは限らない。
また、CPAとは別に、CPOという指標が使用されることもある。CPAがコンバージョン数を使って計算するのに対して、CPOはコンバージョンの中の注文数や購入数に限定するという違いがある。CPAの計算に使用するコンバージョンの種類が非常に多い場合、売上に直結した広告効果を確かめるために、CPOが用いられることは珍しくない。
ビジネスシーンでは、CPAは、職業や資格である公認会計士を指す言葉としても使用される。「certified public accountant」を略して「CPA」であり、日本では国家資格となっている。日本において、企業の決算や金融取引などが適正に行えているかを確認する監査業務は、CPAにのみ許されている。また、CPAが、企業内で税務や会計など、税理士のような仕事を行うこともある。
米国公認会計士は、USCPAと呼ばれる。日本のCPAが、アメリカでUSCPAとして働くためには、新たに資格を取得しなければならない。そして、USCPAは、州ごとに試験の受験資格が異なる。そのため、日本からアメリカへの進出を考えたCPAが、試験を受ける州を厳選することは珍しくない。
「CPA」の熟語・言い回し
CPA状態とは
「CPA状態」は、心肺停止状態という意味の表現である。主に医療従事者や救急隊員が使用する用語だ。CPAという言葉だけで、心肺停止状態という意味となるが、意味の伝わりやすさを重視して、CPA状態という言葉が使われることは珍しくない。
外傷CPAとは
「外傷CPA」は、外傷が原因による心配停止のことである。血管が傷つけられたことによる出血多量や、頭部に強い衝撃が加わって脳が傷付く脳挫傷などが原因で、外傷CPAになる場合が多い。また、強い力で圧迫されて心臓弁が破損したり、ナイフが刺さったりして、心臓そのものが機能を停止することで、外傷CPAになる場合もある。
シー‐ピー‐エー【CPA】
読み方:しーぴーえー
シー‐ピー‐エー【CPA】
読み方:しーぴーえー
シー‐ピー‐エー【CPA】
読み方:しーぴーえー
シー‐ピー‐エー【CPA】
読み方:しーぴーえー
CPA
読み方:シーピーエー
別名:顧客獲得単価
CPAとは、広告戦略における用語で、1件の広告成果を獲得するために必要となったコストのことである。
CPAは、一連の施策に費やしたコスト全体を、成果の件数で割った値として導くことができる。CPAの値が小さいほど、広告効果があったと言うことができる。たとえば、50万円を投じてある会員登録キャンペーンを行い、その成果として100人の会員登録を得ることができたとすれば、登録1件あたりにかかったコストは〔500000÷100=5000〕で1件あたり5千円ということになり、そのキャンペーンにおけるCPAは5千円であるということになる。
インターネット広告では、成果報酬型のアフィリエイト広告でCPAが採用されていることが多い。この場合、広告主は、ユーザーが商品購入や会員登録といった特定の行動まで至った数を成果として数え、その分だけの報酬を広告媒体へ支払う仕組みとなっている。
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