マルドゥクとは? わかりやすく解説

マルドゥク【Marduk】


マルドゥク 【Marduk】

バビロン主神名の意味は〈太陽神ウトゥの子牛〉〈マルトゥ人の主〉など諸説がある。この神を諸神の王にしようとする動きが、バビロン神官たちにあった。像は頭が竜、体が怪獣

マルドゥク

名前 Marduk

マルドゥク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/13 15:09 UTC 版)

マルドゥクMarduk、マルドゥーク、マルドゥック)は、古代メソポタミア神話の特にバビロニア神話などに登場する男神。バビロンの都市神でバビロニアの国家神[1]。後にエンリルに代わって神々の指導者となり、アッカド語で「主人」を意味するベールと呼ばれた[2]。『エヌマ・エリシュ』曰く、世界人間の創造主でもある。


出典

  1. ^ a b c d 池上(2006)p.192
  2. ^ a b c d e 池上(2006)p.88
  3. ^ a b c d e 池上(2006)p.86
  4. ^ Mesopotamia no kamigami to kuso dobutsu.. Green, Anthony., Miho Museum.. Yamakawashuppansha. (2012.7). ISBN 9784634648289. OCLC 825146519. https://www.worldcat.org/oclc/825146519 
  5. ^ 岡田・小林(2008)p.318
  6. ^ a b c d e f 池上(2006)p.87
  7. ^ a b 池上(2006)p.90
  8. ^ The Fifty Names of Marduk
    (『マルドゥク神の50の名前』(原文はエフライム・アヴィグダー・スパイザー(アメリカの考古学者))による)
  9. ^ a b 池上(2006)pp.91-92

注釈

  1. ^ 天命の粘土板:神々や個々人の寿命・役割などが刻まれていて、大抵は最高神が持つ。「天命の印」を持ち主が押すことで、書き込まれた内容が有効になると信じられていた。粘土版と印象の文化を持つ、古代メソポタミアならではの発想による代物である。 岡田・小林(2008)p.45
  2. ^ こういった形容は彼の聡明さを示したもの。 池上(2006)p.86
  3. ^ アサルヒヒ:シュメールの呪術と清めの神。エアの長子で後代ではマルドゥクが持つ50の異名の1つとされた。 池上(2006)p.174


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