『日本ニュース』
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1940年4月 - 社団法人日本ニュース映画社設立。 1940年5月 - ニュース映画統制の下に国策ニュース映画としての『日本ニュース』製作開始。当時の製作データ題字:高田正二郎 テーマソング作曲:野川香文 タイトル彫刻:日名子実三(鷹が日本を中心とした地球の上に立っているもの) タイトル撮影:林田重男 1941年5月 - 社団法人日本映画社に改組。 1945年10月 - 社団法人日本映画社を解散。 1945年12月 - 株式会社日本映画社に改組。 1946年1月 - 新たに『日本ニュース』第1号として再スタート。この時から東宝が配給を担当し、全国東宝系劇場で上映されることになる。テーマ音楽には『キージェ中尉』(セルゲイ・プロコフィエフ作曲)が使われた。 1951年12月 - 東宝の全額出資による株式会社日本映画新社(日映新社)に改組。 1952年1月 - 朝日新聞社と提携が成り、『朝日ニュース』に改題。 1976年4月 - 朝日新聞社との提携を解消。『日本ニュース』に復題。 1985年5月 - 公開時期を3週間に1回に変更。 1992年3月 - 取材活動を終了。 1992年9月 - 終刊。 ※1955年までの作品は『朝日ニュース』も含め、1978年1月にNHKが権利一切と戦前編264巻、戦後編312巻のフィルムを購入した。また、1955年以降の作品は『朝日ニュース』も含め日本映画新社が保有し続けていたが、2008年より同じ東宝グループ会社の東宝ステラに移管されている(日本映画新社は2009年に解散した)。なお、1946年までの作品は川崎市市民ミュージアムで視聴可能である。また、1945年までの一部作品は、2009年8月13日から10月12日までの期間限定ながら無料で「NHK 戦争証言アーカイブス トライアルサイト」にて公開された。なお2010年8月よりオープンした正式サイトでは、1940年 - 1945年までに公開された264本のうち254本(2016年7月8日現在、260本)が視聴でき、2011年5月18日から戦後編(2012年4月28日現在、1948年12月分まで、1-155号視聴可能)も公開された。 1940年の第1号から敗戦後の51年までの日映作品のうち、解説入りのダイジェスト版が1979年5月-80年3月、NHK総合テレビ『NHK特集 激動の記録』(全5回)として放映され、2008年にはNHKエンタープライズがDVDとして商品化。1946年-1951年の作品については、1990年代にNHK衛星放送で『ニュースで見る昔の日本』にて5分間に編集したものを放送していたこともある。 戦争期間中の冒頭の映像 第二次世界大戦が行われた最初の2年間には国民一致団結して戦争に勝利しようという願いをこめた映像字幕が上映されたことがあった。また最後には戦時国債などをPRする字幕を表示する回が不定期で設けられている。 第80号 - 第129号 まず冒頭に戦闘機(双発機)が上空を飛行する画像(それをバックに発行号数)→海軍戦艦の砲身を写しながら「大東亜戦争完遂へ!」という字幕(縦書き) 第130号 - 第159号 日本と極東・東南アジア地域の地図をバックに「戦ひ抜け!大東亜戦争」→後に「撃ちてし止まむ」(縦書き)→引き続き発行号数(当初は地図をバック。その後ブラックバック)
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