『魚辰』の関連人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 02:34 UTC 版)
「築地魚河岸三代目」の記事における「『魚辰』の関連人物」の解説
赤木旬太郎(あかぎ しゅんたろう) 元銀行員。妻の父親の跡取りとして、まったく勝手のわからないまま、築地魚河岸の仲卸『魚辰』を三代目として継ぐことになった。周りからは基本的に『三代目』と呼ばれる。持ち前の明るさ、見事な食いしん坊っぷり、一度食べた味を忘れない天性の舌の記憶、破天荒な行動力で周りの人々を魅了していく。 戸川英二(とがわ えいじ) 元板前。割烹「天海」で料理・包丁の腕を磨いていたが、酔客とトラブルを起こして店を追い出され、『魚辰』で働く。河岸の仕事、料理の腕とも一流で魚辰の大黒柱。場外市場の小料理屋「ちあき」を営む千秋と結婚。 当初は素人である三代目を快く思っておらず、冷たい態度を取ることもあったが、徐々にそのすぐれた味覚と仕事に対する姿勢を認め、三代目をサポートすることに喜びを感じるようになる。 東京都のフグ調理師の免許を持っている。 喫煙者であり、吸っている銘柄はセブンスター。 平井雅(ひらい まさ) こてこての江戸っ子気質。向こう見ずで短気な性格から、何かといざこざも起こすが、威勢の良さと調子の良さで河岸のムードメーカー的存在。無類の競馬好き。大衆魚については英二も認める確かな仕事をし、英二の能力を尊敬している。ゴルフが上手いという意外な特技がある。25巻で店員仲間のエリと結婚。小学校の頃のあだ名は平井雅→ひらいまさ→ヒラマサで、ヒラマサと呼ばれ、小学校3年の頃「泳げそうな名前」と言われ、カナヅチなのに水泳大会に出たことがある。酒好きで、飲みすぎをエリに注意されることもある。 ちなみに英二と同じく喫煙者である。 木村拓也(きむら たくや) 御前崎の漁師の息子。勉強家で魚の知識が豊富であり、一生懸命な三代目をしっかりとサポートしアシストする。「脂ののった戻りガツオのように一人前になるまで故郷に帰ってくるな」という父の言葉を胸に、日々努力をしている。ちなみにカツオは好物で、マナガツオをライバル視している。目を開くと顔が怖い。 平井(旧姓:菊野)エリ(ひらい(きくの) えり) 魚辰のお帳場で働く女性店員。電卓で相手の頭を叩く突っ込みは魚辰の名物。好きな食べ物はフグや茂助のだんご、吉野家の牛丼など。25巻で雅と結婚。 青木ヶ原卓哉(あおきがはら たくや) 11巻「猫かぶりのカマス」より登場。元は塩干物の老舗「干青」の跡取りだったが店がつぶれ、魚辰に再就職する。拓也と区別するため若(わか)と呼ばれる。最初は要領ばかりが良くて魚辰の雰囲気から浮いていたが、その後はすっかりなじんだ。父親の干物に対する情熱と自分への想いを知り、いつか店を再興する決意をする。拓也とは親友になり、良いコンビに。鮮魚の店の冬の寒さが苦手。 三船春彦(みふね はるひこ?) 35巻「築地の七不思議」より登場。仲卸「三船」の長男で大学を卒業後に家業を継ごうとした。だが父親から「仲卸になるには十年早い。なりたかったら築地の七不思議を探してこい」と言われる。紆余曲折あって魚辰で丁稚奉公として働くことになった。 大旦那 三代目の義父。魚辰の二代目にあたる人である。その粋の良さから河岸のゴッドファーザー的存在。引退しても陰ながら魚辰と三代目を見守っている。現在は船で世界を回っている。 赤木明日香(あかぎ あすか) 三代目の妻。グラフィックデザイナー。料理は苦手。夫を慕い、支え合っているが、お酒を飲むと威勢がよくなる一面も。近年、跡取りになる男児を出産した。
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