シリーズ共通の世界観・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 07:09 UTC 版)
「とつげき!人間戦車」の記事における「シリーズ共通の世界観・用語」の解説
ジャポン 現代日本に似た世界。かつては「ジャポン帝国」が全土を収めていたが、第1作と第2作の物語開始時点では「ジャポン王国」との間で少なくとも20年以上に及ぶ戦争が続いている。 人間戦車 主に少女の姿をした人型兵器。一部に装甲列車や戦車など異形のものもあるが、いずれも人のような顔を持つのが特徴。人型ながら装備を外すことは出来ず、あくまで与えられた兵装のみを扱う。自立して行動でき、優れた身体能力と機動力を備え、人間戦車以外の兵器では撃破できないほど強力。会話したり感情表現もできるが、知性はかなり低い。もっぱら車両として扱われるので、人権も階級も名誉も与えられないが、上官のために戦うことを至上の喜びとする。寿命を迎えたり敵に撃たれるなどして「限界」を感じると自ら爆発して死ぬ(人間戦車が死ぬことを劇中では「沈黙する」と表現する)。「毒電波粒子」を燃料として動き、人間にとって有害なそれが蔓延する戦場で、指揮官からの遠隔通信による指示を受けて活動する。第1作の物語開始の20年ほど前に開発され、現在では両軍の主戦力となっている。帝国軍は鉄ヘルメット、王国軍は帽子を基本軍装とするが、両軍の人間戦車の間には性能的な差異は無い。人間との見た目の違いは瞳にあり、人間のそれが二重円(虹彩と瞳孔)の黒目に光の照り返し(ハイライト)があるのに対し、人間戦車は照り返しの無い黒目に渦巻き状の線がある。 毒電波粒子 第1作の30年ほど前に、突如としてジャポン各地に発生した謎の帯電性粒子。有毒な物質で、その影響下では電子機器が誤動作し人間は発狂死してしまう。このため、帝国と王国との戦争は、毒電波粒子そのものを燃料とし遠隔指揮によって戦闘を行う人間戦車による、代理戦争の様相を呈することとなった。第1作・第2作の頃は大気中に人間には無害な程度の毒電波粒子が漂っており、人間戦車たちはそれを燃料とする。それから30年が経過した第3作の頃には、人間戦車の活動に支障をきたすほど全国的に濃度が薄まった。通常は目に見えないほど小さな粒子だが、濃く集まると黒い霧状に見える。 富士大森林 帝国と王国とを最短距離で結ぶ直線上の山すそに広がる広大な樹海。毒電波粒子の発生源ともされる。人間戦車の行動には向かない地形と、かつては毒電波粒子の濃い地帯でもあったため、帝国・王国双方から敬遠され「聖域」扱いされてきた。しかし、いつしか毒電波粒子の濃度が無害になり、奥深くにある洞窟内に「王国戦技局」の研究所が作られ、様々な人間戦車の研究・開発が行われた。各作品とも物語の進め方によって関わる地域で、殊に『ALTeR』のサイドシナリオでは王国戦技局のあった洞穴を探索することになる。 のら戦車 本来の上官とはぐれるなどして孤立し、指揮官を持たないまま徒党を組み動物や人を無差別に襲う人間戦車。
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