お供の猫たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 01:43 UTC 版)
「美少女戦士セーラームーンの登場人物」の記事における「お供の猫たち」の解説
セーラー戦士たちをサポートし、人間の言葉を喋る不思議な猫。セーラー戦士以外の人間の前では普通の猫らしく振る舞っている。額に三日月の模様があり、この模様を絆創膏などで覆われると人間の言葉を話せなくなる。名前は雌雄を問わず、月の女神(または月神と習合した女神)に由来する。 元々はシルバー・ミレニアムに仕えており、王国滅亡の際はクイーン・セレニティによってコールドスリープに就いた。地球人に転生したセーラー戦士を感知できるなどの不思議な力を持ち、シルバー・ミレニアムのロストテクノロジーによってゲームセンター(実写ではカラオケ店)「クラウン」の地下に秘密の指令室を建て、変身アイテムや通信機などの不思議な機械を作り出す。 原作及び『Eternal』ではマウ星という惑星から来たマウ星人。人型と猫型の姿を持つが、どちらが本来の姿なのかは不明。 ルナ 声 - 潘恵子(テレビアニメ版・実写ドラマ版) / 広橋涼 演 - 小池里奈 / 石村とも子 うさぎのパートナーで雌の黒猫。世話焼きなしっかり者で、セーラーチームのお姉さん的存在。名前の由来はローマ神話のルナ。瞳の色は原作と実写版が青、テレビアニメと『Crystal』では赤。「三日月ハゲ」や「黒助(テレビアニメの星野光からのあだ名)」と呼ばれるのを嫌う。うさぎの不在時は亜美と一緒にいることが多い。 うさぎ、亜美、レイ、まことを見つけて、変身アイテムのブローチや変身ペン、通信アイテムの通信機を授けた。うさぎと同居し、うさぎをちゃん付けで読んでいるが、時々呼び捨てにすることもある。うさぎの母・育子の料理が大好物。『かぐや姫の恋人』では、宇宙翔に恋をした。 人間形態はウェーブがかった黒髪の美少女で、テレビアニメ版でも唯一人間態を見せた(『かぐや姫の恋人』を参照)。外見設定はうさぎより1つほど年下。原作 クイン・メタリアとの決戦で「幻の銀水晶」を解放したうさぎの体に、意識を乗り移らせて力を貸した。第5期では同郷のセーラーティンにゃんこに傷を負わされて喋れなくなり、セーラーレテによってスターシードを奪われ消滅して以来登場しない。 テレビアニメ 能天気なセーラー戦士に頭を抱え、真面目な亜美を信頼しているが、亜美まで羽目を外した時は嘆くのがお約束。四天王のクンツァイトとの戦いで傷を負い、最終決戦には欠席した。転生したうさぎたちが仲間だった記憶を失くしたことを悲しむが、再会を信じているアルテミスに励まされた。 夜天光の家に入った際に優しくされ、夜天のファンになる。 実写ドラマ 喋るネコのぬいぐるみとして登場する。「幻の銀水晶」の影響で、くしゃみをすると人間の小さな女の子に変身し、愛と小さきものたちの戦士・セーラールナ(実写版のみ登場したセーラー戦士を参照)に変身できるようになる。 ミュージカル バンダイ版では初演のみ登場し、人間が演じた。乃木坂版ではパペットとして登場した。 アルテミス 声 - 高戸靖広 / 大林洋平(Crystal)、村田太志(Eternal) / 山口勝平(実写ドラマ版) 演 - 姫野ケンジ(ミュージカル版) 美奈子のパートナーで雄の白猫。少しとぼけたところもあるが、クールで真面目な性格。瞳の色は黄緑(テレビアニメ版では青)。名前の由来はギリシア神話のアルテミス。 美奈子の兄的存在で、お調子者の美奈子に頭を悩ませる。ルナに想いを寄せている。 『コードネームはセーラーV』の準主人公で、美奈子をセーラー戦士に覚醒させた張本人である。原作とテレビアニメ版では美奈子を「美奈」と呼ぶが、実写版と『Crystal』では「美奈子」と呼んでいる。原作 第4期及び『Eternal』からは人間形態に変身できるようになり、この時の姿は白い長髪の美青年である(テレビアニメ版や実写版では人間形態は登場しない)。原作第5期ではシャドウ・ギャラクティカの襲撃に巻き込まれ、スターシードを奪われて消滅したのを最後に登場しない。 テレビアニメ 美奈子としばらくイギリスのロンドンに滞在していた。第46話ではうさぎたちが仲間だった記憶を失って落ち込むルナに「また、めぐり会えばいいんだよ」と声をかけて励ます。一方、第48話では、先にうさぎ以外の四人の記憶も戻して戦わせようとするルナに反発する。スケベな一面もあり、寝坊して着替える美奈子を凝視した(その時怒った美奈子に服を投げられた)。 実写ドラマ 喋るぬいぐるみとして登場する(時々CGになる)。前世の記憶や病気のことを一人で抱え込んで戦おうとしている美奈子を心配している。ミュージカル版の扱いはルナと同様。 ダイアナ 声 - 西原久美子 / 中川翔子 ちびうさのパートナーの雌の灰色猫で、ルナとアルテミスの未来の娘。名前の由来はローマ神話のディアナ(英語読みでダイアナ)。テレビアニメ版では瞳の色は赤色、『Crystal』ではマゼンタ。ちびうさを「スモール・レディ」と呼んでいる。原作では第2期、テレビアニメ版では『SuperS』編、『Crystal』版ではブラック・ムーン編で初登場。 まだ子猫だが、真面目な性格で規則には厳格。敬語口調で喋る。人間形態は灰色の巻き毛の少女(テレビアニメ版では人間形態は登場しない)。テレビアニメ版『セーラースターズ』編ではネヘレニア復活編のみの登場で、シャドウ・ギャラクティカ編には登場しない。ミュージカル版には登場しない。 原作第5期ではシャドウ・ギャラクティカの攻撃が30世紀の世界に影響し、セーラープルートに頼んで20世紀に行くが、シャドウ・ギャラクティカに両親共々殺されてしまい、ちびうさが20世紀に戻る決意を固めることになる。 没案では月に漂流したセーラー戦士の仲間になる妖精という設定だった。見た目はうさぎに似ているが生意気な性格だったようで、この辺りはちびうさに引き継がれた様子。
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