さまざまな版とは? わかりやすく解説

さまざまな版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 17:04 UTC 版)

湯浅真沙子」の記事における「さまざまな版」の解説

歌集 秘帳』1951年11月 初版 風俗文献社(函入)判型82mm×168mm 補遺として次の4首が別にはさみこまれている。 灯を消して二人抱くときわが手もて握るたくまき太く逞し 握りしめわがほどのへに當てがひて入るればすべてを忘れぬるかな わらい繪をながめつつ二人その型をせんとおもへど出來ぬ可笑しさ 二度終へてまだきほいたつたくまき尺八すればいよいよ太しき 『歌集 秘帳』1956年12月 再刊 有光書房(函入)跋文斉藤昌三。判型は101mm×167mm(300円)2部以上売れたという。近世庶民文化研究所の会報瓦版」による草稿版(8首の対照) 『歌集 秘帳』(函入) 削除当局からの指導強制)により41首を削除したもの。約5000部を刷ったといわれる。(見返しが無削除版はクリーム色削除版が紫色という) 『歌集 秘帳(特装版)』1963年 那須書房 函入(780円) 『歌集 秘帳』2000年2月 皓星社エッセイ林あまり) 「日大芸術科通ってたらしい富山県出身らしい。著者身許はこれよりわからない数奇な運命辿って出版界異端児坂本篤のもとに持ち込まれ歌稿肉体悦び素直にうたいながら、短い結婚生活ののち夫を失い、自らも若くして不遇の死をとげた湯浅真沙子歌集50年ぶりの新装版。」(Amazon出版社/著者からの内容紹介) 『愛の歌集 秘帳』2005年12月 北溟

※この「さまざまな版」の解説は、「湯浅真沙子」の解説の一部です。
「さまざまな版」を含む「湯浅真沙子」の記事については、「湯浅真沙子」の概要を参照ください。


さまざまな版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 23:52 UTC 版)

ドン・カルロ」の記事における「さまざまな版」の解説

フランス語原典版初演のために作曲された版。上記出来事により、第4幕第1場でのエリザベッタエボリ二重唱などがカットされ原典版そのままの形で上演されることはなかった。この版はウィーン国立歌劇場蘇生演奏された際、演奏時間4時間以上かかったフランス語初演版(全5幕)カット経て初演使われた版。以上の版はグランド・オペラ習慣により第3幕バレエ音楽挿入されていた。 イタリア初演版(全5幕)アキッレ・デ・ロージェールがイタリア語翻訳した版。フランス語版音楽的にはほぼ同じ。67年6月4日ロンドン公演同年10月27日ボローニャ公演会場はテアトロ・コムナーレ)に使われそれぞれの版があるが、この2つの版はほぼ同じ内容といわれるボローニャ公演使用され楽譜ルッカ社から出版されたため、この版を“ルッカ版”ともいう。 1872年イタリア語版(全5幕)いわゆるナポリ版”。72年12月サン・カルロ劇場ナポリ)での上に際して以前にもヴェルディ協力したアントニオ・ギスランツォーニによって台本改訂された。改訂されたのは第2幕ロドリーゴフィリッポ第5幕エリザベッタカルロそれぞれの二重唱などの場面1884年イタリア語版(全4幕)84年1月10日ミラノ・スカラ座の上演にそなえ、大幅な改訂が行なわれた。バレエ音楽それまで第1幕全面カットカルロアリアのみが歌詞変え移調したうえで新し第1幕残された)して全4幕とし、また多く場面音楽改訂、また台本もデュ・ロクルとアンジェロ・サナルディーニによって更なる改訂が行なわれた。内容的音楽的に凝縮され密度の濃い版となったこともあり、特に1970年代以前はよく採用されていた(カラヤンなども好んで用いていた)。ヴェルディと関係の深いヨーロッパ有数音楽出版社リコルディ社から楽譜出版されたため、“リコルディ4幕版”とも呼ばれる1886年イタリア語版(全5幕)86年12月モデナのテアトロ・コムナーレでの上演の際に改訂されたもの。以前カットされ第1幕復活カルロアリア戻された)させ、バレエ音楽なしの5幕仕立てとされた。音楽的に84年イタリア語版をほぼそのまま用いており、第1幕戻って物語の流れ明確になっていることなどから、1970年代以降多くの上演で採用されるようになった。“モデナ版”、また、この版の楽譜リコルディ社から出たため、“リコルディ5幕版”とも呼ばれる主な版は以上のようになっており、現在の上演の際によく用いられるのは 2.、 5.、 6.の版。最後の版は序幕がないのでオーケストラの倍になるギャラ対策3時15以内になり、中規模歌劇場でも良く演奏される幾つかの版を組み合わせての上演も行なわれているため、どの版も決定版としては位置づけられない状態といえるかもしれない

※この「さまざまな版」の解説は、「ドン・カルロ」の解説の一部です。
「さまざまな版」を含む「ドン・カルロ」の記事については、「ドン・カルロ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「さまざまな版」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「さまざまな版」の関連用語

さまざまな版のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



さまざまな版のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの湯浅真沙子 (改訂履歴)、ドン・カルロ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS