クリプトン・ブランド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 16:38 UTC 版)
「ヴァイスクロイツ」の記事における「クリプトン・ブランド」の解説
イギリスに拠点を置く処刑人組織。略称は「KB」。アメリカの組織「百人会議」とともに、アニメ第2期のドラマCD『Theater Of Pain』に名前だけ登場。 遺伝子を書き換え、超人化する薬である「ヒト・インターロイキン」を、長年に渡って調査・研究し、関係者を処刑している。ナナの存在もあるのか、メンバーのほとんどはある程度日本語が話せるのが特徴。実働部隊のトレードマークは顔の一部を覆う仮面。暗視スコープや通信機能が付いている。大抵は片目を隠す物だが、ケンのものは目ではなく鼻から下を隠す。 4人組のAチーム(Side A)が任務中に消息を絶ったため、現在はアヤやケン、ユキを加えたBチーム(Side B)を組織し、調査を続けている。なお、アヤの素性を知るため、鷹取家(オミ)と連絡を取ったことがある。アヤ・ケンがいることもあってか、鷹取の「ヴァイス」に倣い、Bチームの拠点を下町の花屋「子猫の住む家」に定めた。 クリプトン・リチャード 初老の紳士。伯爵位を持つ。組織内では「KR(ケーアール)」と呼ばれ、組織のトップに立つ。 組織のトップでありながら、それなりの戦闘能力をもつ。 三尋木 ナナ(みひろぎ ナナ) ミッションプランナーを務める女性。眼鏡をかけたキャリアウーマン。ヴァイスが2代目だった頃、ペルシャ(鷹取修一)の秘書の1人だったが、その意向を受け入れられず、中津川とともにクリティカァを離脱、単身渡英し放浪していたところをKBに拾われた。 普段はミッションプランナーとしてフォローに回っているが、トップであるKR同様、いざという時は戦力になれる。 彼女の作る料理は見た目こそいいが、非常にまずい。 ユキ 日本人孤児の少年。生まれも育ちもアメリカ。ニューヨークのスラムで、同じような少年達の組織「オーファン」に所属していた。ユキという名前は、本名がわからないため、同じ日本人のアカガワが彼を拾ったときの天気(雪)からつけた。戦闘訓練は特に受けていないので戦闘力自体は低いが、頭脳派で空間把握能力が高く、見取り図を見ただけで最短ルートを割り出すことくらい容易い。普段は冷静だがキレると怖い部類の性格。 ニューヨークに渡ったアヤと偶然出会い、怪我をしている彼に庇われたことで「オーファン」に身を置くことになったアヤとしばらく行動を共にする。アヤが渡英したため一度は別れたが、ケンと共に迎えに来たアヤの誘いに乗り、渡英して組織に加わる。しかし、ある理由から「人を殺さない」という信条を持ち、ターゲットに対して武器を向けないようにしている。 クロエ 本名はエドワード・R・クローツニク。バイトローズという、細い金属の刃物にバラの造花をつけたものをダーツのように使う男。ルーマニア出身。イギリス英語を話す。 ミッションに独特の美学を持つ。マイペースなフェミニストで、女性を見れば大抵口説くが、ミッション中とそれ以外の時はちゃんと区別している。 ミシェル 本名はミシェル・E・コンラッド。ラビットテイルという、しなやかな細い鞭を使う少年。アイルランド出身。イギリス育ち。 少女のような面立ちで小柄(ユキよりも背が低い)だが、戦闘能力は高い。 両親は反英組織IRAの中でも過激派の一員だったため、8年前にKB(Aチーム)に処刑されたが、両親を処刑したフリーによって「子供を処刑しろとの任務は受けていない」と助命された。その後、KRに事実を知らされ、「フリーと同じ力が欲しいか」との問いに頷いたため、現在に至る。 フリー 本名不明。ワイヤーとタロットカードを武器として使う、長身の男。リヒテンシュタイン出身。イギリス育ち。 元Aチームメンバーで、トップクラスの実力者。8年前の任務でミシェルの両親を処刑し、ミシェルを保護、KRの元で成長する彼を見守ってきた。趣味はタロット占い。 ヒト・インターロイキンの実験体にされ、適合したため、超人的な身体能力を得た。ある建物に閉じ込められていたが、それを察知したBチームメンバーによって救助される。しかし、薬の影響で記憶をすべて失い、精神年齢も退行している。 なお、彼以外のAチームメンバーは彼を被検体として差し出し、完成した薬を使って超人化するという誘惑に負けてKBを裏切り、敵方の組織に身を置いている模様。
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