クリティカァ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 16:38 UTC 版)
ドイツ語で「批評家」の意。主にヴァイスやクラッシャーズが動くための情報収集を行う。各地に人間を潜入させ、ミッションターゲットに関する様々な調査を行う組織である。上層部は指令を下す際、対応する組織に合わせてコードネームを変える(クリティカァ→花の品種、ヴァイス→ネコの品種、クラッシャーズ→チェス駒の種類)。 人事権はトップである「マリーゴールド(ペルシャ)」が持っており、各地に存在するクリティカァの中でも優秀とされる者を集めて、処刑人「ヴァイス」を結成することがある。クリティカァとヴァイスを厳密に分けているのは、組織の暴走を防ぐためである。 2代目亡き後、代替わりしたペルシャは、潜入によるターゲット調査の一部もヴァイスのミッションとするようになった。ドラマCD『Dramatic Precious』シリーズでは、各地の構成員が2代目ヴァイスに襲撃され、ほぼ壊滅状態に陥った。その後、4代目ペルシャとなったオミが立て直すが、クリティカァで調査しづらい部分はやはりヴァイスに直接潜入させている。 ペルシャ 声 - 小杉十郎太 2代目ペルシャ。警察庁長官。本名は鷹取修一(たかとり しゅういち)。初期設定では45 - 46歳。オミの実の父親でもある(ただし、オミ自身は終盤までその事実を知らなかったし、修一自身も玲司から知らされるまで気づかなかった)。クリティカァに対しては「マリーゴールド」と名乗っており、クラッシャーズの創設者で、彼らに対しては「キング」(初代)を名乗る。コードネームはペルシャに由来。 兄・玲司の陰謀を阻止するためにヴァイスを動かすが、最後は玲司に拳銃で撃たれて死亡。指令ビデオは毎回、ブラインドを操作して逆光状態にした執務室で撮影していた。芝居がかった口調で指令を下し、その締めは「闇の白き狩人たちよ、黒き獣の明日を狩れ!」である。 マンクス 声 - 堀越真己 ペルシャの秘書。ボディコンな服装が多い、赤い長髪の女性。本名は北田花枝(きただ はなえ)。年齢は20代後半。ペルシャから発令されたミッションをヴァイスに伝える伝令役をつとめていた。2代目ペルシャの修一には部下として以上の感情を持っていた模様。クリティカァに対しては「エリカ」と名乗っている。また、バーマンとはクリティカァの訓練生時代からの付き合いらしい。コードネームはマンクスに由来。 ドラマCD『Dramatic Precious』シリーズにおいて、バーマン救出のため、クラッシャーズの訓練生から選んだ別働隊3人(空蝉(うつせみ、声 - 千葉進歩)・蜻蛉(かげろう、声 - 中井和哉)・夕霧(ゆうぎり、声 - 内川藍))を率い、倉敷のクリティカァを全滅させた2代目ヴァイスに挑むが、別働隊は全滅、1人瀕死でヴァイスの元に到達し、指令を下して死亡。 バーマン 声 - 井上喜久子 ペルシャの秘書。黒い髪の女性。本名は高岡キョーコ(たかおか キョーコ)。ペルシャから発令されたミッションをヴァイスに伝える伝令役をつとめていた。初期のドラマCD『Dramatic Image Album』I・IIでは、マンクスは登場せず、彼女が指令ビデオを持ってくる。ドラマCD『Wish A Dream Collection』Iによると、歌唱力は「オミのボウガンより殺傷能力が高い」(つまり、ひどい音痴)らしい。コードネームはバーマンに由来。 2代目ペルシャ亡き後のアニメ第1期第16話にて、3代目ペルシャの善郎の命を受け、クリティカァの男性・牡丹(声 - 立木文彦)とともに、解散したヴァイスを招集する。以降、マンクスに代わるメインの秘書として登場。ペルシャの代替わりにともなう違和感をぬぐえないヴァイスに対し、修一の映像と音声を合成して作った指令ビデオを持ってくるようになる。 ドラマCD『Dramatic Precious』シリーズでは、善郎に想いを寄せていたらしい描写も。2代目ヴァイスに人質に取られ、菖蒲による拷問を受けた後、ミッションを受けたアヤと合流、最後は機密保持のためアヤから拳銃を借りて自害した。 烏丸善郎(からすま よしろう) 声 - 大川透 3代目ペルシャとして、アニメ第1期第16話からドラマCD『Dramatic Precious』シリーズまで登場(ただしTVアニメの頃は、バーマンに直接伝えさせたり修一の指令ビデオを作ったりしてミッションを発令しており、直接の登場はほぼない。OVA以降のみ)。 修一の副官の1人で、法務省の事務次官。ドラマCDにおいて、妻子ともども2代目ヴァイスに殺害された。
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