前橋市中央児童遊園(るなぱあく)もくば館
名称: | 前橋市中央児童遊園(るなぱあく)もくば館 |
ふりがな: | まえばししちゅうおうじどうゆうえん(るなぱあく)もくばかん |
登録番号: | 10 - 0246 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建、鉄板葺、建築面積8.3㎡、電動木馬5基付 |
時代区分: | 昭和中 |
年代: | 昭和29年 |
代表都道府県: | 群馬県 |
所在地: | 群馬県前橋市大手町3-16-3 |
登録基準: | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
備考(調査): | 前橋市の市制施行60周年等を記念して開催された前橋グランド・フェアーの一環として建設。 |
施工者: | |
解説文: | 前橋市中心部に位置する前橋市中央児童遊園入口近くに建つ。間口4.5m奥行1.8m規模、片流れ屋根で、外装は竪板張とする。正面は吹放ちで、前面に木製階段を付け、内部には5基の電動木馬を配する。現存最古級の電動木馬と一体的に残る遊園施設。 |
前橋市中央児童遊園(るなぱあく)旧ラジオ塔
名称: | 前橋市中央児童遊園(るなぱあく)旧ラジオ塔 |
ふりがな: | まえばししちゅうおうじどうゆうえん(るなぱあく)きゅうらじおとう |
登録番号: | 10 - 0247 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 基 |
構造: | コンクリート造一部石造、高さ4.9m |
時代区分: | 昭和前 |
年代: | 昭和8年/昭和前期移設 |
代表都道府県: | 群馬県 |
所在地: | 群馬県前橋市大手町3-16-3 |
登録基準: | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 前橋市中央児童遊園の北側中央に建つ。ラジオ放送の受信施設として日本放送協会前橋放送局開局に併せて建設された。花崗岩の基壇の上に、モルタル塗洗出し仕上げのコンクリート躯体を載せた、高さ4.9mの常夜灯風の構造物。わが国初期のラジオ放送関連施設。 |
その他工作物: | 児玉町旧配水塔 入発電所鉄管路擁壁及び本館擁壁 別府市朝見浄水場配水池 前橋市中央児童遊園 前橋市浄水場配水塔 前野町火の見櫓 千葉県水道局千葉高架水槽 |
るなぱあく
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/06 08:53 UTC 版)
るなぱあく | |
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施設情報 | |
正式名称 | 前橋市中央児童遊園 |
事業主体 | 前橋市 |
管理運営 | 株式会社オリエンタル群馬 |
面積 | 8,815㎡ |
来園者数 | 年間150万人程度[1] |
開園 | 1954年(昭和29年)11月1日[1] |
所在地 | 〒371-0026 群馬県前橋市大手町三丁目16-3 |
位置 | 北緯36度23分43.08秒 東経139度03分47.05秒 / 北緯36.3953000度 東経139.0630694度座標: 北緯36度23分43.08秒 東経139度03分47.05秒 / 北緯36.3953000度 東経139.0630694度 |
公式サイト | 前橋市中央児童遊園るなぱあく |

るなぱあくは、群馬県前橋市にある遊園地。正式名称は「前橋市中央児童遊園」[2]で、前橋市が博覧会「前橋グランド・フェアー」の会場として1954年(昭和29年)11月1日に開設した[1]。2004年(平成16年)4月に民間の指定管理者による運営へ移行し、市民公募によって「前橋るなぱあく」の愛称が付けられた。前橋出身である萩原朔太郎の詩集『遊園地にて』の「遊園地」に"ルナパーク"とルビがふられており、命名の由来は、萩原朔太郎ゆかりの公園から選ばれた[3]。
コンセプトは「にっぽんいち なつかしい ゆうえんち」[4]。遊具には開園時から修理を重ねて使われているものもあり、木馬などは10円と日本の遊園地としても最も安い水準で、昭和レトロを楽しめる施設として知られている[1]。
概要
約8800メートルの敷地[4]に飛行塔(高さ9メートル[4])、豆汽車[4]、ミニヘリコプター、豆自動車、メリーゴーラウンド、くじらの波乗り、ウェーブスターライド、くるくるサーキットの8種の大型遊具、電動木馬5基[4]、小型遊具11台という小さな遊園地である。電動木馬は日本国内で現存最古であり[5]、置かれている「もくば館」は、「旧ラジオ塔」はとともに2007年(平成19年)、国の登録有形文化財に登録された[4]。全国の遊園地で、稼働中の遊具で登録文化財となっている唯一のものである。
自走式ジェットコースターであるウェーブスターライドは、8人乗りという極めて小さなものである[6]。
1980年代以降、各地につくられた大型レジャー施設との競合、入場者の減少、老朽化が進み、閉鎖論も出たが市民からの存続要望で閉園を免れた[1]。2006年(平成18年)までは、市が競輪場の利益で運営していた[6]。
2016年度(平成28年度)の延べ利用者数は約146万人で、1954年(昭和29年)の開園以来、最多を記録した[7]。
利用料
条例で入園は無料、小型遊具は1人1回10円と定められている[2]。木馬も開園以来10円である。大型遊具は開園当初は10円、1973年(昭和48年)から20円、1976年(昭和51年)から40円、2002年(平成14年)から50円。雑誌『アクティブじゃらん』によると、日本一安い遊園地とのことである。3歳以下の子供に付き添う大人は無料[6]で、これは、低年齢児の安全確保のために、付添者の添乗を義務付けている代わりに、料金を取らないという安全対策を優先しているためで、全国でも珍しい。
前橋市が発行したチケット(有効期限未設定のもの)は現在でも利用が可能であるが、指定管理者制度が導入されてからのチケットは、原則として現管理者発行のチケットのみ利用が可能である。
割引
- 群馬県民の日(10月28日):無料で利用できる遊具が多い[4]。
- 平日の団体割引(5名以上での申込):土日、祝日を除く平日限定。団体で利用する人向けの一日券。大型遊具は乗り放題。一人400円/日。年齢・人数の上限はなし。前日までに電話での予約が必要。
- 減免:身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保険福祉手帳 等の提示が必要。回数券、利用券共に通常料金の半額となる。
- 乗り放題パスポート:新型コロナウィルス感染症対策の一環として「コロナ対策パスポート」を期間限定で新設。利用者から大変好評であった事から、新型コロナウィルス感染症が「5類感染症」へ移行した際に名称を変更し継続。大型遊具は乗り放題。一人400円/遊器具利用券(50円券)8枚との等価交換が必要。団体割引と違い、予約は必要なく、土日、祝日も利用が可能。
利用情報
開園時間
- 3月〜10月…9:30〜17:00
- 11月〜2月…9:30〜16:00
- 夏休み期間(7月20日〜8月31日)…9:30〜18:00
夏休み期間は前橋市の公立小中学校の夏休みに準ずる。利用者の増減等により、夏休み期間の開園時間は開園年度により変更あり確認が必要。また、完全屋外施設であるため、雨天時は閉園となる可能性が大きい。
アクセス[8]
路線バスでは、前橋駅北口発で「前橋公園前」または「遊園地坂下」下車、新前橋駅西口発で「遊園地坂下」下車、上毛電気鉄道上毛線中央前橋駅前発で「臨江閣前」下車。
自家用車向けに専用駐車場があるほか、前橋公園や旧県知事公舎の無料駐車場が利用できる。
指定管理者
- 2006年(平成18年)4月1日 - 2009年(平成21年)3月31日
-
NPO法人波宜亭倶楽部(理事長:野本文幸)
- 園長:佐藤恭一(2006年(平成18年)4月1日 - 2008年(平成20年)3月31日)
- 副園長:佐々木正二(2006年(平成18年)4月1日 - 2009年(平成21年)3月31日)
- 2009年(平成21年)4月1日 - 2014年(平成26年)3月31日
-
NPO法人まやはし (理事長 - 野本文幸)
- 園長:田原学(2008年(平成20年)4月1日 - 2015年(平成27年)3月31日)
- 副園長:中村楯夫 他多数(2009年(平成21年)4月1日 - 2015年(平成27年)3月31日)
- 2014年(平成26年)4月1日 - 2015年(平成27年)3月31日
- 一般財団法人前橋振興公社(理事長:吉澤幸男)
- 2015年(平成27年)4月1日以降
-
株式会社オリエンタル群馬(代表取締役:中埜智親)
- 園長:原澤宏治(2015年(平成27年)4月1日 - )
- 副園長:井階渉(2015年(平成27年)4月1日 - 2020年(令和2年)3月31日)
- 副園長:津久井正晴(2020年(令和2年)4月1日 ‐ 2023年(令和5年)3月31日)
- 副園長:當山民人(2022年(令和4年)10月1日 ‐ )
脚注
- ^ a b c d e 愛されて、きょう70年 「日本一懐かしい遊園地」前橋の中央児童遊園「るなぱあく」 電動木馬は1回10円!東京新聞(2024年11月1日)2024年11月20日閲覧
- ^ a b 前橋市中央児童遊園条例
- ^ 『広報まえばし』2007年12月15日号(No.1354)5ページ
- ^ a b c d e f g [レトロを探そう]るなぱあく(前橋市)10円で遊ぶ最古の木馬『読売新聞』夕刊2024年11月18日2面
- ^ 製造元は中村製作所ではなく、昭和鉄工と2009年に判明した(「るなぱあく」の「10円木馬」、半世紀ぶりに“生みの親”と再会 群馬・前橋[リンク切れ]産経新聞)。
- ^ a b c “日本一なつかしい遊園地 木馬90円、前橋るなぱあく”. 共同通信社. 47NEWS. (2008年1月5日). オリジナルの2014年4月14日時点におけるアーカイブ。 2017年12月27日閲覧。
- ^ “「日本一懐かしい遊園地」るなぱあくが人気 企画続々”. 上毛新聞ニュース (2017年5月28日). 2017年5月28日閲覧。
- ^ 前橋るなぱあく公式サイト内「みちじゅん」
関連項目
外部リンク
- 前橋市中央児童遊園るなぱあく
- 文化遺産データベース
- 『広報まえばし』2007年12月15日 NO.1354(るなぱあく特集を掲載)
- 『氷島』:旧字旧仮名 - 青空文庫(「遊園地にて」を収録)
固有名詞の分類
- るなぱあくのページへのリンク