シロハネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 07:01 UTC 版)
アンジェリナ・ロッカ 声 - 安玖深音 / 後藤麻衣 貿易都市ブリューに住む、舞台女優を目指している少女。クリスティナ姫の役を演じることに憧れ、これまでにもいくつものオーディションを受けてきたが、いまだ合格したことはない。普段は肉屋でアルバイトをしながら、練習を続けている。ニコラの孤児院では子供たちのまとめ役をしており、その面倒見の良さから子供たちに慕われているが、言いたいことはハッキリと言う性格で、特に演劇については一切の妥協を許さない頑固な一面もある。 ベル 声 - 五行なずな / 小野涼子 レインとともにジルベルクで暮らしている人形。その容姿は、まるで天使のような美しい少女をしており、背中についている白い片羽根を除けば、人間と区別がつかないほど。唄を歌うことが好きだが、ある理由で人前では歌うことができない。 ココ 声 - 成瀬未亜 / 同左 セロとともに地方都市のモスグルンで暮らしている人形。ベルとは違い、腕の関節に継ぎ目が見えていたり、背中にねじ巻きをつけていたりと、一目で人形だとわかる姿をしている。製作年代はかなりの昔と推定されているが、その言動は外見のとおり幼い子供のものである。人の名前をうまく発音することができないため、ワカバを「カバー」、ライトを「ライ」のように名前を短く発音することが多い。但し何故かアンジェリナを「マー」、ベルを「ファー」と呼ぶ。 セロ・サーデ 声 - かわしまりの / 同左 モスグルン郊外の一軒家に、ココと住んでいる青年。歴史学者である父親(故人)を尊敬し、自身も歴史学を専攻しており、歴史学者を目指している。物静かで穏やかな性格であり、ココやフォーレ姉弟たちの良きまとめ役。 ワカバ・フォーレ 声 - 佐本二厘 / 同左 モスグルンに住む小説家志望の少女。実家のパン屋を手伝いながらも、作品を世に出そうと努力している。一度やると決めたことに対しては、何としてもやり遂げようとするまっすぐな性格をしているが、同時に頭に血が上りやすいために、周りが見えなくなり失敗することもしばしば。地元モスグルンで行われる演劇祭に脚本家として参加しようするが、その台本は、クリスティナ姫の悲劇を記した史劇『天使の導き』を大胆にアレンジしたものになる予定である。 ライト・フォーレ 声 - 佐本二厘 / 同左 ワカバの弟。生意気盛りの腕白坊主で、姉のワカバとはしょっちゅうケンカをしている。ココと仲が良く、二人で遊んでいることが多い。ワカバの書いている劇には興味が無かったが、ある日夢の中で、会ったことも無いはずのクリスティナ姫の姿をみる。そして、その姫とそっくりの少女をブリューの雑踏の中で見かけることになる。 ニコラ・ロッカ 声 - 理多 / 平井理子 ブリューで孤児院を運営している女性。口は悪いが、自分の元に集まってきた子供たちを愛し育て、世に送り出してきた。まだ若い頃、新婚旅行で訪れたジルベルクで、白い翼を持つ天使のような少女の姿を見たことがある。 レイン・ヘルマー 声 - 山中荘一 ジルベルクに住む、老人形技師。その技術は『国宝級』と称されるほどの達人で、国中にその名は知れ渡っている。一方で、本人は大変気さくな性格で、ワカバやアンジェリナたちには、自分のことを『じーさん』と呼ばせようとするほど。セロの父親とは古い知り合いで、両親の亡くなったセロに学費を仕送り援助している。 シルヴィア・ペレッツ 声 - 緒田マリ / 竹間千ノ美 トニーノとコンビを組んでいる女性。かつて、ある人形技師に弟子入りしていたことがあり、初級から中級程度の簡単な人形調律を行うことができる。空砲の込まれた拳銃を持ち歩くなど、荒事に慣れている様子を見せるが、受けた恩は必ず返す義理堅い性格でもある。 トニーノ・スタラーバ 声 - 風霧舜 セロとワカバが旅先で出会った男性。黒い帽子に黒い背広と、暑苦しい格好をしている。飄々とした言動で相手を煙に巻くことが多いが、豊富な人生経験から、セロとは別の意味で『良き兄貴分』と言える存在。かつて、舞台俳優を目指して生まれ故郷を飛び出した過去を持つ。 マリオン・キュリー 声 - まきいづみ 舞台女優。アンジェリナが一時期通っていた演劇学校で特別講師に招かれた際に出会った。真面目なアンジェリナをからかうのが趣味だが、迷っているときは相談にのってくれるなど良い先輩であり、アンジェリナからは慕われている。 ファビオ・グレイ 声 - 加藤一樹 その確かな演技力と風変わりな性格で有名な男優。マリオンの夫でもあり、彼女には全く頭が上がらない。雑誌のインタビューで、『悪役を演じたい』と話したことがきっかけで、ワカバたちの劇への参加を打診される。 リュリュ 声 - かわしまりの ニコラの孤児院で暮らしている、アンジェリナに次ぐ年長者。線が細く、一見頼りなさそうにも見えるが、芯はしっかりとした性格で、ニコラやアンジェリナからも信頼されている。 フローラ 声 - 理多 / 平井理子 ベルの友達である小型の人形。お姫様の姿をしており、普段は、同じく小型人形のクエイクやチョコと三体いっしょに、ベルが持ち歩くバスケットの中に入っている。同じ単語を繰り返す、独特の言葉遣いをしている。
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