のっぺらぼう
のっぺらぼう
のっぺらぼう
のっぺらぼう
作者一乗谷昇
収載図書ショートショートの広場 16
出版社講談社
刊行年月2005.2
シリーズ名講談社文庫
のっぺらぼう
のっぺらぼう
のっぺらぼう
のっぺらぼう
のっぺらぼう
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/27 02:35 UTC 版)

のっぺらぼう(野箆坊)は、顔に目・鼻・口の無い日本の妖怪。また、転じて凹凸が(ほとんど)ない平らな状態を形容する言葉[2]。
概要
外見は人に近いが、その顔には目・鼻・口がないという日本の妖怪である。古くから落語や講談などの怪談や妖怪絵巻に登場してきた比較的有名な妖怪であり、小泉八雲の『怪談』の「貉(ムジナ、MUJINA)」に登場する妖怪としても知られる。また、しばしば本所七不思議の一つ『置行堀』と組み合わされ、魚を置いて逃げた後にのっぺらぼうと出くわすという展開がある。妖怪としての害は人を驚かすことだけで、それ以上の危害を与えるような話は稀だが、小泉八雲の作品由来と考えられるが、話の筋立てとして「再度の怪」という落ちがよく用いられる。
しばしば各地の物語ではタヌキやキツネ、ムジナといった人を化かすという伝承があり、動物がのっぺらぼうの正体としてあてられることもあるが[3][4][5]、これも八雲の怪談「狢」の表題が由来との説があり[5]。
また、肉塊の妖怪「ぬっぺふほふ」(ぬっぺっぽう)と関連すると思われるが、ぬっぺっぽうの外見は、顔(目鼻口)もあり、胴体がわりに顔にそのまま手足が生えたような妖怪だとされる[3](よって、この定義の「ぬっぺっぽう」に、右図の春町の木版画は当てはまらない)。
のっぺらぼうが登場する話
明和4年(1767年)の怪談集『新説百物語』には、京都の二条河原(京都市中京区二条大橋付近)に、顔に目鼻や口のない化け物「ぬっぺりほう」が現れ、これに襲われた者の服には太い毛が何本も付着していたという、何らかの獣が化けていたことを髣髴させる描写がある[6]。しかし正体が不明の場合もあり、寛文3年(1663年)の奇談集『曽呂利物語』では、京の御池町(現・京都市中京区)に身長7尺(約2.1メートル)ののっぺらぼうが現れたとあるが、正体については何も記述がない[7]。民間伝承においては大阪府[8]、香川県の仲多度郡琴南町(現・まんのう町)などに現れたと伝えられている[9]。
小泉八雲の「貉」

以下は小泉八雲の「貉(ムジナ)」のあらすじであるが、作中に「のっぺらぼう」という言葉は登場しない[3]。
江戸は赤坂の紀伊国坂は、日が暮れると誰も通る者のない寂しい道であった。ある夜、京橋の老商人が通りかかると若い女がしゃがみこんで泣いていた。心配して声をかけると、振り向いた女の顔には目も鼻も口も付いていない。驚いた商人は無我夢中で逃げ出し、屋台の蕎麦屋に駆け込む。蕎麦屋は後ろ姿のまま愛想が無い口調で「どうしましたか」と商人に問い、商人は今見た化け物のことを話そうとするも息が切れ切れで言葉にならない。すると蕎麦屋は「こんな顔ですかい」と商人の方へ振り向いた。蕎麦屋の顔もやはり何もなく、驚いた商人は気を失い、その途端に蕎麦屋の明かりが消えうせた。文中では紀伊国坂に出るムジナ[注 2]を老商人が見た話、とのみあるが[10][11]、要はムジナが人に化けて老人をたぶらかした話であると評論においては解釈される[12]。
津軽弘前のずんべら坊
巌谷小波による『大語園』などでは、のっぺらぼうはずんべら坊(ずんべらぼう)の名で記述されており、津軽弘前の怪談として、與兵衛という喉自慢の男が、隣村から帰る山道で同じ唄を美声で歌うに聞きほれ、「誰だ」と尋ねると「俺だ」と答えた者が「ずんべら坊」だった。仰天の余り隣村に逆戻りし、知人宅を叩き起こして伝えようとすると、その知人の顔もまたずんべら坊だった、という話がある[13][14][15]
岐阜の土岐氏
戦国武将森長可の『兼山記(かねやまき)』によれば、久々利城城主、土岐三河守(久々利頼興)が悪五郎と称した若いころ、久々利山を夜中に、狩猟のため分け入った際、「長(身長)1丈ばかりの山伏」に遭遇し、組み伏せたところ消えたのでそのまま下山し長保寺で住持(僧)に次第を語ると、僧侶が手を打ち「その化生の者はこんなだったか」と言ったととたん、屋内から「鼻も目もない白瓜のごとき顔のもの限りなく出で来」て、抜刀もままならないので、命運尽きたかとあきらめたところ、風吹いて寺など露と消え、あたりは野原になった、という話である[16][17]。
熊本の重箱婆
肥後の「ノッペラポンの話」として、次のように伝わる:熊本の法華坂には、重箱婆という者が出ると噂され、正体不明だが怖がられていた。その坂の茶屋で旅人がたたずみ、温かい食べ物を注文し、おかみさんに噂を訪ねると、「出るとも」「重箱婆ってこぎゃんとたい」と答えて目鼻口のない顔を見せた。旅人が坂下の茶屋まで逃げて、そちらの女性に見た話を伝えたが、おなじような台詞で「のっぺらぽん」の顔で振り向いて見せた[18]。肥後の類話では「のっぺらぼん」とつくる[19]。
篠山の怪談七不思議「土手裏のおちょぼ」
兵庫県篠山町(現在の丹波篠山市の一部)に伝わる怪談の2つめに、のっぺらぼうの少女(おちょぼ)が登場する「土手裏のおちょぼ」がある。俗に土手裏と呼ばれた藪の小道を夜に通ると、おかっぱ頭のおちょぼに遭遇する。声をかけると振り返り、その顔は「目も鼻もないヅンベラボウである」[20][21]。
置行堀との組み合わせ

(置行堀の話が展開され、魚を置いて逃げた後)
釣り人が息を切らして置行堀から逃げ出すと、蕎麦屋の屋台を見つける。蕎麦屋の主人は何か作業をしてこちらに背を向けており、顔はわからない。釣り人は恐ろしいことがあったと堀での出来事を話すが、蕎麦屋の主人はまったく驚かず、振り向いた顔には目も鼻も口もなかった。再び驚いた釣り人は今度は自宅に飛んで帰ると、何か作業をして後姿の女房は何をそんなに急いでいるかと聞く。息も絶え絶えに女房にのっぺらぼうにあったと話すと、女房はこちらに振り向き「こんな顔だったか」と目も鼻も口もない顔を見せる。驚いた釣り人は気絶した。
起源説
中国ののっぺらぼう
紀昀の『閲微草堂筆記』「如是我聞」の部(1791年刊)によれば、崔荘の旧宅に張雲會という奴隷がおり、主人の言いつけで茶道具を運んでいたところ、庭の木の影に髪を垂らした娘が潜んでいた。女中(のサボり)かと思って掴んだところ、振り返った娘の顔は真っ白で、目も鼻も口もなかった、とある。男は絶叫して地に仆れてしまった。口さがない者らは、昔からそういう物の怪のたぐいは出るものさ、と言ったり、娘があざとく白布で顔を覆って化けて見せたのさ、と推理を述べたりしていた[24][25][26]。
霽園主人(和邦額)著『夜譚随録』(18世紀末)に見える「紅衣婦人」という一篇も、のっぺらぼうの話である。北京皇城西安門内の西十庫で酒を飲んでいた男たちの内の一人が放尿に行くと、紅い衣装を来た女が地にかがみ込んでおり、男がからかい後ろから抱きついて女の顔を見ると、豆腐のように白く顔があいまいであった[28][29][25][30][26]。
再度の怪

「むじな」(の類話[注 3])では、二度にわたって人を驚かせるという筋立ての怪談の典型であるが、これは「再度の怪」と呼ばれ、他にも「朱の盆」[31][30][32]や「大坊主」などの話がある。
このような「再度の怪」の怪談は、中国古典の『捜神記』にある「夜道の怪」の影響によるものとされる[33][32]。例に挙げられているのは、じつは『捜神記』所収の「琵琶鬼」[34]と「兎怪」[35]の二編[36]である。前者は(卷十六・三八九話)「鼓琵琶」、後者は卷十七・四〇六話「頓丘鬼魅」などとも称される[37]。
南方熊楠は、上述『兼山記』所収の説話( § 岐阜の土岐氏)には「鼻も目もない白瓜のごとき顔のもの限りなく出で来る」という描写があり、ハーンの『狢』の「いずれも顔が卵のように目鼻口ともになかった」というのは、その「焼き直しであろう」としている[17][38]。
しかしハーン研究家の遠田勝の所見によれば、元からあった「再度の怪」のモティーフは[注 4]に、のっぺらぼうをはめ込んだのは、ハーンによる独創だとしており、各地のよく似た説話は、その派生だとする。上述の『大語園』所収の話( § 津軽弘前のずんべら坊)には「卵のよう」だという表現があり、ハーンがもちいたと同じ表現の痕跡が残ったものとする。荒木精之が昭和期に採集した話( § 熊本の重箱婆)も、ハーンが一時、熊本に逗留した履歴があるため、原話を得た源ではないかという説があるが、採集時期よりはるか以前に遡る話だとする根拠に乏しく、朱の盤系の、鬼面の女の話がハーンの影響でのっぺらぼう説話にアレンジされたとみるのが妥当だというのが遠田の見解である[39]。
ハーン以前の昔話。『兼山記』の久々利城説話については、ハーンとは独自に成立したもので、『曽呂利物語』より話を合成して作り上げたという仮説を立てている[39]。
類例
ぬっぺふほふ(ぬっぺっぽう)はぬっぺらぼうと関連する妖怪と思われるが、その典型的な画像(百怪図巻、化け物尽くし絵巻、化け物尽くし絵巻、百鬼夜行絵巻、化物之繪[41])では、ぶよぶよした肉塊で、贅肉の襞が目鼻口をかたどっているような姿である[42]。一応は顔ありで、頭部が胴体がわりなのが特徴なので、顔がない普通の人型ののっぺらぼうとは一線を画す、と少なくともマイケル・ディラン・フォスターは旧版(2015年)で述べているが[3]、ぬっぺっぽうは皮膚垂れが顔に見えるだけで、実際の目鼻口はない、とも解説される[43]。
ぬっぽり坊主

与謝蕪村の『蕪村妖怪絵巻』にあるのっぺらぼう(右図参照)。京都市の帷子辻に現れたとされ、雷のようにひかる目が尻についているのが特徴[44]。水木しげるの著作などでは「尻目」と表記され、人に会うときは全裸だが、その脱いだ服を抱えているという描写がされている[45][46][47]。
白坊主・黒坊主
白坊主、黒坊主のいずれも、のっぺらぼうの一種であると水木しげるは解説している[48]。
目も鼻もない女鬼
女鬼(めおに)の名前については不明だが、『源氏物語』「手習」の記述に、「昔いたという目も鼻もない女鬼(めおに)~」といった記述があり、のっぺらぼうの源流と見られる妖怪(顔のない鬼)が平安時代から言い伝えられていた[49]。
綾織村駒形神社縁起
時代は下って、『遠野物語拾遺』によれば、綾織村駒形神社(現・遠野市綾織町)が建てられた由来は、むかし「旅人が目鼻もないのっぺりとした子供に赤頭巾をかぶせたのを背中におぶって通りかかった」とあり、その旅人がこの場所でたたずんだとも、この地で死んだとも伝わるが、それがきっかけという[50]。
のっぺらぼうの伝承には、このように口のあるタイプがあり、女鬼も記述の内容からも当時は口があったものとみられることからも西日本から東北地方にかけて、のっぺらぼうの類は、目鼻がないとしか記述されていないことが分かる[独自研究?]。
お歯黒べったり
お歯黒べったりはのっぺらぼうの類種とされる[43]。女性の妖怪で、お歯黒の口はあんぐりと開くが、目も鼻もない。「のっぺらぼうで、口を開けてニタニタと笑」うと形容される[51]。
ケナシコルウナルペ
ケナシコルウナルペは アイヌに伝わる女の邪神。普通は髪に顔が隠れているなどと形容されるが[52]、村上の辞書によれば、目と口がなく、鼻のみの怪女で、顔面は黒いという伝承もある[53]。
比喩
凹凸がなく、すべすべした物体(卵など)の形容にも用いられる。また、自分の考えや主義主張を持たない無個性な人物の形容にも用いられることがある。
脚注
注釈
出典
- ^ 恋川春町「ぬつへつほう」『妖怪仕内評判記(ばけものしうちひょうばんき)』 下巻、鱗形屋孫兵衛、1779年、第9葉表頁。NDLJP:9892372/1 。
- ^ 『のっぺらぼう』 - コトバンク
- ^ a b c d e Foster, Michael Dylan (2015). The Book of Yokai: Mysterious Creatures of Japanese Folklore. University of California Press. pp. 208–210. ISBN 978-0-520-95912-5
- ^ 村上健司編著『日本妖怪大事典』角川書店〈Kwai books〉、2005年、255頁。 ISBN 978-4-04-883926-6。
- ^ a b “小泉凡のエッセー「八雲と妖怪」】 第5回目は「のっぺらぼう」”. 小泉八雲記念館. 2025年5月31日閲覧。
- ^ 高古堂小幡宗佐衛門 著「新説百物語」、太刀川清校訂 編『続百物語怪談集成』国書刊行会、1993年、216頁。 ISBN 978-4-336-03527-1。NDLJP:13436831 。
- ^ 編著者不詳 著「曾呂利物語」、高田衛編・校注 編『江戸怪談集』 中、岩波書店〈岩波文庫〉、1989年、63-65頁。 ISBN 978-4-00-302572-7。
- ^ 山川隆平「船場怪談」『民間伝承』26巻2号、1962年4月5日、82頁、2010年8月21日閲覧。
- ^ 北條令子「海と山の妖怪話」『香川の民俗』通巻44号、香川民俗学会、1985年8月、7頁。
- ^ Hearn, Lafcadio (1907). “Mujina”. Kwaidan: Stories and Studies of Strange Things. Leipzig: Bernhard Tauchnitz. pp. 91–92
- ^ ラフカディオ・ハーン 著、毛利孝夫 訳「ムジナ」『怪談〈怪異なるものの物語と研究〉』藤田安正, 武内桂舟(画)、望林堂、2022年 。
- ^ 西田義和「KWAIDANの文体-2-」『東洋大学紀要 教養課程篇』第22号、1983年3月、107頁、NDLJP:1770844。
- ^ 巌谷小波、巌谷栄二 編「すノ部. 一四〇、ずんべら坊」『大語園』 第5巻、平凡社、1935年、512?頁。NDLJP:1212232 。
- ^ 『日本妖怪大事典』、188頁。
- ^ フォスター要約、所引:志村有弘編、『日本ミステリアス妖怪・怪奇・妖人事典』、勉誠出版、2011年、73頁。 ISBN 9784585200055。
- ^ 塙保己一 編「第六百十七 兼山記 §土岐三河守由来の事」『続群書類従』《第21輯ノ下 合戦部》平凡社、1923年、304–305頁。NDLJP:936495 。
- ^ a b 南方熊楠『南方熊楠全集』《第5巻(雑誌論考 3)》平凡社、1972年11月24日、475頁 。
- ^ 荒木精之『肥後民話集』 続、地平社、1944年、127–130頁。NDLJP:1450605 。
- ^ 木村祐章 『肥後昔話集』《全国昔話資料集成 6》、岩崎美術社、1974年、90頁、フォスター所引・要約[3]。
- ^ 奥田楽々斎「[page=174 旧篠山町(現篠山町の内)]」『多紀郷土史考』 下巻、多紀郷土史考刊行会、1958年。NDLJP:2995217 。 ([[s:ja:篠山の怪談七不思議|]])
- ^ 朝里樹監修、御田鍬、木下昌美『日本怪異妖怪事典近畿』笠間書院、2022年、208頁。 ISBN 978-4-305-70961-5。
- ^ 紀昀 (1866). “第3. 如是我聞 [Part 3 of 5. So Have I Heard]” (中国語). 閱微草堂筆記 [Notes of the Thatched Abode of Close Observations]. 連元閣. 巻之二、第30葉裏–31葉裏 . "崔莊舊宅..奴子張雲會夜往取茶具、見垂鬟女子潛匿樹下、.. 女子突轉其面、白如傅粉、而無耳目口鼻"
- ^ a b 藪野直史 (2017年4月21日). “柴田宵曲 續妖異博物館 「ノツペラポウ」附 小泉八雲「貉」原文+
戶田戶川明三(正字正仮名)訳”. 鬼火 Le feu follet. 2025年9月17日閲覧。 - ^ 『閲微草堂筆記』[22]、やぶちゃん抜粋[23]。
- ^ a b 柴田宵曲「ノツペラポウ」『続・妖異博物館』青蛙房、1963年、109–111頁。NDLJP:9581005。 再版、ディスカヴァー・トゥエンティワン, 2005年
- ^ a b 實吉達郎 『中国の鬼神 天地神人鬼』2005年 新紀元社 334–336頁
- ^ 霽園主人「紅衣婦人」『夜譚随録 [Jottings of nighttime talks]』厚徳堂、1803年、巻之四: 第42葉裏–43葉表 。
- ^ 『夜譚随録』「紅衣婦人」:"無眉目口鼻但見白面糢糊如豆腐然"[27]、やぶちゃん抜粋[23]。
- ^ 奥野信太郎「中国の幽霊」『世界』第193号、岩波書店、1962年1月、267頁、NDLJP:3366749。 奥野信太郎『紅豆集: 随筆』桃源社、1962年、203頁。NDLJP:1671277 。
- ^ a b c 京極夏彦、多田克己編著『絵本百物語: 桃山人夜話』国書刊行会、1997年、21–22頁。 ISBN 9784336039484 。
- ^ a b 柴田宵曲「再度の怪」『妖異博物館』青蛙房、1963年、40–43頁。NDLJP:9580935。 再版、ディスカヴァー・トゥエンティワン, 2005年
- ^ a b 京極夏彦、多田克己編著『妖怪図巻』国書刊行会、2000年、152頁。 ISBN 978-4-336-04187-6 。
- ^ 柴田 (1963a)、「一つ目小僧」、18–23頁
- ^ 「琵琶鬼」、
「捜神記」『中国怪奇小説集』。ウィキソースより閲覧。
- ^ 「兎怪」、
「捜神記」『中国怪奇小説集』。ウィキソースより閲覧。
- ^ 柴田 (1963a)、「再度の怪」、43頁
- ^ 柳瀬喜代志「『淮南子』所出「東海孝婦」話をめぐって--20巻本『捜神記』再編考」『中国詩文論叢』第12号、中国詩文研究会、1993年10月、29頁、NDLJP:7955866。 柳瀬喜代志『日中古典文学論考』汲古書院、1999年。 ISBN 9784762934247 。
- ^ 南方熊楠(著)、原田健一(編)「『続々南方随筆』草稿中の未発表原稿 Ⅱ」『熊楠研究』第6号、南方熊楠研究会、2004年3月、286–288頁。
- ^ a b 遠田勝「「日本」を語るオリエンタリズムの誕生と近代日本における「民話」の創出」『研究成果報告書』、科学研究費助成事業、2018年5月21日 。
- ^ 化もの絵巻(目録) @徳島県文化の森総合公園/とくしまデジタルアーカイブ
- ^ これら絵巻を列挙するフォスターは、「Bakemono emaki」とするが、徳島県立博物館所蔵の「化もの絵巻」[40]には欠くので、「化物之繪」に訂正した。
- ^ Foster, Michael Dylan (2024). “Village and City”. The Book of Yokai, Expanded Second Edition: Mysterious Creatures of Japanese Folklore. University of California Press. pp. 258–259. ISBN 9780520389557
- ^ a b 河野隼也 (2020). “Nuppepō, Nopperabō”. Kimi no tonari ni iru riaru yōkai zukan. Seitosha. pp. 50, 88. ISBN 9784791684731
- ^ 湯本豪一『妖怪百物語絵巻』国書刊行会、2003年、108–109頁。 ISBN 978-4-336-04547-8 。
- ^ 水木しげる『カラー版 妖怪画談』岩波書店、1992年、142-143頁。 ISBN 4-00-430238-2。
- ^ 水木しげる『決定版日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』講談社〈講談社文庫〉、2014年、380頁。 ISBN 978-4-06-277602-8。
- ^ 水木しげる『Yāoguài dà tújiàn (rìběn guóbǎo dàshī, guǐtàiláng zuòzhě, yāoguài bóshì shuǐmù mào shǒucì shòuquán quán cǎi tújiàn)』奇幻基地、2022年、91頁。 ISBN 9786267094365 。
- ^ 水木しげる「白坊主」『水木しげるの妖怪文庫 1』河出書房新社〈河出文庫〉、1984年7月、76–80頁。 ISBN 4-309-47055-6。NDLJP:1216980。 再掲:水木しげる『図説 日本妖怪大全』講談社〈講談社+α文庫〉、1994年、244頁。 ISBN 978-4-06-256049-8。NDLJP:13253804。
- ^ 京極 & 多田 (1997), p. 23.
- ^ 柳田國男「遠野物語拾遺 11」『遠野物語 増補版』-郷土研究社、1935年6月、174?頁。NDLJP:1466178。 グーテンベルク21版、1999年
- ^ 岩井宏実「お歯黒べったり」『日本の妖怪百科: 絵と写真でもののけの世界をさぐる』 3 里の妖怪、河出書房新社、2000年4月1日、56–57頁。 ISBN 9784309613833 。
- ^ 加藤惠「特別企画 県別・日本妖怪事典」『歴史読本』第34巻24/通号515、Kadokawa、1989年12月、311頁、NDLJP:7975468。「ニタッウナラベ:女の姿をした妖怪で、髪が長い。顔の方にも垂れているので、前後がわからない。ケナシウナラペともいう」
- ^ 村上健司 編「妖怪事典」毎日新聞社、2000年、153頁。 ISBN 978-4-620-31428-0。
関連項目
外部リンク
のっぺらぼう
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/20 01:08 UTC 版)
「ゲゲゲの鬼太郎 復活! 天魔大王」の記事における「のっぺらぼう」の解説
※この「のっぺらぼう」の解説は、「ゲゲゲの鬼太郎 復活! 天魔大王」の解説の一部です。
「のっぺらぼう」を含む「ゲゲゲの鬼太郎 復活! 天魔大王」の記事については、「ゲゲゲの鬼太郎 復活! 天魔大王」の概要を参照ください。
- のっぺら‐ぼうのページへのリンク