イナンナ
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イナンナ(シュメール語: 𒀭𒈹、翻字: DINANNA、音声転写: Inanna)は、シュメール神話における金星、愛や美、戦い、豊穣の女神。別名イシュタル。ウルク文化期(紀元前4000年-紀元前3100年)からウルクの守護神として崇拝されていたことが知られている(エアンナに祀られていた)。シンボルは藁束と八芒星(もしくは十六芒星)。聖樹はアカシア、聖花はギンバイカ、聖獣はライオン。
- ^ a b アンソニー・グリーン監修『メソポタミアの神々と空想動物』p.24、山川出版社、2012/07
- ^ アンソニー・グリーン監修『メソポタミアの神々と空想動物』p.25、山川出版社、2012/07
- ^ 「イナンナ女神の歌」1-4
- ^ 「イナンナ女神の歌」5-8
- ^ 「イナンナ女神の歌」9-12
- ^ [Hulupp]-アッカド語で「生命の木」のこと。
- ^ 矢島、51 - 52頁。
- ^ 岡田・小林、163頁。
- ^ 来訪の理由を問われ、エレシュキガルの夫グアガルアンナの葬儀に出席することを口実にしたともされる(岡田・小林、163頁)。
- ^ 矢島。52 - 56頁
- ^ 岡田・小林、164。
- ^ 異聞では七年七ヶ月七日とも七年ともいわれる(岡田・小林、167頁)。
- ^ 矢島、56 - 58頁
- ^ 岡田・小林、164 - 165頁、但し、こちらではエレシュキガルの病を癒すこと、その礼としてイナンナの死体を求めることについての記載は無い。
- ^ 矢島、58 - 62頁。
- ^ 岡田・小林、165 -166頁。
- ^ 前田(2003)p.21
- ^ 前川和也『図説メソポタミア文明』p.6
- ^ 前川和也『図説メソポタミア文明』p.8
- ^ 前川和也『図説メソポタミア文明』p.9
イナンナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/05 23:17 UTC 版)
地球人女医。金星改造を目的として管理機構が行った虐殺にあい、霊として金星に留まった。金星の社会を偽りの世界とみなし、破壊したいと考えている。長い間森の底でのたくっていただけだったが、大量の霊をとりこんで力をつけ、ナズナという協力者を得て実世界に対する活動を始めた。馳雄に対しても影響力をもつ。
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イナンナ
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詳細は「イナンナ」を参照 イナンナは、シュメール神話の愛と戦いの女神である。人間や動物の交尾や繁衍には関わっているが、イナンナは母なる神ではなく、出産にも関わっていることはまれである。イナンナは雨・嵐や金星とも関係がある。アンミ・ツァドゥカ王の金星粘土板(英語版)は、紀元前17世紀半ば頃に編纂されたと考えられており、金星粘土板を「光り輝く空の女王」または「光り輝く天の女王」と呼んでいる。 天の女王の称号は古代を通して多くの異なる女神に用いられたが、イナンナはこの称号が最も多く与えられた人物である。実はイナンナの名前は、古代シュメールで文字通り「天の女主人」を意味する「Nin-anna(ニン・アンナ)」(NINは「貴婦人」とANは「空」を意味するという言葉から来ている)に由来することが多い。にも彼女の名前の楔形文字(Borger 2003 nr. 153, U+12239 𒈹)が歴史的に両者の一身同体というわけではない。一部の神話では、イナンナは古代シュメールの月の神ナンナの娘として描かれている。しかし、他の文献では、エンキやアンの娘として描かれることが多い。 シュメールでイナンナは紀元前3000年頃、「天の女王」と呼ばれた。北部のアッカドでは、彼女は後にイシュタルとして崇拝された。シュメール人の叙事詩『イナンナの冥界下り』では、冥界の一番外の門でイナンナが挑戦を受けた際、次のように答えた。 私はイナンナ、天の女主人です。私は東へ行く途中です。
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