カザンでの発展型とは? わかりやすく解説

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カザンでの発展型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 06:37 UTC 版)

Mi-17 (航空機)」の記事における「カザンでの発展型」の解説

Mi-8MTV-5/Ми-8МТВ-5Mi-17V-5/Ми-17В-5 イラク空軍のMi-17V-5 用途多目的ヘリコプター 分類ヘリコプター 設計者: KVZ 製造者: KVZ 運用者 ロシア空軍(Mi-8MTV-5) ルワンダ空軍(Mi-17MD) ガーナ空軍(Mi-17V-5) ベネズエラ陸軍(Mi-17V-5パナレ) ネパール陸軍(Mi-17V-5)他 初飛行1997年(Mi-17M) 生産開始1997年 運用状況現役 表示 Mi-8MTV-1/17-1Vに続き1990年にはカザン・ヘリコプター工場にて新し基本型となるMi-8MTV-2とMi-8MTV-3が開発された。これらのキャビンには従来24名にかわり30名の空挺兵収容できるようになっていた。また、装甲強化され各種システム近代化された。Mi-8MTV-2ではスタブウイングハードポイントは6箇所であったが、Mi-8MTV-3では4箇所に減ぜられ、かわりに対応する武装種類は8種類から24種類広げられた。Mi-8MTV-3は強度と弦を増した操舵ローターパラシュート使用しない空挺兵のためのシステム、重い物資吊り上げることのできる機上起重機装備した1991年完成したMi-8MTV-3は、輸出用VIP仕様機であるMi-172原型機となったMi-1721994年完成し、FAR-29の型式証明得たあと輸出された。Mi-172ロシアでの型式は、Mi-172Aと呼ばれた1992年にはすべての近代化改修取り入れた派生型となるMi-17Mが完成された。これまでの改良点加え、Mi-17MではGPS航法システム新しレーダー大型化された舷側扉、Mi-26式に改められ平面的な形状水圧式タラップ尾部ローディング・ランプが装備された。カナダのケロウナ・フライ社およびハネウェル社との交渉結果共同西側仕様派生型となるMi-17KFが開発された。この機体は、西側製の機材、特にグラスコックピット特徴づけられた。エンジンは、出力1,923馬力(1,434kWt)のTV3-117MTと2,070馬力(1,545kWt)のTV3-117MVが任意に選択できた。なお、「KF」とは「ケロウナ・フライ」の略号である。 Mi-17Mは、1997年カザンにてMi-17Mのデモ機が、当面基本型となるMi-8MTV-5の基礎作るために製作された。Mi-8MTV-5は輸出名称Mi-17V-5あるいはMi-17MDで呼ばれ輸送機として国内外航空機市場にて大きな成功収めた。 Mi-8MTV-5が従来型異なるのは、機体形状構造近代化された点であった右舷には新し出入扉が設けられ左舷の扉は著しく拡大された。ランプ両開き扉は、Mi-17M同様水圧式タラップ型扉に改められた。空挺兵席は36増加された。こうした改設計により、空挺兵3組分かれ後部ランプ左右2つの扉から同時に降下することができるようになった36名が降下するのに掛かる時間は、わずか15分であった左舷扉が拡大されたことにより、新し救助用装備品搭載することができるようになった装備品には、300kgまでの物資吊り上げられる起重機含まれた。この装置使い、Mi-8MTV-5は同時に3名の人間速やかに吊り上げることができた。床面備わっている大型ハッチ開けることにより、外部に4.5tの物資吊り下げることができた。 Mi-8MTV-5の機首部分は、完全に新しくされていた。流線型改められ機首には、新し気象レーダー電波装備搭載することができた。Mi-8MTV-5には、新し航法装備夜間暗視装置搭載された。暗視装置追加により、Mi-8MTV-5は全天候下において、また、あらゆる時間帯において積極的な活動ができるようになった最終的に、Mi-8MTV-5は新し外見新し装備得て今後とも主力機としてMi-8派生型世界中で運用されていく素地作り上げた。 KVZで製造されているMi-17-1V、Mi-172、Mi-17V-5は、いずれもグラスコックピット海外製任意の機材装備できるよう設計されている。エンジン新しいVK-2500が用意されており、このエンジン通常で2,400馬力緊急時には2,700馬力出力発揮できる補助動力装置には、チェコ製のSAFIR-5K/Gが選択されている。高山地帯であるチベットで行われた原型機Mi-17Vの試験では、飛行高度は7,950mに達し標高5.5kmの地点での離着陸にも成功したエンジン始動標高6kmまでで行うことができる。

※この「カザンでの発展型」の解説は、「Mi-17 (航空機)」の解説の一部です。
「カザンでの発展型」を含む「Mi-17 (航空機)」の記事については、「Mi-17 (航空機)」の概要を参照ください。

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