コミック『ザ・ファング』の登場人物
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「ブラッディロア」の記事における「コミック『ザ・ファング』の登場人物」の解説
ここでは本作のスピンオフコミックである『ブラッディロア ザ・ファング』の登場人物について記す。 ファング「狼」 ファングは通り名で本名は「月神雄牙(つきがみゆうが)」。獣人の謎を知るために仲間を探す青年。普段の職業はジャーナリストで、太龍市の猟奇殺人事件を通して真白と知り合う。 月夜の晩に獣化すると狼の凶暴性が増し驚異的な戦闘力を誇る。 兎羽 真白(とば ましろ)「兎」 猟奇殺人事件を通して自分が兎の獣人であることを知った女子高生。ファングの事務所に出入りし、獣人が絡む事件に関わりを深めていくようになる。最初の頃は獣化のコントロールができなかったが、事件を通してコントロールできるようになる。アキノとは大の親友。 早川アキノ(はやかわ アキノ)「猫」 担任教師である葉芝の人体実験に使われ、薬の力で獣化した女子高生。真白たちに助けられた後に病院で入院していたが、真白が雄牙との調査に熱中していることに嫉妬しタイロンに身を委ねて真白の敵に回る。タイロンで製造された獣化の薬で猫の半獣人化をする。 葉芝(はしば)「狐」 真白とアキノが通っている高校の教育実習生だが、裏の顔はタイロンの幹部で、教え子たちに薬物による獣化の実験を行う。ファングに現場を押さえられ殴り飛ばされたが逃走し、タイロンに戻り研究主任として獣人を軍事利用するための研究に再び着手する。だがそれは表向きの顔で、真の目的は「神の肉片」を利用し「荒ぶる神」を復活させることにあった。 レオンクロイツ「獅子」 双葉山で真白を助けた雄獅子の獣人。最初は「獣面の男(ライオンヘッド)」と自称し真白たちと関わりを避けていた。タイロンから奪い返した四神の秘宝を守るため、真白たちと合流を果たす。元タイロンの幹部であり研究員であったが、自らの過ちに気付きタイロンと敵対する。戦いの末に獣化の薬の過剰摂取の果てに、常時獣化状態となり二度と人の姿に戻れない状態になってしまった。 碧(アヲイ)「人魚」 ファングが雨の中怪しい男たちから助けた少女。 玄武の男「玄武」 「荒ぶる神の瞳」を守っていた四神の一人。北方を守護する四神「玄武」の末裔の獣人。タイロンの魔の手から「荒ぶる神の肉片」の一つを守っていたが、意思を奪われタイロンの手に落ち命令通りに動く傀儡に成り果ててしまった。力任せの戦いをするが、意思を奪われているため本来の力を出すことができなくなっている模様。人間の姿は坊主頭の成人男性で「玄武の社」の神主だった。 コクウ「黒い朱雀」 「荒ぶる神の爪」を守る鳥の獣人。シュオウに匹敵する剣術の達人。秘宝を守るためなら女子供だろうと躊躇なく殺す残忍で冷酷な男。 シュオウ「朱雀」 「荒ぶる神の爪」を守る四神の一人。南方を守護する四神「朱雀」の末裔の獣人。老齢であるが凄まじい剣撃を使いこなす剣術の達人で日本刀を武器とする。 ヤト「青龍」 「荒ぶる神の尾」を守る四神の一人。東方を守護する四神「青龍」の末裔の獣人。両親を早くに亡くし、使命と孤独の中で生きる少女。二刀流の小太刀の使い手。 シラクモ「白虎」 「荒ぶる神の牙」を守る四神の一人。西方の守護する四神「白虎」の末裔で四神最強の獣人。保育園で園児たちに優しい笑顔を向ける影には、実父に四神としてしか愛されなかった孤独の過去を持つ。真白との確執で孤独となったアキノの力になることを誓う。 アラシ「猿」 モモの双子の弟。棒術の使い手。姉と同調することによって獣化することができる。 モモ アラシの双子の姉。弟と同調することによって獣化することができる。 黄龍〈四神を束ねる者〉 五つ目の「神の肉片」「荒ぶる神の心臓」を守っていた。 オオアギトノマガミ〈大顎真神〉 古代の暗黒獣『神』。神代の時代、「獣の姿を持つ神々」を追いやった「人の姿を持つ神々」に復讐しようとし、賛同しない神々を喰らい殺しまくり力をつけたが、その暴挙を止めるために現れた四神との七日七晩の死闘の末に討たれた荒ぶる神。その肉体は火を放ち焼き捨てようとするも、五つの肉片が焼けずに這い出て四方に逃げようとするが四神にたちまち捕まり、逃げないように結界をはりその肉片は四神の末裔によって守護されてきた。元は「狼」を司る小さな神であったが、力を欲する余り、他の神を喰らいその力を我が物する「喰う」力を宿してしまう。他の神々を喰らい続け恐るべき妖神へと変貌してまう。後に葉芝が自らの肉体に五つの肉片を移植しこの世に復活する。
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