ババロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 00:56 UTC 版)
ババロン (Babalon) - 緋色の女、太母(グレートマザー)、または忌まわしき者どもの母とも呼ばれる - は、1904年のアレイスター・クロウリーの『法の書』執筆を以て打ち立てられたセレマの神秘主義的体系に見出される女神である。最も抽象的な形では、かの女は女性の性的欲動、および解放された女性を象徴している。ただし最も多産であるという意味では母なる大地とも同一視されうる。同時にクロウリーは、ババロンにはある霊的役職を担う上での地上的側面があり、それは現実の女性に務められうるものであると信じた。たいていの場合、クロウリーにとってその女性はクロウリーが自分と同一視するところの「ト・メガ・テーリオン」(大いなる獣)の相手となる者であり、その職務は現下のホルスの劫のエネルギーの示現を促すことである。
- ^ Magick Without Tears, ch.12
- ^ The Cry of the 5th Aethyr
- ^ The Vision & the Voice, 1998, p.54, 61, 131
- ^ Grant, Kenneth. Nightside of Eden. London: Frederick Muller Limited. ISBN 0-584-10206-2
- ^ The Vision & the Voice, 1998, p.129
- ^ Sources at [1] retrieved April 28, 2007.
- ^ For example, this author at Endtime Prophecy Net, retrieved April 28, 2007.
- ^ Revelation 18:1-5
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