その他の基本システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 10:13 UTC 版)
「絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-」の記事における「その他の基本システム」の解説
所持金 シリーズでは初めて金銭の概念が導入された。イベントで増減し、コンビニなどで買い物を行うことが可能。持ち物を買い取ってくれる人もいる。但し、コンビニの場合は行く先々で偽店長の熊沢が不当な金額で商売をしている為、まともな買い物が出来る機会は殆ど無い。 『巨影都市』同様、所持金と持ち物の値打ちを合わせた総額が「総資産」として表示される。主人公の行動次第では資産を数十万、数千万と一気に増やすことが可能だが、基本的に善行で所持金が増えることは無いため、人を騙したり大金を吹っ掛けるなどの悪事に手を染めることになる。悪事を行うことによるリスクも基本的に無いため、一部の大金が必要なイベントをこなすためには積極的に悪事を行わなければならない。 善行ポイント、悪行ポイント 主人公の取った行動で上昇するポイント。善行か悪行を行うとそれぞれ上昇する。但し、合計値が一定以上になるとトロフィーが手に入るだけでゲームに直接的な影響は一切無い。 ポイント上昇の基準は基本的に主人公の主観であり、一般的な善行・悪行がポイントに影響するとは限らない。ストーリー上で犯す犯罪で悪行ポイントが上がることはほぼ無く、寧ろ善行ポイントが上がることすらある。明らかな犯罪行為を行っても悪気が無ければ悪行ポイントが上がらなかったり、悪事に加担しても良かれと思ってやれば善行ポイントが増えるケースもある。一方、悪態を吐いただけで悪行ポイントが上がったり、犯罪組織のアジトを脱出する為に爆弾を仕掛けると悪行ポイントが強制的に激増するなどと言ったパターンもあり、善悪の判定は極めて曖昧である。 防災マニュアル 前作に続き、災害における避難方法、被災地での生活、防災などに関する知識を記した防災マニュアルが至る所で入手・閲覧可能。ストーリー進行に伴ってマニュアルがほぼ揃う前作と違い、本作は特定の人に話しかけるなどの条件を満たさなければ手に入らないものが大半である。また、入手時は画面端にアナウンスが出るのみで、閲覧は後で好きなタイミングで行える。一部のマニュアルを除いて、前作のように入手の度に閲覧するか聞かれる事は無い。 しかし、前作では入手したマニュアルを実際にゲーム内でシミュレーションできたのに対し、本作のゲーム内ではマニュアルを生せる機会は無い。 アップデート(Ver.1.09)によってコンパニオンアプリ「絶体絶命都市防災マニュアル」と連動が可能になり、スマートフォンからも閲覧が可能になった。但し、最初から解禁されている一部のマニュアル以外はゲーム中で入手しなければ閲覧できない。 人物リスト 作中で出会った人々の写真と、その人物に対する主人公の解説が記録される。主要人物のみならず、モブキャラクターも多数追加される。名前が判明していても、名前ではなく「〇〇の人」などと紹介されるケースもある。主要人物の解説が簡潔だったり、逆に脇役やモブキャラクターが細かく解説されているケースもあったりと、記述の基準は曖昧。後日談シナリオで追記されたキャラには名前の傍に★が表示される。 ラジコ アイテム画面からradikoを使用する事で震災についての情報をリアルタイムで聴く事が出来る。主人公の取った行動で内容が変化する事がある。エリアによっては電波が届かず使用できない場合もある。移動中やメニュー画面に流れ続けるが、イベントに入る他、人に話しかけたり扉を開けても一時中断される。 選択肢 旧作同様、ゲームの進行途中で主人公の台詞や行動をプレイヤーが選択する場面があるが、他者を優先する判断や冷酷な判断の他に、人道に反した行為、ふざけた言動など、あきらかにその場の雰囲気にそぐわないような選択肢も含まれている。また、今作は選択肢の中にメタフィクションに走ったものもある。 但し、殆どの選択肢はその場の主人公の態度と直後の相手の反応が変わるだけで、アイテムや金銭や善行・悪行ポイントへの影響を除けば、会話の流れやストーリーそのものに変化はほぼ無い。主人公の心情を決める選択肢など、どれを選んでも反応自体変わらないものも多く、中には選んだ選択肢がそのままテキストで再表示されるだけのものも少なくない。 同行者 旧作同様、主人公に同行するキャラが2人存在する。どちらも女性(ヒロイン)で、前作と同じく男性同行者はいない。旧作のような同行者によるルート分岐や、同行者への好感度といったものは存在せず、また、ストーリーの殆どを同行者と過ごした旧作と違って今回は一定期間のみの同行となる。そのため前3作のように、主人公と同行者が互いの名前を呼び合う事自体が無く、前3作で恒例だった「好感度の上昇で、主人公とヒロインの呼称が名字呼びから名前呼びに変化するイベント」も廃止されている。 ダメージを受けたり死亡しないのは旧作と同じだが、今回は段差を越えることも出来なくなっており、進めない地形や扉を通過した際には主人公の傍に瞬間移動してくる。 アップデートによって一部の状況に限り、『巨影都市』同様に着替えを勧めることが可能になったが、着せられるコスチュームは極めて少ない。 シナリオの分岐 今作では最終日である6日目を除いてストーリー中の分岐が無く、5日目までは完全に一本道のシナリオとなっている。最終日に限り、どこを目指すかによって二つのルートに分岐し、それぞれ全く違った展開とエンディングを迎える。旧作のような多数のエンディングは無く、エンディングの種類は二つのみ。空港ルートのみ、選択肢や同行者の有無でエンディングの多少の変化はある。
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